三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

これでは入らない

 今は日曜日の朝ですが、昨日の天気予報にあった未明の大雨はなかったようで、熊本地方は雲に覆われていますが、雨が降りそうな気配はありません。


 現在の天気予報では今日も明日も晴マークがついているものの、午前中は24℃と比較的ヒンヤリしているので、まだ完全な夏にはなっていないような感じです。

 ただ天気図を見れば、梅雨明け間近ともいえるもので、これからお昼にかけて天気の回復に伴い、気温は少し上昇することでしょう。


 夏が来たと感じるのは、セミの鳴き声が聞こえてきたことです。ワクチン接種のため6月に出かけた際は真夏のような天気でしたが、セミの鳴き声が聞こえてこなかったので、まだ夏ではないとタクシーの運転手さんと話した記憶があります。
 しかし、今朝は周囲でセミの大合唱が始まっていて、こうした虫たちのほうが季節の変化により敏感だというものです。


 さて、先日の日記に貼り付けた昨年のラウンドレッスンの様子を見ながら、自分のパットのルーティーンを見て改めて感じたことがあり、それを今日は書いてみます。


 そのビデオに写っていた11番パー4と12番パー3における私のパットのルーティンを見ると


① 球をリプレイスする

(左が11番で右が12番。どちらとも画面にパットが入らなかったことが書いてあります)


② 後方でカップに正対して素振りする


③ アドレスを取って構える


④ ヒットする

という一連の流れで 結果はカップ左にどちらもわずかに外すものでした。


 私はビデオを見直して、これでパットが入るのであれば偶然しかないだろうと思ってしまいます。
 その理由は、②と③の間にフェースを打つ目標に向ける動作が入ってないからで、アバウトに打ちたい方向に構えてそのまま打っていたからです。


 ラインを定め、その間にあるスパットを探し、それにパターのフェース面を合わせ、あとは素振りでつかんだ距離感で打ちだすようにすれば入る確率は上がるものですが、漠然とパターを構えただけでは、長いパットが入るのは偶然しかないというものです。


 パットは打つ前の下準備がカップインを目指すためにはとても重要で、まずラインの状況の確認が必須です。


 〇 平坦なのか、傾斜が上りもしくは下りなのか、その複合なのか
 〇 真っすぐなのか、フックもしくはスライスなのか、その複合なのか


 パットのラインはこれらが合わさっているもので、一つとして同じ状況はなく、またコース設計者が見た目を惑わすような作り方をしていることも頭に入れておきます。
 例えばグリーンが砲台でグリーンの端が極端に下っている場合、どうしても下りに見えてしまいますが、わざと気づかないほどの微妙な上りになっていることもあり、そうした場合はショートしがちです。


 そのため、グリーンに上る際に遠目からグリーンの大まかな起伏を把握し、併せて周囲の地形との関係も頭に入れておきます。
 周囲の大きな傾斜の中に作られたグリーンは、全体の傾斜で気づかれないように微妙な傾斜が作ってあるもので、視覚的に下りが平坦に見えるなど錯覚を起こすものです。


 そうした諸々の情報は、目で見たり、グリーン上では足の裏で傾斜を感じ取ったりして確認しますが、全てを完璧に把握するのは困難です。
 しかしカップは直径108㎜という幅があるので、少しの誤差は許されるもので、読める限りは読んでおく方が良いものです。


 パットは打ってしまえば、その球をコントロールすることは不可能で、自分の読みを信じて打つしかないものです。
 つまり、パットは事前の情報確認がショット以上に重要なもので、それなくしてのカップインは「まぐれ」としか言えないものだと思っています。