三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

私は変則ゴルファー

 私自身は、フェアウェーウッド系が打てない変則ゴルファーですが、それは、以前にドライバーが打てないためフェアウェーウッドをティーショットに使っていた時期が長く、その時にティーの高さをドライバーの高さにして打っていた弊害から、地面の球が打てなくなったためです。


 フェアウェーウッドを持つと、どうしてもイメージが湧かず、ミスが多発して結果的に使わないことになりがちで、ますます苦手意識が高まりました。


 15年ほど前に「シングル」ハンディーとなった時期も、ドライバーを使わない変則ゴルファーだったのですが、当時は5Wのティーショットで230yほど飛んでいたため、わざわざドライバーを使う必要性を感じなかったものです。
 その後、ドライバーの練習を行って不安なく打てるようにはなりましたが、そうなると地面から打てないフェアウェーウッドは不要になり、ほとんどキャディバックの御飾りになってしまいます。


 そのため、以前はずっとロングホールのセカンドでは4鉄を使っていました。当時は4鉄で200yは飛んでいたので、別段困ることはなく、わざわざミスが出やすいフェアウェーウッドを使う意味もなく、ずっとそれで済ませてきましたが、パー5のセカンドでアイアンを使ってグリーン手前に運ぶことに同伴者から「頭脳的なゴルフ」と褒められると、内心で「ウッドが打てないから」という恥ずかしい気持ちが湧いたほどです。


 しかし、加齢により飛距離が落ちてくると、4鉄での200yが厳しくなり、ロングホールでのセカンドが辛くなってしまいます。
 本当はそこでフェアウェーウッドの練習をすればよかったのですが、私はUTにウッドの代わりを求めました。
 UTはアイアンにイメージが近く、シャフトもアイアンと同じ系統のスチールにすることで、感覚的にもアイアンの延長だとイメージできたのです。


 ずっとロングホールのセカンドでフェアウェーなのにアイアンで打つことに恥ずかしさを覚えていましたが、UTであれば見た目もウッドのように見え、そう違和感がないのではと思えました。
 要は、周りの見た目を気にする軟弱ゴルファーそのものだったのです。


 しかし、このUTをバッグに入れたことが正解で、ロングホールのセカンドや、距離が短いパー4の1打目で威力を発揮しました。
 そのため、4鉄・5鉄をUTに交換し、今に至っていますが、それでもフェアウェーウッドが打てないという劣等感はいまだに残っているのです。


 フェアウェーウッドが打てないという見た目の欠点を補おうと、7Wだったら打てるようになるかもと思い、昨年になってから導入しました。
 7Wの飛距離はU4と被っていますが、これも見た目でロングホールのセカンドをウッドで打っているという「見栄」から導入したものです。


 しかし、結局は見栄から導入した無駄なクラブであるため、多用するまでには至らず、こちらも現在はお飾りになってしまいました。


 現在はU4で200y程度、U6で180y程度という守備範囲ですが、できればフェアウェーウッドでもう少し距離が欲しいものです。
 TaylorMade社製のRBZのクリークをバッグに入れていますが、当たれば距離を得られますが、スライスすることが多く、よほど広いコースでしか使えないものです。


 現在5Wはロングホールのラフからのセカンドでしか使う場面がないのですが、これは経験値でラフからはUTより5Wの方が当たりが悪くても距離が稼げると認識しているからで、決してナイスショットが出来るわけではないのです。


 結局はUT利用だけに落ち着いたのは、成功の確率の問題であり、レギュラーティー使用であれば無理してウッド系を使わなくても今のところ支障がない状況です。


 また最近はラウンドのビデオ撮影を行っていますが、改めて自分のスイングを見て変則だと実感しています。
 私は「スライサー」と公言しているため、スタンスは左方向に取りますが、バックスイングがかなり外側に開いて上げる癖があり、見た目も変則です。

(「くまもと中央CC」2番のティーショットでのOBを打った場面でのスイング画像)


 シャフトもほぼ垂直までしか上がっていませんが、自分の中では地面に平行になるまで上げているつもりなのが不思議です。
 レッスンで左後方のポールにバックスイングで当ててダウンスイングに入り腰を切る練習メニューがありますが、最初の段階のポールにバックスイングでシャフトを当てることがそもそも出来ないのです。



(上の画像がトップで下の画像が切り返し。ほとんどシャフトは垂直です)


 プロから「左足を軸に身体を回すように」と言われると、持ったシャフトが左後方のポールに当たりますが、私は右足を軸に回転しているようです。
 ただ、これでやって来ているため、左足軸の回転では違和感ありすぎになってしまいます。


 私はこんな変則ゴルファーですが、いつも書いているように「ゴルフは『形』を採点する競技ではない」ということです。
 もっと若ければ、綺麗なスイングを求めることになりそうですが、今は「アーノルド・パーマー」の言葉である「自信ある自己流は、自信なき正統派に勝る」を糧に自己流のスイングを少しずつ良い方向に変えていきたいと思っています。