三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

一通りのことが円満に終わる

 今日は3月3日の桃の節句です。起源は古く中国の神事から来ているようで、桃は古来不老長寿の象徴とされていたのだそうです。
 また桃の花は神聖で美しいものとして崇められ、女の子の健やかな成長を願う行事ですが国民の祝日に該当しないのは男女平等の観点から5月5日の元々は男の子の端午の節句が「子どもの日」として祝日になったため、同様の趣旨の祝日はすでにあるため祝日にならなかったのでしょう。

(夜になって他県へ車で帰る娘を見送るために外に出ると、金峰山のテレビ塔の灯りの上を旅客機(左上の光り)が通り過ぎていました)


 今日は母の葬儀も終わり、遠方から来ていた長姉と次姉が明日帰るため、遺産分割協議をすることにしました。
 母の財産といっても大したものはなく、ほとんどは父が亡くなった際に兄と私とで相続していますが、実家とわずかな現金が通帳に残っていたため、それをどうするかという話し合いでした。


 わずかな預金額でも遺産分割協議書がなければ金融機関は当該口座にロックをかけるため、金額の多少にかかわらず文書での誰が法的な相続者になるかという証明をしなければならず、それは実家の登記でも同様だということです。


 私の考えでは、長年父もそうですが母の世話を同居の兄夫婦がやってくれていたため、実家もわずかな預金も兄が全て相続するのが筋だと思っていましたが、姉2人は遠く離れた地にいるため事前に会っての相談が出来ず、電話では私の考えと同様だと感じたものの、世間一般では兄弟姉妹が仲違いする一番のきっかけがこの相続争いからなので、4人集まっての話し合いでどうなるか100%の確信はありませんでした。


 しかし、こんな私の心配は杞憂に終わり、長姉も次姉も「お兄さんが全て相続することに賛成」と言ってくれ、遺産分割協議はあっさり円満に終わることができました。
 私が感じていたように姉たちも父や母の世話を最後までやってくれた兄に感謝の念を持っているようで、わずかな金額の分配で仲違いするようなことを避けられたのが一番で、こちらが聞くまでもなく姉の方からそれを切り出してくれたことに、さすが姉さんだとほっと一安心することができました。


 そんな中、数少ない従弟の男性が弔問にやって来て、しばらく兄弟の中に入って雑談しましたが、彼は2人兄妹なのに8年近く前に亡くなった父親の遺産分割協議をやっておらず、私にとって伯父さんですが、通帳と印鑑は保有しているものの分割協議書を出せないため未だに父親の預金は手つかずのようでした。
 昨年亡くなった母親の分割協議書には妹から求められて押印したようですが、そこでも兄妹間に不信感が芽生え今は仲違いしていますが、今日は堰を切ったように不満を話しだし、私の兄が口を挟もうとしても入る余裕もないように話が止まりませんでした。


 従弟は若い頃は兄妹仲は普通だったと言っていて、親の遺産があったばかりにお互いがお互いに不信感を持っているのだと思っていますが、きっと自分の中でいろんな妄想が膨らみすぎて現実と空想とがごちゃ混ぜになっているのではと私は感じています。
 父親の通帳や印鑑を兄が持っていることから妹としては兄が父親の遺産を独り占めしたと思っているかもしれず、こればかりは双方の意見をすり合わさなければどちらがどうとか言えません。


 私は自分の財産は葬式代が残る程度に残りは使っておこうと思っていて、今日まで滞在していた娘や今日遅れて来熊した息子にも「財産は残さないから」と宣言しています。
 身近に遺産が元で骨肉の争い風になっている様子を見て、金は人を狂わせる元凶だと改めて感じましたが、我が兄弟姉妹はそうでなかったことになんとなく誇らしい気持ちさえ持ったほどです。


 今日のチャオ。今日の動画もおしっこの様子で、チャオが短い脚を上げて用を足しています。