三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

本当にSSDだけで大丈夫?

 今日は木曜日なので、いつも同伴者になる「アプローチの達人」は菊池CCのシニアコンペの日になり、阿蘇ハイランドの早朝は当初から予定は入っていません。
 この寒さで、菊池CCも山中にあるため雪の影響はあるだろうし、果たして達人がゴルフに行っているかは今日の熊本がときどき雪が舞う天気だということからも微妙なところです。


 さて、私はBTOパソコンを来年に予定する自作パソコン制作の練習台としていろいろ弄っていますが、最初に行ったことがストレージの増設です。
 購入して5台ほど増設していますが、その内訳はM.2 SSDが1基(2TB)に1TBの2.5インチSSDが2基、それに4TBと2TBのHDDをそれぞれ1基ずつという内訳になっています。


 当初は2TBのM.2 SSDをメインのデータ保管用にするつもりでしたが、2.5インチと3.5インチの外付けHDDを分解して中身を取り出してパソコン内に増設しました。
 これらは現有の最近は使わなくなったHDDを有効利用していますが、なぜ時代遅れ感のあるHDDをわざわざ2台も増設したのかというと、SSDにいまいち信頼がおけないと感じ始めたからです。


 まず前提としてSSDは容量が1TBあっても実際は最大8割程度しか使えないもので、データ保管は容量の半分程度くらいまでに留めておいたほうが無難だという意見もある上に、寿命が最初から決まっていることも不信感を持つ原因の一つになっています。


 HDDがプラッタと呼ばれる金属製の高速回転する円盤上を磁気ヘッドが付くアームが移動してデータを書き込むという機械駆動なのに対して、SSDは半導体の上の集積回路を使って電気的にデータの書き込みなどを行うため稼働部品が不要になり、その特徴から衝撃に強いとか読み書きの速度が速い、使用電力が少ないという長所があります。


 そのため、HDDにとって代わるのがSSDで、そのSSDもSATA接続の2.5インチからPCIe接続のNVMeの高速タイプに進化していて、Gen4になるとSATAでHDDの5倍(200MB/s)の転送速度だったものが7,000MB/sという高速化を果たしています。


 ちなみに私が初期のPCで遊んでいた頃は5.2インチFD(フロッピーディスク:容量1.2MB)を使っていましたが、その名の通りに「ふにゃふにゃ」なソノシート状のもので、間違えて曲げてしまうと中のデータがダメになってしまうこともありました。
 それでも、もっと以前にモノラルテープレコーダーを使ってカセットテープにデータを保存していた頃と比較すると、便利になったものだと感じたものです。


 その後に、プラスチック製の固いケースに収められた3.5インチFDが一般化した時は、卓上に無造作に置けるようになり、以前のように取り扱いに細心の注意が必要なくなりましたが、この時代が私のパソコン人生の中で一番長かったことになります。
 仕事でも金融機関とのデータのやり取りはこの3.5インチFDを使っていた時期が長く、HDDが一般化してからもしばらくはこのやり方が続いていたほどです。


(3.5インチFDは1.44MBの容量です。右下隅に書き込み防止用の爪があり、上げておくと間違えてデータを消さない仕組みでした。5.2インチのFDを生成AIに依頼したら知らないようで、何度やってもEPレコードのようなものを作り出し、使えない画像だけでした)


 FDが当たり前の感覚だったため、最初に私的利用で購入したHDDは50GBでしたがそれでも十分に大容量だと思ったものでした。
 HDDは500GB、1TB、4TBと一気に大容量になって行き、そうしているうちにSSDが新たに出現し、あっという間に主流になったのですが、SSDが以前のフラッシュメモリと同様にデータ保管用には適さないと知り、怖いと思いました。


 HDDは機械的なトラブルで故障しますが、プラッタさえ傷付かなければデータは大丈夫なことも多く、長年のデータ保管にも耐えられます。
 衝撃に弱いといっても、それは駆動中の場合であり、私の外付けHDDは何度も50㎝程度の卓上から床の上に落下しましたが、通電中ではなかったため壊れることはありませんでした。


 対してSSDは通電しないと中のデータが徐々に蒸発してしまうことがあり、学術目的で長期保管が必要な図書館などでは使われないと聞いています。
 つまり書き込み回数の制限があるから大事にして使わないでいると、今度はデータが壊れるのではなく蒸発して消えてしまう恐れもあり、データ保存用には怖くて使えないと思ったのです。


 そのためBTOパソコンのデータ保存用として、当初の1TBの2.5インチSSDや2TBのM.2 SSDを使う予定だったのが、HDDの方が良いと考え直しました。
 そんなに大事なデータという訳ではないものの、保管したものが消えてしまうのは焦るもので、せめて私がパソコンを使う間はきちんと保管出来ていて欲しいのです。


 今後は、1台のSSDを普段使いのストレージとして1台のHDDをデータ保管用の倉庫として使い、バックアップ用として他のSSDとHDDをそれぞれ使い分けることになりますが、最近はラウンドの動画撮影を寒くてする余裕がなく、もう少し温かくなったら動画撮影して編集作業を勉強したいと思っています。