三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

身体が思うように動かない

 今日も昨日に引き続き、阿蘇ハイランドの早朝ラウンドに行ってきましたが、バタバタのゴルフになり、全くゴルフになりませんでした。


 今日も5時50分に自宅を出発しましたが、出発時の熊本の気温は4℃ほどで昨日より気温が低く、阿蘇は零下だと予想していました。
 しかし、曇っていたため放射冷却がなかったようで、気温は1℃ほどとグリーンの凍結はなかったものの、冷たい風が吹いて体感温度は零下なみでした。


 6時50分にゴルフ場に到着すると、同伴者の「アプローチの達人」が既に到着していて「先に出た組がいるよ!」と声をかけられ、慌ててチェックインしてバッグをカートに積み込みます。


 今朝は曇りだったので、まだ薄暗い中を水曜日はインスタートになるため10番ティーに向かいますが、すでに後続組の3人が10番の青ティー付近に屯していて、その横を抜けて10番の白ティーに着きました。


 まだ球の落下地点は見えない時間だったので5分ほど待ちましたが、後ろの組は素振りをし始め、早く行けとばかりに煽られてしまいます。


 少し明るさが増したので、ティーオフしようとしましたが、後ろではお喋りが止まず、何度か後方を振り返りますが、目は合うものの一向にお喋りは止めてくれず、マナーが悪い客だなと思って諦めてティーオフしましたが、達人からは「黙るように言えばよかったのに」とティーショット後に言われたものの、あれだけ見て気づけないような輩に言ったとしても分からないと思ったのでした。

(私が打つ際に後ろのティーで談笑しながら素振りをするマナー違反な後続組)


 慌ててインへ向かったので、途中でヘッドカバーを落としてしまいます。これはホールアウト後に係の人が拾ってくれていて手元に戻りましたが、他にも今日はビデオ撮影しようとカメラを持ってきましたが、三脚を車内に忘れてきて、撮影できませんでした。


 その上、痛み止めを飲もうと紙コップを洗面所から持ってきたものの水を汲む余裕もなく、薬を飲まずにスタートしてしまい、途中まではどうにか持ったものの、背中に痛みが出始め、併せて腰も重くなり、自分の身体をコントロールできなくなりました。


 達人も後ろを気にして急ぐ様子で、前半はなんとなく余裕がないせかせかとしたラウンドになってしまいます。



(この日は水曜日なので、全組がインスタートになります)


 後半の1番で痛み止めを飲みましたが、既に時遅しで痛みはしばらくして収まったものの、何となくバランスが悪くなり、ショットもパットも当たらなくなります。
 いわゆる集中できないままプレーしてしまうもので、心も身体もコントロールが効かなくなりました。


 スコアが悪くなると気力もなくなり、早く終わりたいとプレーも雑になり、ますます深みに嵌って行く展開で、全く楽しいとは感じられずでした。


 結局、後続組は我々が17番にいた頃に14番をプレー中でしたが、もしかすると以前に係の人が言っていたトップスタートでないと文句を言う組かもしれず、前回もパスさせてもらえず後ろを金魚の糞のようにくっ付いて回ったことがあったのを思い出しました。
 その時も3バッグだったし、今日も同じ3バッグで今思えば間違いなさそうです。


 こんなことなら今日は来るんじゃなかったと思うラウンドになりました。

結局スコアはパット次第だということ

 今日は一週間ぶりになる阿蘇ハイランドの早朝ラウンドに行ってきました。自宅を5時50分に出たので普段だったら6時45分頃には着くはずでしたが、80Km制限の阿蘇復興道路を40Kmで走る大型トラックがいて渋滞してしまい、結局着いたのは7時になり、既に同伴者の「アプローチの達人」はカートにバッグを乗せている状況でした。


 出発時の熊本市内は雨上がりで気温は6℃と高めでしたが、阿蘇カルデラ内に入ると気温は下がり、到着時の7時頃は2.6℃で冷たい風が吹き寒さを感じました。

(この時計はカート置き場に設置されていますが、コースの気温はもう少し低めです)


 今日はビデオカメラは持参せず撮影は無しでしたが、カートが雨の影響でコース内乗り入れが不可だったので、もしカメラを持って来ていても撮影はしなかったはずです。
 コース内はかなり泥濘んでいて、ランが全く出ず、各ホールで距離が普段よりも残ってしまい、セカンドでは使わないクラブを使ってミスを連発してしまいます。


 1番パー4こそ、PWでピン手前5mのバーディーパットが入り、幸先良いスタートでしたが、続く2番パー4でピンまで135yのセカンドを9鉄で打ったらダイレクトでグリーンどころかコースオーバーして3番のネットに引っ掛かっていました。


 冬の時期は飛距離が出ないため、当初は8鉄で打とうかと迷ったほどで、打った後に6鉄と間違えたと番手を確認しましたが9鉄に間違いなく、この予想外の飛び過ぎで以降の番手選びで混乱してしまいます。


 3番パー4はいつものように左方向に飛びましたが、2連バンカーの手前を現在潰してラフに変える工事中で、その危険防止に張ってあるネットに当たってしまいます。
 臨時のネットなので救済を受けましたが、距離が残り、7鉄でセカンドを打つとダフリ、3打目のウエッジではトップしてしまいます。


 今日のコースは昨日のかなり雨量で、スタンスを取ると水が滲むようなほぼカジュアルウォーター気味なライですが、周囲も似たような状況でダフリ易く、トップ気味に打とうとするとトップしてしまいます。
 結局、このホールは2mのボギーパットを決めきれずにダボになり、先が思いやられました。


 しかし、4番パー3で久しぶりにパーオンして、4mのバーディーパットが決まってしまい、崩れかけた展開をどうにか踏みとどまることができました。


 5番パー5はピンの左奥5mにバーディーチャンスでしたが、達人が「また来たか!」と声をかけたものの、弱めだったのでカップ手前で止まってしまいます。
 達人はグリーンの傾斜をよく覚えていて、入るラインの時はこうして声を出しますが、入らないと思った時は黙って打ち終わってから「そこは思ったより曲がらないんだよね」というコメントがあるものです。


 6番パー4は右ラフからPWでダフッてしまい、アプローチも4mでしたが、このパーパットが決まりましたが、7番パー4はセカンドを左奥にオーバーし転がしのアプローチは3mが残り、このパーパットを右に外してしまいます。


 8番パー3は、ピンの右手前5mにオンし、このバーディーパットでも達人が「おっ!来たか!」と声がかかりましたが、5番同様にタッチが弱めでカップ淵で止まってしまいます。


 9番パー5は、右ラフから9鉄で3打目を打ちましたが、アゲインストの風に負けて左奥のピンの右手前にオンし、ファーストパットを打てずに残った2mも決めきれないボギーになりました。


 前半は、2バーディー・3ボギー・1ダボのスコア39になりパット数は16打でしたが、偶々バーディーが2個あっただけで内容は普段と変わらないものでした。



 10番パー4はフェウェーから7鉄でトップし、アプローチも4mが残しましたが、このパーパットが決まっています。
 ここは前回フックに見えているのにスライスと思い込んでカップ左に外した場所で、カップ右を狙ったら入ってしまったという怪我の功名でした。


 11番パー3もショットが当たらず手前花道にショートしましたが、9鉄の転がしが1m弱に寄ってどうにかパーゲットでした。


 12番パー4では、パーオンして何か安心してしまい、ふわっとした感覚で7mのバーディーパットに挑み、上手くヒットできずにショートし、続く短いパーパットも打った瞬間に当たりが悪くて外したことが分かるボギーでした。


 13番パー4はセカンドをグリーン右に外しましたが、ここも9鉄で転がしてどうにか寄せ1のパーでした。
 14番パー5はティーショットが左ドックのコースの右ラフに入り、5Wのセカンドは左ラフの凹みで、そこから7鉄のショットは当たらずグリーン右に外し、アプローチは3mにしか寄らず、パーパットは決めきれないボギーになりました。


 15番パー4は5mのバーディーパットをダフってショートするパー、16番パー4はティーショットが右に曲がり、ラフからU6で奥の段のピンに対しグリーン中央にオンし、打ち上げのパットを寄せてナイスパーでした。
 17番パー3は7鉄のショットが当たらずショートし、花道はかなりウエット気味だったのでU6で転がし寄せてここもナイスパーでした。


 18番パー5は左のピンの右やや奥にオンし、6mのバーディーパットはパンチが入ってフックと読んだラインが曲がらず、気が抜けて挑んだ返しも外すボギーになりました。


 後半は、3ボギーのスコア39で、パット数は前半と同じ16パットでした。通算は、スコア78の32パットです。


 明日も阿蘇ハイランドの早朝を予定していますが、今日とは違ってスタート時は零下の温度予報なのできっとグリーンは凍結していることでしょう。
 ただコースが凍っていれば、今日の雨模様よりマシで、それはダフリの心配が少ないためですが、予想通りに行かないのがこの時期のコースコンディションになります。

Tee It Forward

 今日の熊本は雨模様ですが気温は高めで、終日雨の予報ですが、いわゆる冷たい雨にはなっておらず、朝のうちはエアコンも要らないほどで、季節が徐々に春に向かって進んでいる感が持てるようになりました。


 ただ日差しが無いため気温は上がらず、昼頃からエアコン暖房は付けましたが、寒さの度合いが全く違うようだと感じています。


 さて、私は最近では阿蘇ハイランドのラウンドが多くなりましたが、ここは人気が高く、平日でもシニア層を中心に来場者が多いゴルフ場です。


 シニア層に人気がある理由が、まずパブリックのゴルフ場で予約が取りやすく、併せて平日は5~6千円程度と料金が比較的安価であること、コースの総距離はRTで6170y、BTが6635yと一般的な距離ですが、シニアティーはホールによっては50yも前にあるなど、飛距離が落ちたシニア層に優しい距離設定になっているためだろうと推測しています。


 ゴルファーの中には、距離原理主義というべき思想を持つ人が少なからずいるようで、好スコアを出しても「フロントティーから出したスコアだから」と謙遜する様子も時々見受けられます。


 過去には、90が切れないのに常に「BTでやろう!」という距離原理主義者がいましたが、私は何が楽しいのだろうといつも思っていました。
 RTからでも90を切れないのに、BTからプレーするとパーを一個も取れない羽目になるのは目に見えていて「100叩きするのになんで?」といつも訝ったものです。


 こうしたゴルファーの理屈は「コース設計上、BTからプレーするのが本来のあるべき姿」という凝り固まった考えであり、「ゴルフを楽しむ」どころか「ゴルフで苦しむためにプレーしているのでは?」と感じていました。


 チャンピオンコースのBT使用だったら普通に7000yオーバーになり、パー4は400yオーバーが一般的です。
 250yの飛距離が出るのであれば、パーオンの可能性はありますが、RTでも90が切れないのであればショット力・ショートゲーム力が劣っているのは明白で、だったら7000yで100は切れないことになります。


 飛距離が出なくても上級者はBTもRTもそう大きなスコアの違いはないもので、それは距離の如何に関わらず最終的にはショートゲーム力がスコアに直結するからです。


 それなのに、90が切れないレベルということはショートゲーム力がないため、BTからのプレーになると1打余計にかかってしまうことになり、当然のように100オーバーとなってしまいますが、それで果たして楽しいの?と私は思ってしまいます。
 
 プレーが早ければ周囲に迷惑をかけませんが、私の知る限り、こうしたゴルファーはスコアが大崩れして途中から投げやりになってしまうもので、高額なプレーフィーを無駄にしているのは自業自得でも、周囲の同伴者などに迷惑をかけてしまいます。


 USGA(全米ゴルフ協会)ではスロープレーを防ぐことも意図して、より前方のティーからのプレーを以前から呼び掛けている聞きました。


 ドライバーの飛距離に応じて、それぞれが選択すべきトータルヤーデージの指針も出していて、それを見ると案外と推奨される距離が短めだと分かります。

        

 この表を当てはめてみると、阿蘇ハイランドのRTでもドライバーショットの飛距離が250yは必要ということになり、私の飛距離220yではオーバースペックなコースになってしまいます。


 もっともスコアは飛距離ではなく、最終的にカップインするためのグリーン上でのパット力ですが、そのパットを入れる距離に寄せるアプローチ力であるとも言えます。


 先に上級者は距離に関係なくスコアは大きく崩さないと書きましたが、それは100y内のショット力とグリーン周りのアプローチ力、そしてグリーン上のパット力があるためで、この部分は距離の長短には関係がない部分だからです。


 つまり残り100yの3打目も残り10yの3打目も同じ1打であり、最終的にはどれだけ寄せ1を安定して取れるかという部分であり、そこが上級者とアベレージゴルファーの大きな違いになるものです。


 そうはいっても、最初からパーゲットの見込みのない場合、より距離が短い方がグリーンオンする確率は上がるもので、確実にパーオンして2パットを繰り返せればパープレーも夢でなくなります。


 100が切れない、90が切れないゴルファーほど、70台・80台のスコアに慣れる必要があり、そのためには距離が短く平坦なゴルフ場でプレーをすることで、そうしたスコアへの慣れを作っておく準備は重要です。


 熊本には入門者用のゴルフ場として「百花園G」がありますが、パー64なので初級者でも100切り出来やすく、90台や80台のスコアが出せることになり、100切りは当然という意識が作れるようになります。


 まず身の丈にあった距離のゴルフ場で、好スコアが出せるようになるまで繰り返しラウンドすることが上達への近道だと私は思っています。
 間違っても初級者のうちは、BT使用を避けておいた方が無難だということです。