三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

18歳の花嫁の決意その50数年後

 今日はシェアハウスの隣室にいた横浜から来ていた若夫婦が退去する日ですが、お土産として渡すものが何もないため昨日のうちに滝川の蜂蜜店に行き、蜂蜜を1瓶買ってきました。

(午前中に若夫婦家族は退去していきました。子どもちゃん達もとっても可愛く、ナイスカップルでした)


 もし、5月23日の入居時にこのシェアハウスに私以外が居住しておらず、遠く離れた知らない土地で誰もいない広い建物の中で1人で腰痛に苦しんでいたなら、果たして1人で乗り切れたかは分からず、きっとどうにかしてすぐにでも熊本に帰りたいと思ったはずです。
 しかし、元気な子どもちゃんの声が聞こえてくると、安心感も生まれ、腰痛の苦しみが癒される感じがあり、ほぼ半月間の闘病生活でしたが、めげずに頑張ることができました。


 また若夫婦からは、私が腰痛で寝込んでいる際はいろいろ気にかけてくれ、先日は岩瀬牧場からケーキとアイスを買ってきてくれたりもしていたため、退去されると聞いて何かお土産的なものを渡したかったのです。
 ただ若夫婦には1歳未満の赤ちゃんがいるので、蜂蜜は赤ちゃんには与えることができませんが、そこはしっかりと注意しておかなければと思っています。 


 なぜ1歳未満児には与えられない蜂蜜をわざわざお土産にしたかというと、4年前に日記に書いた18歳の花嫁の決意 - 三重苦ゴルファーの日記の蜂蜜店が滝川市内にあったからです。


 宮崎から嫁いだ方とは4年前にお話ができ、別れ際に蜂蜜を頂きましたが、次に滝川に来た際にはお礼に行こうと思っていて、今回は形ばかりのお土産を熊本から持参していましたが腰痛でなかなか行く機会がなかったのでした。


 蜂蜜店はあまり流行ってはいなさそうで、店というより土間に商品をわずかばかり広げている風で、もしかしたら誰もいないかとも思って恐る恐るガラス戸を開けてみました。
 「こんにちは!」と声をかけると初老の女性が出てきましたが、4年前とは違って垢ぬけたような女性で、ややふっくらな感もあり、ご当人かどうか迷ってしまいます。


 「蜂蜜ですか?昨年は不作で、こんな物しか置いていませんが」と話され、私は気持ちばかりのお土産用なので小さな小瓶の蜂蜜を購入しました。
 「プレゼントするので、簡単に包装してくれますか」と頼むと戸の向こうで包装し始めたので「もしかして宮崎出身の方ですか?」と声をかけると「ハイ」と答えがあり、これでやっと4年前に会った方だと確信できました。


 とりあえず商品代金を支払ってから、「実は4年前に鶴沼の道の駅でお会いしています。ソフトクリームを食べながらいろいろお話を伺いました」と告げると「私は人の顔が覚えられないから失礼しました。そう言ってもらうと覚えています」と返してくれ「確かゴルフで熊本から来られていたんですよね?」と思い出してくれました。


 私が4年前の時より若々しいから最初は分からなかったというと、「あの時は汚い作業着を着ていて仕事に行く際はいつもあんな格好なんです」と笑って答えがあり、「お元気そうですね」というと「明日は孫の運動会があるんです」と嬉しそうに話してくれました。


 私が4年前に蜂蜜を頂いたお礼を兼ねて「来るのが遅くなりました」とお土産を差し出すと恐縮してくれ、いろいろ私のことをどこにいるかなど尋ねられましたが、気を遣ってもらうのは逆効果なので「これからもお元気で」と言って店を後にしました。


 それなりにご苦労は多かったでしょうが、現在は幸せそうな雰囲気が漂い、遠く北海道の地で根付いておられるようで、挨拶に行って良かったと思いました。


 この訪問は今回の北海道へ来た目的の1つでもあったため、それ以外の目的がほとんど達成できない中、短い時間ですが「18歳の花嫁」のその後の幸せそうな様子を見て、何となく心が温まる思いでした。


(男の子も一生懸命に手を振ってくれました。これから寂しくなりそうです)


 午前中に若夫婦を見送り、今日は久しぶりに近くにある手打ち蕎麦の店に散歩がてらに歩いて行き、昼食としました。

 できた蕎麦を食べながらちょうど手が空いているご主人と少し話をしましたが、この店は「道場」になっていてすぐ横の部屋では男性が麵打ちをしているようでした。
 ご主人が「近々2段の大会があるから練習中です」と教えてくれ、いろんな大会が全国で行われているとのことでした。

(確かに「そば『道』」と大会名がなっていて、まさしく日本古来の道を究める精神です)


 手打ちそばを作るまでの大変さを先日の大会で知り、今日は1本の蕎麦も残さないよう完食しました。


 またご主人も腰痛持ちで手術をしたとのことで、美唄市にある「北海道せき損センター」に名医がいると教えてくれました。
 10日前だったら私もその病院に行ってみようと思いますが、現在の腰の調子はかなり良く、散歩を積極的にしている段階なので、今回は見送ることにしました。


 現在は16時を過ぎましたが、隣の部屋に新しく入居する方はまだ現れず、話に聞くと福岡から来る常連の方だと聞いています。
 果たしてどんな方が入居されるのでしょうか。