三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日は滝川に練習に行く

 今日は火曜日ですが、朝起きたときにやや腰に違和感があり、午前中に滝川の整形外科クリニックに行きました。
 いつものように痛み止め注射の後に腰の牽引をしてもらいましたが、先週にずっと22㎏だったものを23㎏まで上げてもらっていますが、かなり効果はあるように感じています。

(注射の回数が多くなり、左右の腕には注射痕が数多くあるので、もし職質されると怪しい薬の常習者と疑われそうです)


 治療後は腰の痛みもなくなり、当初は4年前に住宅を借りることになっていた赤平市や深川市まで行ってみようと思い、それまで滝川市民ゴルフ場の練習グリーンで軽く練習しようと思い直しました。

(遠くの山頂にはまだ雪が残っています。暑寒別岳でしょうか?)


 結局、暇つぶしに行くところはゴルフ場くらいしかないもので、練習が終わってお昼はマックでドライブスルーを使ってセットを購入し、駐車場で食べてから赤平もしくは深川に回っても時間はあると思ったのです。

(こちらはアプローチ練習場。画面右外から年配者2人が練習していました)


 練習場に着くとアプローチ練習場では年配の方がこれも年配の方にアプローチを教えていて、グリーン上には球がたくさん転がっていたので、別のパット専用グリーンでパットの練習をすることにしました。
 そのうちに球は転がっているものの、打っている様子が無く、左方の空いている場所でアプローチ練習を始めます。

(私は2個の球で練習しますが、2人は籠一杯の球で練習していて、右半分は球が散らばっていました)


 最初は深いラフからのアプローチを58度で練習しましたが、そのうちグリーンの周囲でラフからラフへハンドレートで上げる球を打つ練習をしていました。
 すると、年配者で教えている方が「先に帰る」と言って離れて行ったので、私もグリーンに向かって打てるようになり、ついでに教わった方に「大変ですね」と声をかけました。


 それまで教えている内容を聞いていると、この方に教える人が「こうはダメ、こうしなければダメ」という教え方で、それに拘って素振りを繰り返していたのです。
 それをきっかけに話が始まりましたが、教わった方とは同じ練習場でお上手と思っていたため今日初めて教えを乞うことができ、教わっていたとのことです。


 聞けば76歳とのことですが、短パンから見える脚の筋肉は衰えておらず、細身ですがかなり鍛えている方だとお見受けしました。
 ゴルフのスコアは110前後とのことで、90台を出したいと言っていたので「特別なことはせずとも、1ホールで1打縮めることができれば110-18=92前後で回れます」とまず認識してもらいます。


 持っているクラブはSWで、それでエッジ付近から打っていたので、お節介は承知でアプローチの際の考え方をレクチャーしました。
 まず球のライを見極めることの重要性を言い、ライが良いエッジなどからだったら9鉄や8鉄で転がす練習をした方が良いことと、実戦ではパターを使う方が安全だと言い、試してもらいました。


 まずご自分のSWで3球ほどアプローチしてもらいましたが、全てダフリ気味に当たって大きくショートしていて、私のパターを渡し同じ位置から打ってもらいました。
 すると3球ともピン傍1m以内に付き、それが実践のラウンドで使うべきクラブだと説明しました。


 100が切れないアマチュアは70台や80台のスコアを出すためには、ショット力を磨かないといけないし、何か自分が知らない特別な技術を身に付けないとそうしたスコアは出せないと思いがちですが、今の技術レベルでも少しだけ考え方を変えればスコアは大きく縮まると説明しました。


 その上でSWで上手く球が拾えない原因は、スタンスが広すぎるという点を指摘し、SWで100y打ちたいなら体重移動を使わないといけないけど、10yや20yのアプローチであれば大きな体重移動は不要であり、スタンスを狭めるようにアドバイスしました。
 するとそれだけで、それまでダフってばかりで球も前後に散らばっていたものが、20y先のピンの周囲2m内に収まるようになったのです。


 その人が教わっている際にスタンスが広いことを気になっていましたが、そもそも100が切れない初級者に教えるのであれば、当たりやすいようにスタンスをくっ付けさせる方が良いもので、上手くなれば少し離しても良いけど、最初は左右の足をくっ付けて練習させる方が良い結果は出やすいのです。


 本人は、球を拾えて打つ感触が気持ちよいらしく、最初は3個の球でやってもらいましたが、結局は籠に入っていた球を全部使って打ってしまいます。
 時々はシャンクぽい球や身体が起き上がることで当たらないミスが出ますが、6割はピンの周囲に飛んで行き、打った本人がかなり驚いていました。


 私が「何も難しいことはせず、単にスタンスを狭めただけで当たりだし、後は自分の感覚で打てば結果はついてきます」と言い、「この結果があなたの実力です」と言いました。
 当初は懐疑的な態度がこれで一変し、いろいろ質問され、すぐに終わるつもりが結果的に長くなってしまいます。

(これは左手だけでヘッドの重みを感じてハーフスイングする練習方法を教えているもので、まだ私の指摘を自分の中で上手く消化できていないことを認識してもらっています)


 練習の合間にいろいろお喋りも出来て、ご本人は自衛隊で砲手だったそうで、退職後は大型免許を持っていたことから自動車学校に勤めたりしたようです。
 このゴルフ場の元専務もご存じとのことで、奥様が同級生だとも言っていましたが、たくさんの地名が入った説明だったため、ほぼ意味が分からず正確かどうかは不明です。


 結局、滝川にいる時間が長引き、お腹も空いたし喉も乾いたので、そのまま砂川のスーパーで買い物してシェアハウスに戻りました。
 明日は午前の一番最後に診察が入っていて、調子が良ければ今日に考えたルートで深川に行き、帰りは赤平から歌志内を抜けて帰ろうと思っています。
 まだ今回は岩瀬牧場にも行ってはおらず、ジェラートを食べにも行く用も残っているのです。