三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

北海道行きを迷う

 今日の熊本は雨の日曜日になっていて、最低気温は10℃と二桁にはなっていますが、肌寒さを感じるのは太陽の光が届かないためです。
 この冷たい雨は今後は回復模様のようで、明日はまた晴れの予報なので植物が成長する大事な雨になっているのでしょう。


 さて、表題にかいた北海道行きですがなぜか今年はイマイチ前向きになれず迷っているため、ここに自分の気持ちを書くことで客観的にどうしたいのか自分を見つめ直してみようと思っています。


 当初の計画では5月18日に熊本を出発し、その日の名古屋港19時発の太平洋フェリーに乗船し、2泊3日の船旅で苫小牧港に5月20日に到着予定でした。
 北海道滞在は7月18日までを予定していて、約2か月間の旅になるはずです。


 前回までは新日本海フェリーを利用していましたが、深夜0時前の出航で夜20時に到着という日程では出航地の舞鶴での待ち時間と併せ、到着日の北海道での移動が制限され車中泊をこれまで選択していましたが、昨年はその車中泊後に腰痛を発症しています。


 そのため今回は車中泊の選択は無く、どこかで宿を取るか港近くの温泉施設の大広間で雑魚寝することになりますが、太平洋フェリーを使うと夜19時出航で船内2泊後の11時に苫小牧港に到着となるため、新日本海フェリーと比べると1泊をベッドの上で休めることになり、到着後は宿泊地に向けての移動が可能になるため腰痛防止には良さげに感じています。


 太平洋フェリー乗船は、外洋である太平洋を航行するため低気圧の影響などで波が高く船内が揺れるという心配はありますが、5月下旬はそこまで海が荒れることはないかなと楽観しています。
 太平洋フェリーの名古屋~苫小牧に使われるのはシップ・オブ・ジ・イヤーを獲得した評判が高い船舶でもあり、乗船することは楽しみなので行き帰りのフェリー乗船は旅の目的の1つになっています。


 熊本から名古屋港までは高速を利用する計画ですが、昨年はほぼ同じ距離の熊本~敦賀を走っているので心配はしておらず、名古屋到着後はわずかな時間ですが周辺の観光が出来るかもとこちらも楽しみにしています。

(自宅から名古屋のフェリー乗り場までは高速道路を使って片道850Kmほどです)


 つまり往復の移動については楽しみだけなので問題は無く、では何がイマイチなのかは北海道へ行く目的が曖昧だからです。


 昨年の渡道ではいくつか目的があっていて、それは
 ① タウシュベツ橋梁見学
 ② 滝川市民ゴルフ場のシニア選手権出場
 ③ 道東の旅(根室GC・知床・網走・サロマ湖)
などでしたが、到着後すぐの腰痛発症でこの3つとも達成できていませんでした。


 そうなると今年も同様な目的にすればと思いますが、①についてはYouTubeなどで何度も視聴しているので私の中ではほぼ行った気になってしまっていること ②についてはゴルフ熱が冷めているため行ってもエントリーするか微妙な部分です。


 つまり旅の目的は今のところ③の道東の旅だけで、今回は昨年同様に上砂川を拠点として数回に分けて上士幌方面、根室方面、オホーツク方面へのそれぞれ2泊3日程度の旅をしようかなと思っていましたが、ここで問題が発生してしまいます。


 今年も当然借りられると思っていた上砂川の宿舎ですが、2月にメールで2回ほど問い合わせしても何の返事もなかったけど3月1日からの申し込みだけはしていました。
 しかし、昨年はすぐに決定の返事がありましたが、今年は何もなく、さすがに痺れを切らして5日になって電話で問い合わせすると「今年から宿泊数の上限を設けたいと思っています」と今更ながらの返答が返って来ました。


 その上、その電話時には「お貸しできるかお答えできません」と言われ「フェリーの予約があるからいつ分かりますか?」と尋ねると「来週中には」と答えがあり待っていました。
 その答えの電話が週末15日にあり、最大4週間までしか貸せないと言われ、がっかりしたものです。


 そうであるなら、予定の日程の半分しか滞在できないことになり、残り半分はどこかの宿舎を確保する必要があるのですが、慌てていくつか当たってみましたがほとんどの宿舎はすでに第1次募集が2月中に終わっていて、今後空きがあれば4月1日から追加の募集が始まるということなので、完全に出遅れた形になっていたのです。


 私が問い合わせた2月にそう答えがあればそれなりにこちらも準備したのですが、2週間以上も2回の問い合わせに返事もせず、15日になっての電話で「そんな問い合わせがあった」的に私の質問に対する返事を口頭でしてきたことに一気に行こうという熱が冷めたのが本音です。


 それでも、すぐ慌てて上士幌や湧別の宿舎確保のためにそれぞれ電話を入れましたが、両町共に第一次募集は終わっていて、私の希望する6月下旬から7月上旬にかけてはすでに予約が埋まっているという返事でした。


 残る希望は根室市の宿舎ですが、こちらは4月以降に申込内容を検討の上、他の希望者との調整を行い返答するとあり、まだ不明です。
 最後の頼みの綱の一つである十勝の宿舎は電話したものの、土曜日だったためお休みとなっていて明日以降に再度問い合わせすることにしています。


 もし十勝の宿舎が運よく借りれれば、今年は空知には行かずに十勝を拠点にした方が上士幌はかなり近くなるし、道東にも少しだけですが近いため、また行こうという気持ちも湧いてくるのかもしれませんが、近いとはいってもタウシュベツ橋梁まで100km、根室まで300kmほどもある場所なのです。

(場所の印は正確なものではなく、適当に付けています)


 私の性格では「行けばどうにかなる」的な旅は無理なので、行く前に細かく日程を立てる必要があり、その一つでも崩れると一気にやる気を失ってしまうのです。
 やる気を失うと、なぜ北海道に行くのかという本質的な問題が浮上するもので、あのまま申し込み通りに宿舎が確保できていたら、目的を深く考えずに渡道の計画を立てて実行するだけでした。


 実は今回「おてつたび」という方法を使い、紋別のホテルで後半の4週間を働くことも考えサイトに登録はしましたが、実際の経験者のコメント集を読むとホテルの仕事内容は腰痛持ちには厳しいようで、これは無理かもと諦めています。


 また、ゴルフでよく一緒にラウンドする「アプローチの達人」からは「そんな経費を使って行くくらいなら阿蘇のホテルの部屋を長期間貸し切って、そこからゴルフ場に通えば」と言われ、それもそうだなと思ったことも北海道まで何をしに行くのかという命題に戻った理由です。


 2か月間の北海道行きには切りつめても60万円ほどの経費が必要になり1か月あたり30万円ですが、この経費を平日は阿蘇の温泉宿を借りて土日に自宅に帰るという生活に充てると、十分な額のように感じています。


 阿蘇ハイランドでのラウンドだったら3~4千円で大丈夫だし、そもそも阿蘇は世界的な観光地でもありわざわざ遠く海外からやって来る観光客のことを考えると、それこそ「灯台下暗し」とでもいうべきもので、身近な観光地で温泉とゴルフに興じている方が賢明なような気がするのです。 


 まだ気持ちは決まっておらず、明日の2か月前のフェリー予約をとりあえず確保しておいて、十勝の宿舎の可能性に掛けることになりますが、それがダメになったら今年は諦めることになるかもしれません。


 今日のチャオ。雨のため外に出ることができずつまらなそうです。