三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

雪でラウンドは中止になる

 今日も昨日に引き続き、阿蘇ハイランドの1人予約が成立していましたが、コースが雪でクローズになり、ラウンドは中止になりました。


 昨日の段階で今日の天気予報が思わしくないように記憶していて、昨日も今日も2サムで一緒の「アプローチの達人」にラウンド終わりに「明日はどうします?」と尋ねたところ、天気予報をスマホで確認した達人から「9時時点は氷点下でもなく曇の予報だから」と返事があり、キャンセルせずにいました。


 今日は9時スタートなので早目の6時10分過ぎに自宅を出発し、ラッシュ前の市内を抜けスムースに阿蘇復興道路の二重トンネルまで順調に来ましたが、その時点で小雨が降り始め、阿蘇は雪が降っていると確信します。


 長いトンネルを抜けると予想通りに阿蘇カルデラ内は真っ白に雪化粧をしていて、道路は大丈夫でしたが、ゴルフ場に着くと係員が練習グリーンの積雪をブロワーで吹き飛ばしている状況でした。

(朝早い時間の寒い中、こんなコース管理の方々の普段は表に出ない努力でコースが維持されています)


 当然、客は誰も来ておらず、ちょうど顔見知りのスタート室のお兄さんが受付当番のようで、しばらく話をして過ごしました。
 その時点ではクローズは決まっていなかったのですが、8時近くになると雪がまた降り出し、せっかく吹き飛ばして緑色に戻った練習グリーンがまた白く変わってしまいます。

(やっと緑色に回復したグリーンがまた白く変わってきました)


 コース管理の責任者やフロントの責任者らしき人たちが出勤して協議しているようで、私は話をしていたお兄さんに「クローズにした方がいいよ!」と告げ「明日もあるし」と言っていましたが、しばらくするとクローズが決定しました。

(帰る頃には車の屋根にも雪が積もり始め、練習グリーンは真っ白に戻ってしまいます)


 すぐに達人にラインを入れ「クローズになりました」と伝えましたが、それ以前にも「雪で無理かも」と連絡していて、達人は昨日にラウンドすることを判断した責任からか「とりあえず行くから」と返事があり、しばらくするとやって来ました。

(デカカップのコンペは17番パー3でホールインワンを達成すると生涯無料の特典があり、達成者7人が壁に紹介されていますが、うち2人は夫婦で、以前お二人で来られていて奥様から直接その話を聞いています)


 達人と明日のこともどうするか打合せし、翌朝7時に決定することにしましたが、それはこのまま雪が残りそうな感じだったからです。
 ちょうどニュースでは北海道の札幌が大雪になっている様子を伝えていましたが、南国の住人にとっては珍しい雪でも、北国の住人にとっては「やれやれ」と思う厄介ものだということです。


 ゴルフ場にとってもクローズで今日の収入は0になり、明日に向けて午後からコースの雪かき作業などがフロント要員やスタート係も動員して実施されることになり、良いことなど何もないようです。


 今日の予約は17組だったようで、予約者にクローズの連絡を数人掛かりで行っている用務まであり、クローズはクローズでゴルフ場の仕事の大変さを目の当たりにした日になりました、

余裕がないラウンド

 今日は1人予約が成立し、朝から阿蘇ハイランドゴルフ場へ行ってきました。今日は「アプローチの達人」との2サムでスタートは10時過ぎでしたが、朝の凍結が酷くなければ先にスタートになることもあるだろうと、ゴルフ場には1時間半前の8時20分に到着しました。


 気温は零度でしたが、スタート室のお兄さんが「今日は凍結は大丈夫そうですよ」と言ったこともあり、「だったら先にスタートしようか」とまだバッグが乗っていない前のカートを抜いて先頭に出ました。
 しかし、見た目は白くなっていないグリーンはしっかり下は凍っていました。



 私は痛み止めをスタートの30分前に飲むようにしていますが、さすがにこんなに早くスタートになるとは思わず、準備不足で慌てて飲み、カートの後ろに飛び乗って1番ティーへ向かいます。
 準備運動もそこそこにスタートしましたが、今日はショットが安定せず、1番パー4ではドライバーショットが左ラフで、そこから52度でトップし、アプローチは凍結したグリーンで跳ねて止まらず2パットのダボスタートになりました。


 2番パー4では前組の1人予約の顔見知りである「困ったチャン」組の2バッグに追い付き、その「困ったチャン」が前組の4バッグのプレーが遅いと告げに来て、「だったらさりげなくショット待ち姿を見せてプレッシャーをかけると2バッグだからパスさせてくれますよ」と言ったものの、後ろで見ているとプレッシャーを掛けれるほどのショットが打てておらず、4バッグがホールアウトしてもまだセカンドや3打目地点でウロウロしている始末です。


 ここはティーショット右にOBを打ち、打ち直しはフェアウェーでしたが、グリーンが凍結していて直接グリーン面に落ちた球が大きく奥に弾かれるトリプルになってしまいます。


 3番パー4は右の木に当たって右に跳ねたようで、ここも暫定球を打つ羽目になり、結果的に寄せ1のダボになりました。


 4番パー3に向かうと、4バッグが待っていて先を譲ってくれます。終わって「困ったチャン」から聞いた話では、3番で後ろから大声で「先に行かせろ!」と叫び、抜かせてくれたようですが、その際に我々も一緒に抜かせるように言っておいたとのことでした。
 「困ったチャン」のナイスアシストで、当初は2時間半ペースと覚悟したものが一気にペースアップしそうでしたが、前の「困ったチャン」組が2サムにしてはもたつき、我々が前の組にプレッシャーをかけることになりました。


 4番を寄せ1のパー、5番を3オン2パットのパーとして6番に向かうと、「困ったチャン」組が待っていて「先にどうぞ!」と抜かしてくれました。
 結局、これで一気にペースアップし、我々が16番ティーに向かう際に「困ったチャン」組は12番のコースをプレー中というもので、私がゆっくり温泉に入って出た頃に「困ったチャン」たちが風呂にやって来たので、最終的に50分遅れでホールアウトしたものです。


 もっとも我々は待ちが数回あったものの、8時40分にスタートして11時10分に終えたもので、1ラウンド通算の時間は2時間半でしたが「困ったチャン」組は10分前に出て50分遅れということは3時間半という計算になり、ペースとしてはそう悪くないものの、もう少し無駄な動きを削げれば、3時間はかからないはずです。


 6番は寄せ1のパー、7番は右1ペナ後の3打目を手前にショートし4打目は凍結したグリーンで止まらず奥に転げましたが、チップインするボギーで凌ぎます。
 8番はグリーンに落ちた球が右奥まで跳ね、アプローチは2mに寄せれましたが、パーパットは打ち切れず左に切れるボギーになりました。


 9番パー5は手前からの3m弱のバーディーパットがカップ右を抜けてしまいパーに終わります。


 前半は、2ボギー・2ダボ・1トリのスコア45で14パットでした。


 慌ててのスタートになり、痛み止めの効き目もしばらくなく、併せてペースの遅さで余計に気持ちだけ急ぐもので、余裕のないラウンドになってしまいます。


 10番パー4はこのホールでは久しぶりにティーショットがナイスショットになり、52度で奥のピンの右4mにナイスオンでしたが、下りのフックラインと思って弱めに打ったバーディーパットは思ったほど転がらずのパーに終わります。


 11番パー3では早朝組なのかおじさん4バッグがいて、すでにティーショットは終わっていましたが我々にティーショットを打って先に行くように勧められ、ありがたくパスさせてもらいます。
 ここは8鉄で右奥にオンし、下りのスライスラインと読んだ10mのファーストパットはカップ左を抜けて転がりましたが、返しを入れてパーゲットでした。


 12番パー4はドライバーショットが当たりましたが、フェアウェーが切れる左ラフに転がり落ち、そこから52度でピン奥2m強にオンし、これを沈めてバーディーゲットでしたが、続く13番も3mのバーディーチャンスだったのに生かせません。
 すると14番では1ペナを打ち、15番ではセカンドを引っかけてしまいます。


 16番も左にひっかけセカンドは右バンカーインでパットは決めきれず、17番は右手前にからパターで寄せての2mを外し、18番は3mのバーディーパットをショートしてしまいます。


 後半は、1バーディー4ボギーのスコア39で17パットでした。通算はスコア84の31パットです。
 今日はバタバタのスタートで、撮影する暇もなく、そのままゴルフもバタついてしまいますが、それはティーショットで思ったようにフック球が打てなかったことも理由になります。


 1番・2番・3番と右に出てフックせず、4番は引っかけて5番・6番と連続して右に出て戻らずでした。


 9番・10番・12番は良い当たりでしたが、13番は引っかけ、14番・15番は左に戻らず右に真っすぐ、16番はやや引っかけというもので、やっと18番パー5で良い当たりが最後に出ました。
 しかし、セカンドは距離はピンまで届いていたもののフックして左に外し、バーディーチャンスは作れましたが、決めきれないものでした。


 明日も達人との2サムですが、私が天気が良くなさそうと気乗りしない口ぶりで告げましたが、達人がスマホで予報を確認し今日と同じような天候だと言い、結局はそのまま成立してしまいます。
 最近は早起きするよりゆっくり寝ていたいと思うほどで、それくらいゴルフへの熱は冷めているものです。

ゴルフは先が見えない不安と闘うもの

 私は今年10月で68歳になりますが、ほぼ人生の8分の7もしくは9分の7近くを生きてきたものです。
 思い返せば、10代の受験生の頃は来年の自分はどうなっているのだろうと不安しかなく、進学後も就職する先があるのか、ちょうど就職氷河期と言われていた時期だったので、将来の見通しが全く無く、自分の将来の姿など予想できるものではありませんでした。


(私は1977年に大学4年生になり、ちょうどオイルショック後の有効求人倍率が0.51に下がった時期が1978年1月なので、就職氷河期と言われた時代です)


 大学4年生になり、たまたま友達が受験するという地元の公務員採用試験の存在を知り、その友達から余った応募用紙をもらって、締め切り間際に応募したことが私にとってのターニングポイントになりました。
 一緒にその友達と倍率50倍という採用試験を受験しましたが、皮肉なものでその友達は不合格になったものの、私はなぜか運よく合格して37年間の公務員生活が始まりました。


 その後もその時々で、例えば初めての赴任地のこと・仕事のことなど明日のことさえ見通しが立たず、不安の中で生きるものでしたが、不思議なもので段々と歳を重ねるごとに図太くなっていく自分がいました。
 在職中に11か所の職場への異動を経験したためか、後の方では、全く行ったことがない地への転勤さえも不安より楽しみでしかなく、それは慣れという部分が大きかったのかもしれません。

      

 今までの人生を振り返ると、「今」という時点から見れば必然という一本道でしたが、実際はその時々で分岐点があったもので、右に曲がらず左を選択していれば全く違った人生になっていたのかもしれません。
 そこには運命という何か神様が決めたレールがあったのだと思うようにしています。


 ゴルフでもラウンドが終わって振り返れば必然なスコアだと思えますが、ラウンド中は一打先のことは分からず、五里霧中の中で四苦八苦してプレーするものです。
 私のゴルフレベルでは、鼻歌を歌いながらプレーして80切りなどできるものでなく、スタートホールに立てば、今日はパーが1個でも取れるかなと心配するもので、とりあえず大叩きを避けようと思いながらプレーを進めることになります。


(雑念が入ると、いろんなミスを恐れる気持ちが出てしまいます)


 そうした中で、基準にしているスコアが「ボギー」であり、ボギーのスコアでそのホールをホールアウトできたらOKだと思ってプレー選択をするように心がけています。
 時々はティーショットをミスりますが、その際も「OBでなくて良かった。どうせボギーオンだからグリーンまでの残り距離が違ってくるだけ」と考えるようにし、無理してリカバリーしようとは思わないようになってきました。


 人は過去のことは誰でも分かりますが、10分先のことは誰にも分からないものです。ゴルフでもこれから挑むショットが成功するかどうかはその時点では分からず、終わって「あのショットがピンにもっと絡んでいれば」と思うものですが、もしかしたらシャンクしてOBだったという別の未来もあったはずです。

          

 上級者やプロの人って、確信の下でスコアメークできているのか少し興味があるところですが、自信満々に見えるゴルファーの内心を覗いてみたいものです。


 私が年齢を重ねて転勤などへの不安が楽しみに変わったように、ゴルフでも不安を楽しめる境地に変わっていくのが、きっと解決策になるのでしょう。