三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコアが70台と90台のゴルファーの違い

 今日は土曜日ですが、一昨日から左腰に痛みが出ていて、昨日から歩くのも儘ならないようになっています。
 痛み止めを定期的に飲むようにしていますが、これまで痛んでいなかった場所なので、なぜなのか不安が増していますが、ぎっくり腰のようなものかもしれません。
     

       

(私は単に一輪車と読んでいましたが、乗る一輪車があるためか、作業現場では「ネコ」や「ネコグルマ」と呼ばれているようです)


 思い当たることといえば、庭の枯芝の上に目土用の山砂を撒いたくらいですが、一輪車(通称「ネコ」)にスコップで山砂を入れて往復して砂を下ろし、熊手の背側で均す作業でした。

(山砂は下水道業者が仕上げに来た際に、別に依頼しダンプで運んでもらったものです)

(砂を均すレーキがなく、熊手の背中側やデッキブラシを使って砂を均しました)

(この山砂は粒が荒く、細かい砂利のようなものが多いのですが、水捌けがいいかもと思っています。現在は枯芝と同じような色合いのため、温かくなって芝が出てくるまでこの状態です)


 近くは一輪車は使わずそのままスコップで撒きましたが、その作業は水曜日の午後に行ったものです。 
 その時は3~40分くらいの作業で疲れはしたものの、特に左腰はどうもなく、翌日の木曜日の夕方頃から痛み出したもので、最初は坐骨神経痛だと思っていたものです。


 歳をとると痛みは時間差で起こるもので、丸一日以上たって痛み出したのは、やはり目土の作業の影響でしょう。
 ぎっくり腰の場合は安静第一で、幸いラウンドは来週の火曜まで予定がなく、まだ作業自体は終わっていませんが、痛みが回復まで止めておくことにしています。


 今日は、朝から王将戦の第4局2日目をテレビ観戦していますが、大事な局面のため長考の応酬になり、次の手が差されない間はYouTubeなどのゴルフ動画などを眺めています。
 現在は13時前で昼食休憩中ですが、将棋チャンネルの放映も中断中で、中断前のAIの評価値はわずかに藤井竜王に振れていますが、このまま竜王が押し切って4連勝で王将位奪取になるか、はたまた渡辺王将の反撃があるのかが見どころで、終局は夕方になるものと思われます。


 YouTubeのゴルフレッスン動画では、観てもらえるためにか何かしらのインパクトある表題になっていることが多いように感じています。


 例えば「アマチュアの90%がやっていない〇〇」と一部を伏字にしてなにか秘密の方法があるように思わせたり、「軽く振って飛ばせる秘密」などは飛距離に悩むアマチュアゴルファーに観てもらうための方策ですが、中身はそう秘密めいたものでないことが多いものです。


 今日の表題の「70台と90台の違い」というタイトルも同じようにYouTubeにあったものですが、中を覗いてみるとこのサイトでは「70台と90台の違いはハンドファーストで打てているか否か」という内容になっていました。


 果たしてそれは真実なのでしょうか?嘘ではないものの、そこだけではないと私は考えています。


 この動画を見たアベレージゴルファーは、そうだと思い込み、一生懸命に練習場でショット練習に励むもので、過去の1人予約の同伴者の中にも「ハンドファーストで打てない」と呟く人が実際にいたものです。


 100切りがやっとのアベレージゴルファーにとって、70台のスコアはおろか80台のスコアも遠い先にあると思えるものですが、よく考えてみればその差はわずかだと分かります。


 18ホールパー72のコースを、全てボギーで回るとスコアは90になりますが、ここを基準に考えます。
 この90というスコアのゴルフ内容のままで、1個だけパーを取ると「89」と80台のスコアになり、11個のパーが取れれば「79」となり70台のスコアになるもので、100前後のゴルファーにとってボギーは無駄なことさえしなければお馴染みのスコアだし、1ラウンドでパーも1個くらいは取れているはずです。


 100というスコアと79のスコア差は21ですが、18ホールのコースで1ホール辺りに均せばそのスコア差は「たった」1.17でしかないものです。
 スコアに小数点はないため1.17打という差はイマイチ分かりにくいものですが、パットが入るか入らないかで1打はすぐに変わってしまうことを考えれば、1.17打のスコア差はそこまで大きなものでないことが分かるはずで、その差のイメージはトータルスコアの79と100の違いほどの差は感じないはずです。


 つまり、100のスコアのゴルファーと79のスコアのゴルファーとは、そう大きな技術レベルの差はなく、ましてやショットの打ち方にそこまでの差があるものではないことは理解できるはずです。


 私が思う大きな違いは「考え方」であり、ラウンド中の1打をどれだけ大事にしているかどうかが、結果的に大きく変わっているだけです。


 100叩きのゴルファーは、見ていると1打を大事にしていません。ダボで抑えられるところを簡単にトリプルにしてしまうもので、ダボもトリもそう変わらないと思っていることが手に取るように分かり、それがそもそもの勘違いだということです。

        

 極論すれば、バーディー奪取に向けてのパットの1打も、トリプルで抑えるパットの1打もゴルフでは同等の価値になる1打であることを理解していないことが、100叩きと70台のスコアを出すゴルファーの違いだというものです。
 そこにはドライバーショットの飛距離も、アイアンショットの精度の差もなく、単にその人の考え方に違いがあるだけです。


 また1人予約でよく見る光景ですが、カップイン後の同伴者が呟く内容が「またボギーだ、ボギーばっかり」というもので、ボギーというスコアを大事に思わないゴルファーは、そのうちにボギーさえも取れなくなることはよくありがちです。


 それは「ボギーでは不満」⇒「パーを狙う」⇒「コースの罠にハマる」or「力んでミスショット」⇒「ますますパーが取れない」⇒「やる気を失う」⇒「結果は100叩き」という悪循環に陥ってしまうもので、特に1人予約では普段の実力以上に同伴者に上手さを見せたがるゴルファーに多い「負のスパイラル」です。


 「今日は当たらない」ではなく「今日も当たらない」がアマチュアの真実であり、謙虚さがゴルフの女神に好かれるコツだというものです。
 練習場ではいつもナイスショットが打てていても、コースではその10分の1も打てないもので、練習場シングルは掃いて捨てるほどいても、実際のシングルが数少なくなる理由がそれを物語っています。


 「コースでは上手く打てないことは当たり前」という考えが持っているかどうかであり、そうした謙虚さが無ければ「こんなはずでは?」と戸惑ってスコアを崩していくものです。


 「謙虚」という考え方に変えれば、力量に合わないパーやバーディーを取りに行くゴルフではなく、まずボギーを取りに行って「偶々」パーが取れるというマネジメントが良く、そうすれば「まぐれ」でバーディーチャンスも生まれるというものです。


 アマチュアはトッププロのゴルフをすぐ真似したがりますが、アマチュアのゴルフに徹する方が結局はスコアは纏まり易いもので、トッププロのスイングを元に行うYouTubeのレッスン動画は功罪あるというものです。