三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

社長杯予選での出来事

 今日の熊本地方は朝の気温は低めでしたが、快晴で午後には気温が22度まで上昇して半袖で過ごせるような気候でした。
 元々、今日の1人予約は入れていない日でしたが、午後から家人の入院手続きのために自宅から20分ほど離れた病院へ向かい、麻酔担当医からの説明や看護師による諸検査などがありました。

(玄関前に路線バスがやってくるような大きな病院です)

(病室はシャワーとトイレ付きの個室なので、明日の手術中はここで待つ予定です)


 9時の手術開始になるため、8時半までに来るように言われましたが、14時近くまでかかるとのことでその間は一人でただ待つだけのようです。
 新型コロナの影響で、入退院時と手術の日以外は病室には上がれず、必要なものは担当看護師を経由して受け渡しになると説明され、だったら明後日からも退院日以外はゴルフに行っても大丈夫かなと思ってしまいます。


 手術は全麻によるものですが、人工股関節を入れる手術なので基本的に命に関わるものではなく、失敗しても現状維持で成功すれば歩行困難が解消するというものです。
 ただ全麻中は呼吸が停止し、いわば仮死状態になるもので、人工呼吸器による管理次第では再生できないリスクもあるため、まったくノーリスクな手術ではないようです。


 私としては何もできないため、執刀医を信じるしかないのですが、今日の説明をしてくれた麻酔医は若い女性の研修医で、最初は看護師だと思ったほどでした。
 ただ麻酔医も担当看護師も、それぞれ詳しく説明をしてくれ、不安を持つ患者自身はもちろん、付き添いの家族も安心できるものでした。


 そんな一日でしたが、今日の日記は、21日に行われた社長杯予選での出来事を書いてみます。


 私の組は、次のような面々でした。


  Aさん=元研修会長(グランドシニア:HDCP7.7→社長杯調整HDCP10.4)
  Bさん=次期研修会長(一般:HDCP11.0→社長杯調整HDCP8.7 )
  Cさん=(グランドシニア:HDCP10.7→社長杯調整HDCP13.4)
  私=(シニア:HDCP6.6→社長杯調整HDCP8.1)


 スタート前にはグランドシニアの2人はハンディーも多く、ネットスコアで上回るのは大変だと思っていて、Bさんが同じようなハンディなので、彼のグロススコアを上回らないように気を付けながらラウンドしようと思っていました。


 カートのナビに他の組のスコアが出ていたのも助けになり、前半で大叩きしている予選落ち確実な人が数人いたため、最後の方はスコアを計算しながらのラウンドになりました。


 同伴者の中でAさんはかなり癖が強く、ラウンド中は「口撃」があるため用心していましたが、このAさんとCさんとの間に不穏な空気が流れていたのです。


 競技ではそれぞれがマーカーになりますが、AさんのマーカーがCさんになり、最初の事件は5番パー4のセカンド後に起きました。 


 Aさんがウッドでセカンドを打ち、それは右に飛んでカート道路の右OBに落ちたように私には見えました。
 当然にAさんは暫定球を打ち、それもグリーンに届かずでしたが、グリーンに向かう途中でBさんがたまたまカート道路とフェンスの間10センチに溜まった落ち葉の中にある球を見つけたのです。

(5番は急な打ち上げのホールで、コース右側を走るカート道路の右には転落防止用の柵があり、その外側は崖下になっています)



(通常だったら右崖下に転げ落ちる場所ですが、たまたま落ち葉がフェンスとカート道路の端の10cmの間に溜まっていて、そこに球がありました。その10㎝の中にOB杭もあります)


 Bさんが「スリクソンの〇番があります」と叫んだので、Aさんは「俺のだ!」といい、セーフかどうかを確かめ「セーフ」と言いました。
 するとマーカーのCさんが「アウト!」と言い、そこで口論になりました。


 「よく見てよ!2つのOB杭のコース側を結んだ線に少しでもかかっていればセーフだから」とAさんが主張し、マーカーのBさんは「自分にはかかっていないと見える」と対立したのです。


 ルール上は、本人がセーフだと判断すればよいはずですが、後からクレームが付いた際に証明できないため、第3者が確認しておく必要があり、それはマーカーの責務だと私は思って現場を離れました。
 私には一見するとかかっていないように見えたのですが、しっかり確認したわけではなく、確かに微妙と言えば微妙な位置で変に口出しして争いに巻き込まれたくなかったのです。


 結果的にAさんの執拗な主張をCさんが聞き入れセーフになり、Aさんはカート道路からの救済を受けてコース側にドロップしてボギーでホールアウトできました。


 次に事件が起きたのは、10番のティーです。


 9番でバーディーを取ったCさんがオナーでティーショットしましたが、私が後に続きティーアップしようとしたらそこが白ティーだと気づいたのです。
 「ティーが違ってます」と言うと、オナーだったCさんが「間違えた!いつもの癖で白ティーで打ってしまった」と言うと、Aさんがペナだと言い、そのペナの数でひと悶着あったのです。


 2ペナには異論がなかったのですが、打った打数を数えるかでBさんを含めて意見が分かれ、打ち直しが3打目という意見と4打目という意見が出ていましたが、私が間違ったティーからのプレーではそのストロークは数えないのでは?というと、打ち直し3打目ということで落ち着きました。
 打ち直し4打目という意見にCさんがかなり怒っていて、そんな馬鹿なと言っていたので口出ししたのです。


 この騒動が伏線になったのか、次の事件は16番ティーで起こりました。オナーのAさんがティーショットし、2番手のBさんがティーアップしようとした際に、競技ティー付近にいたCさんが「ティーが違う!」と言ったのです。


 Bさんはそのまま打ってしまうところを助かりましたが、Aさんはペナルティーになり、私に近寄ってきて「あいつは知ってて教えなかった。10番の仕返しだ」と言ったのです。


 私は4番手だったのでまだ離れたカート内に居て、2番手のBさんも白ティーでティアップしたほどでティー間違いに気づいておらず、Cさんだけが競技ティー横に居たため、これは確信犯かなと私も思いました。
 もっとも間違えたほうが悪く、注意をしなくても文句を言われる筋合いはないのですが、気づいていれば一言注意してあげるのが紳士的だというものです。


 実際には本当に知っていたのか確認できませんが、このホールでAさんは4オーバーを叩いてしまい、結果的にメダリスト争いで1打負けていたので、このホールでのミスが響いていたのです。


 CさんもAさんもそれぞれ予選通過は果たしていて、私とBさんが最後の椅子を争っている風でしたが、結果的に私が上回り、7番手で通過したため決勝トーナメントでは2位通過のCさんと対戦することになりました。


 使用ティーの間違いは私も犯しそうですが、ストロークプレーではペナルティーになっても、次からのマッチプレーでは罰は付きません。
 本人が気づいた後に打ち直しをするか、対戦相手が打ち直しを要求しなければそのままプレー続行になるようです。


 いわゆる「遠球先打」の場合と同じで、対戦相手には結果を見て「打ち直しを要求」若しくは「そのまま」という選択肢があり、例えば結果がOBなどのトラブルであったのであれば「そのまま」を選択する方が有利になります。


 ただ両者で紛争になった場合、委員会には次のホールを始める前までにクレームを入れなければならず、携帯電話禁止という状況ではどうやればいいのか私には分かりません。


 日曜日はそんな争いなどが無縁の試合になればと思っています。