三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

阿蘇グリーンヒルCCの後半

 前半が終わったのが正午前で、プロはスルーで行けないかスタート室の係員に尋ねましたが、ダメとのことで1時間ほどの休憩が入りました。


 私は同伴者に「レストランは使いませんので」と断わり、そのまま更衣室奥のお風呂場へ直行し、水シャワーを頭から被って身体を冷やしました。
 木曜日の熊本は最高気温が31度ほどで、阿蘇グリーンヒルは高原なのでそこまで気温は上がっていないものの、暑がりの私には厳しい暑さだったのです。


 シャワー後はしばらく冷房の効いたテレビの前で涼んでいましたが、スタートの20分前になってカートに行くと、既にアプローチ練習場でプロが他の2人に即席レッスンを行っていましたが、私は見ているだけでした。

(1番ティーからの風景。グリーンは赤棒の方向です)


 1番パー5は1打目落下地点左に池がありますが、上手くフェードで池の右先にドライバーショットを運びます。グリーンまで残り210yでしたが、池越えをキャリーで200yを左足下がりから打つのは無理だと思い、7Iで刻もうとしましたがダフって距離が出ませんでした。


(インはサブグリーンに旗が立っていましたがアウトはメイングリーンに立っています。ピン位置は赤棒の当たりで、3打目は手前にショートでした)


 3打目はPWで手前のラフにショートし、アプローチを50cmに寄せてのパーでした。


 2番パー4は左右にOBがある狭いコースですが、ドライバーかU4かで悩み、結局U4で打ちましたが上手く当たらずに右に飛んでしまいます。
 幸いOBまでは転がらずに右バンカーインでしたが、ここでなぜかプレーを急いでしまいます。
 プロが左にOBを打っていて、後方のプレ4で準備をしているのを見て、先にプレーしなきゃと思い込んだのが間違いでした。
 慌てて打った8鉄のショットがシャンク気味に右に出て、前方の木に当たってしまいます。
 跳ねた方向が分からず暫定球を打ち、これはグリーンオンでしたが、初球は見つからず結果的に4オン2パットのダボになってしまいました。


 ここは最初にU4を持ったのにプロのドライバーを見て気が変わり、ドライバーに持ち直しましたが、プロのショットが左に飛んでOB臭かったのでまたU4に持ち直したのです。
 この気持ちの揺れが、ティーショットのミスに繋がったようで、2打目も急ぐという悪い癖が出てしまいます。


(3番のティーショットは赤い線の間でないとパーオンが狙えません。しかも飛びすぎると下り傾斜にかかります)


 3番パー4は距離があり、ティーショットの狙い場所が狭いホールです。狙った場所に飛びましたが、やや左ラフで7鉄のセカンドは右に飛んでラフでした。

(セカンドは急激な打ち下ろしになりますが、メイングリーンは右で赤棒付近がピン位置でした)


 セカンドは7鉄で右に吹かしてラフに入り、アプローチは下りの3mでしたが打ち切れずにボギーになりました。



(4番パー3の使用は右のメイングリーンでした)


 4番パー3はティーショットの8鉄が当たらずに手前にショートし、アプローチはトップし、奥からのアプローチもザックリ気味で、4打目のアプローチも逆目に食われて大きくショートしましたが、ここは4mのダボパットが入り、大きなスコアロスには繋がりませんでした。


(白ティーは池の先「赤丸の位置」にありました)

(ここは赤棒の位置にある左グリーン使用でした)


 5番パー4はドライバーショットはフェアウェーでしたが、セカンドの9鉄の当たりが薄く、砲台グリーンの手前傾斜にショートでした。
 アプローチは50センチに上手く寄せパーゲットでした。


(6番はティーショットが打ち上げで、左ドックのパー4です。グリーンの方向は赤棒の方向になりますが、ショートカットを狙うと林に入りトラブルになります)

(ショートカットは赤丸のOBになるか手前の林の中でトラブルになります。グリーン位置は赤棒の位置でした)


 6番パー4は、ここもフェアウェーヒットでしたが8鉄の当たりが左ラフに入り、アプローチを50cmに付けてパーゲットでした。
 続けてアプローチが寄り、体力が消耗する中、ラッキーでした。



(7番は正面の一本木が目標に思えますが、木のルートでは突き抜けてOBになり、赤棒のラインを打つ必要があります)


 7番パー4は右曲がりのホールですが、ティーショットは見た目の真ん中の一本木の右に飛び、OBかなと覚悟しました。
 幸い、フェアウェーに残っていましたが、キックが悪ければ下り傾斜なので簡単にOBになるという騙しのホールなのです。

(使用グリーンは左で赤棒の位置がピン位置でした)


 ここは左足下がりから8鉄で上手く打てましたが、グリーン奥にオンし、ファーストパットは2mほどオーバーしましたが、返しが入るパーでした。


(8番は池越えのショートですが、このホールだけサブグリーンが右奥にあります。ただメイングリーンの方が左が狭く、狙いにくい風景です)


 8番パー3は8鉄のショットは手前にショートし、9鉄の転がしは1mショートでしたが、微妙な下りフックラインが右から転がり入り、パーゲットでした。
 

(9番は、左の18番と隣り合わせでダラダラと上りが続くパー5です)

(打ち上げのアプローチショットはグリーン面の情報がなく、ピンが奥目だったので強めに打ったら右奥への傾斜でオーバーしていました)


 9番パー5は、ドライバーショットもセカンドのU4もナイスショットで残り50yでしたが、18番で同様な場所からショート目だったので打ち上げを強めに打ってしまい、右奥に傾斜しているグリーンだったため右奥ラフにこぼれていました。
 アプローチは逆目に食われ、ショートしパーパットも抜けるボギーでした。


 グリーンヒルのラウンド経験が少ない上に、2グリーンということで記憶もあやふやで、グリーンに手こずってしまいました。
 コースを良く知っていないと騙されるコースであり、7番などは私がセンターに打ってガッカリしているのを見た同伴者から「ナイスショットでないの?」と聞かれ「OBかも」と答えたので驚いたほどでした。

(7番はティーに立つとどう見ても正面の一本木の右(青線)を狙いたくなりますが、それでは下図のようにOBへ一直線になってしまいます)



(7番のコース図。目標のように立っている一本木の右に一直線に赤線のように打つと、ランディングエリアが下り傾斜になるため、OBに転がってしまいます。打った本人はナイスショットだと思っていても、セカンド地点では球がないという理不尽な思いをさせられます)


 同伴者の元野球部員は、大きく右に打ってしまいトラブルと思ったようですが、その球がフェアウェーだったので、私がガックリ来た意味がセカンド地点に来て理解できたようです。
 こんな風に、グリーンヒルのコースは最初だと騙されるような罠がいろいろあって、初めてのプレーヤーにはコースやグリーンの情報が無ければアンフェアなコースだと思っています。


 私が最初にラウンドした際もインスタートでしたが、インは39で回ってもアウトはスコアを大きく崩した記憶があり、それもコースの騙しに嵌ったためです。


 設計は施工の土木会社のようですが、こうした見えない部分での姑息な騙しは、本来のコース設計においては禁じ手だと思うもので、プレーヤーに分かりやすいようにルートをオープンにしてチャレンジさせるのが名コースだと思います。
 その意味で、私はこのゴルフ場の評価はそんなに高くはないのです。