三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

傾斜地からの打ち方(つま先下がり)

 今日も朝は10℃ほどと冷え込みましたが、朝から晴天の空が広がっていて昼にかけて23℃まで気温は上昇しましたが、午後からは雲が広がり徐々に肌寒くなる天気でした。
 朝晩の気温差が大きいのも今の時期の特徴で、徐々に冬に向かって季節は進行しているようです。


 さて昨日は、傾斜地からの打ち方(つま先上がり)というテーマで書きましたが、今日は逆につま先下がりのライからの打ち方になります。 


 フェアウェーであってもこの「つま先下がり」の場面はよくあり、通常のショットでも右に出やすいため対応が必要になります。
 ここで気を付けることは、右足を蹴り上げるフィニッシュをなるべく抑えるようにすることで、この動きはスライスに繋がる動きのため、スライスし易いライから余計に右に曲がりやすくなりますが、これは自分の持ち球にもよるため、ショット前に計算してどの程度の曲がりになるかをイメージすることが重要です。


 基本的に「〇〇上がり」の傾斜よりも「〇〇下がり」の傾斜の方が難しく、それはこの「つま先下がり」のほか「左足下がり」も同様で、それはスイングでのクラブヘッドの動きを考えてみれば分かることです。


 両手でクラブを持ってスイングする以上、バックスイングではクラブヘッドはどんなに球の垂直線上をアウトサイド側に引き上げても最終的にはインサイド側に引くしかなく、そうであれば切り返しもインサイドから下りてくるため、「〇〇下がり」の斜面ではインサイドからの動きになると必ず球より先に地面にヘッドが到達することになります。

  

 具体的には「つま先下がり」のライでも球の右側は必ず手前側が高くなるため、球にコンタクトしようとすると先に斜面に当たりやすくなりますし、それを避けようとすると球に届かないことになってしまいます。
 そのため急傾斜の「つま先下がり」のライでは、あまり身体を捻転させずアウトサイドインのスイングを心がけますが、その打ち方はスライスの打ち方になり、ただでさえフェースがこのライでは開いてしまうため、よりスライスが酷くなってしまいます。


 ただ緩傾斜のフェアウェーの場合、先にクラブフェースのヒール側が先に設地してフェースが急激に被ることで逆球になることもあり、フェアウェーだったらやりすぎは禁物でピンのやや左方向を狙う程度の対応で良いと思います。


 「つま先下がり」のライでは、右足を跳ね上げないように心がけるのも必要なポイントだと先に書きましたが、この動きはスライスの動きなので、スライスし易い場面で使ったら余計スライスになる動きになります。
 下半身を固め上体だけでスイングするとフック球になりやすいことを利用して、「スライス+フック=ストレート」という考えで挑むのがセオリーだということです。


 急斜面の場合はほとんどがラフからのショットになり、ラフからのショットではクラブフェースが引っ掛かってフックになったりもする予想外の球筋にもなるため、急斜面のラフからであれば基本は「刻む」意識で打つことです。


 私は「つま先下がり」からの場面では、傾斜の度合いに応じて姿勢をやや低くし併せてハンドダウンすることも意識します。
 急斜面では膝を曲げてお尻を椅子に座るような感覚で下げてバランスを取り、ショットの際は距離を欲張らず、下半身を固めて手打ちショットを心がけます。


 林の中からのショットと同様に距離を望まず脱出優先の気持ちで、次打で寄せ易い場所に運ぶという意識を持っていれば、期待値も下がりチョロなどの良くない結果でも「OBにならなければOK」と受け入れることができます。


 一番やってはいけないことは「取り戻そう」と良い結果を望むことで、傾斜地のラフに打ち込んだ以上それはトラブルであり、その時点でボギーオンを目指してダボは叩かないコースマネジメントに切り替えることです。
 ボギーオンできれば寄せ1のパーも期待できるし、ボギーでホールアウト出来れば何も問題はないということです。