三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

過ぎたるは猶及ばざるが如し

 今日の熊本は雲が広がる朝でしたが、今後は晴になる予報なので日中にかけて晴れ間が広がる温かい日になることでしょう。

(今日のチャオはいつものような動きに戻っていました。とりあえず一安心です)


 今週は明日が祝日なので、昨日の土曜日から世間的には3連休になっているのでしょうが、オールサンデークラブ(毎日が日曜日)会員の私としては、明日も何もしないお休みになるだけで、今週のラウンド予定は火曜日と水曜日だけになってしまいます。


 さて、最近のラウンドでOBが出てしまっている原因を考えてみました。最大の原因はティーの高さだと思っていて、ロングティーを使っていることが安定しないティーショットに繋がっているように感じています。

      

(私が愛用している「エアロティー」はショットの際に上部が曲がり、ティーが飛んで行かず探す手間が無いのがお気に入りです)


 私はこれまで使っていたレギュラーの高さのティーを凍った地面で続けて2つも折ってしまい手持ちが無くなったため、使わなくなったロングタイプを使っています。
 長いものは地面に埋め込む量を調整すればよいはずですが、凍った地面は固くて埋め込みにくく、どうしても普段より高くティーアップしてしまいます。


 ティーが高いとドライバーヘッドが下から入りやすくなるため、球筋が通常の上から打ち込む時(イメージですが)とは違いフック系になりやすく、元々スライス球の私にとって右への曲がりと左への曲がりが打ち消し合ってちょうど良いことになるものの、ヘッドが下から入って煽ってしまうと右へ、逆に力が入って力むと左へのチーピンが発生してしまいます。


 冬場で飛距離が落ちているため、どうしても力が入りやすくなりますが、右にも左にも行く球筋では安心して叩けなくなり、ますます飛距離が落ちて行く悪循環になるため、一計を案じバックスイングで左肩を顎に付くよう意識して捩じるようにしました。
 これは身体を捩じって体幹を使うことで、手だけの力で飛ばそうとする弊害を無くそうと考えたためです。


 するとドライバーはそこそこ安定してきたものの、今度はアイアンが当たらなくなってしまいます。
 現在スコアが纏まらないのは、せっかく私にしてはフェアウェーキープ率が高いのに、アイアンの精度が悪いためで、アイアンのフック多発からそれを調整しようとするとスライスというこちらも悪循環に陥っています。


(直近の2ラウンドでのフェアウェーキープからのパーセーブできていない状況)


 私のバックスイングは浅いため、ドライバーなど長いクラブでは身体をしっかり捻ることでシャフトの動きが遅れないようになりますが、逆にアイアン特に8鉄以下のショートアイアンでは浅い捩じれでタイミングを取っているものが、捩じりを深くすることで先にクラブが下りてきて引っかけ球を出してしまうことに繋がっているのではと考えています。


 ゴルフは14本のクラブという道具を使えることが他の球技にはない特徴で、そのクラブはドライバーからパターまで長さが違うため、同じ打ち方をやっても上手く行くはずはないのです。
 特定のあるクラブで上手く行く打ち方が、他のクラブでも上手く行くとは限らず、何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」というように、やり過ぎるのはやり足りないと同様に良くないということのようです。


 その点からも「ドライバーもアイアンも同じスイング」などというレッスンは間違ったもので、強いて言うなら「同じリズム」程度ですが、こんなことを主張するレッスンプロは本人が意識の中で変えていないだけで実際は無意識に変えたスイングをしているものです。
 誰が考えても、長さが違うクラブを同じスイングで打てるわけがないのに、堂々とこうしたことを主張するプロらしき輩がいるから無垢な子羊たちは迷路に嵌ってしまうのです。


 教えるプロなら、もっと正確な表現で伝えないとただでさえ感覚的なゴルフスイングを伝えることは難しいのですが、穿った見方をすると難しく考えさせて長く顧客を確保しようとする自分本位な考え方で、教えるという意味ではプロ失格だと私は思っています。