三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パー3での後続を打たせる行為

 3年前も同じようなテーマで日記を書きましたが、改めて書くことにしました。それはパー3のホールでグリーンに同組の全員がオンしたら、後続組を打たせるべきかどうかという問題です。



(2017年12月の日記になります)


 熊本では一般的なラウンドでは、パー3のホールで後続組を打たせることをコースが推奨している場合が多いようです。
 例えば阿蘇大津GCではパー3に来ると、カート備え付けのナビが後続組を打たせるように促すコメントが流されます。


 そのため、パー3のホールではプレーを中断して後続組を打たせることが、ある意味「マナー」のようになっていますが、私が北海道のゴルフ場でプレーした際にはこうした「変なマナー」はなかった記憶があります。


 確かに200y以上もある長いパー3の場合は、1オンが難しいため後続組を打たせてもほぼオンはせず、ホールアウト後に後続組がアプローチすることで時間短縮を図れることになりますが、150y程度のパー3の場合はそこまで時間短縮効果はないはずです。


 競技の場合は、後続組に打たせる行為は規則5.7の「プレーの中断」に該当するものではないため、規則5.7の違反になって失格処分になりかねない行為になってしまいます。


 昨日の阿蘇ハイランドで、前々組と前組は同じ仲間のようで、パー3では必ず前々組がグリーンを空けて後続の前組に打たせていました。
 しかし、結果的には打たせることで前々組はその前と間隔が空いてしまっていて、スロープレーになってしまっていたのです。


 マナーとして後続に打たせることも良し悪しで、前の組と空いていると思ったら、そのままさっさとホールアウトして先に進むべきなのです。
 結局、見ていると前回の遅い組同様に、前々組は自分たちは待たずにティーショットできても、後続の前組以降は、ティーごとに待ち待ちになってしまう羽目になってしまいます。


 我々が後ろで待っている中でティーショットする前組も「もっと要領よくしなきゃ!」と仲間内の前組に不平を言っているのが聞こえ、達人も「パー3で後続組を打たせないように言おうかと思ったけど、さすがに言えないね」と苦笑いしていました。


 規則違反になりかねないことをゴルフ場が推奨することは、プレ4使用を強制することと同じようにゴルフの本質から離れる不可解なことですが、それを当たり前にマナーだと信じて、進行が遅れているのにわざわざ自分たちのプレーを中断して後続を打たせることが無駄だと気づかないことも不思議といえば不思議です。


 結局は、スポーツであるゴルフのルールも知らずに、他人から言われたことを鵜呑みにしているから、こうした間違いを平気で犯して周りに迷惑をかけていることに気づけないのでしょう。


 1番で後方の離れた場所から前組などを観察していましたが、やはり前々組のティーショットの際は同組の同伴者はもちろん、前組まで後方に固まって見ているほどで、ティーイングエリア内にプレーヤー以外の者どころかその組以外の者が入っていることにも驚きでした。


 きっと彼らは、普段でも同じようなことをやっているはずで、中には全く知らない前組の後方に陣取るおっさんまでいるのは、こうした悪癖を重ねた果てにある姿です。


 少しでも頭を働かせることができたら、わざわざ自分たちの進行を遅らせ、後続に迷惑をかけることになりかねないパー3で後続組にティーショットを打たせる行為が無用だということに気づくはずですが、きっと凝り固まった脳みそでは、そこまで知恵が回らないのでしょう。