三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スイングの微調整

 今日は薄曇りの土曜日ですが、何も予定がなく、今週は火曜日から5時起きが続いていたため、朝はゆっくり寝ていました。


 昨日のプロとのラウンドで、いくつか自分の癖をいうかスイングの欠点をプチ相談し、もらったヒントを実践しましたが、その中に飛距離アップのヒントもあったのです。


 それは、バックスイングを大きくするということで、自分では全く気付いていませんでしたが、私のバックスイングはかなり浅いもので、ほぼ肩の高さまでしか両手が上がっていません。

(私のドライバーショットのバックスイング。全て浅いものです)


 ドライバーの飛距離は、①ヘッドスピード ②ボール初速 ③回転数 ④打ち出し角度の4つの要素のかけ算で決まるものです。
 ①のヘッドスピードは、筋力やクラブヘッドの重量など、②のボール初速はミート率が、③の回転数はヘッドとボールの当り方が、④の打ち出し角度も③の当たり方とヘッドのロフト角度などがそれぞれ影響するそうです。


 これらの要素はほとんどが練習が必要なものであり、筋力アップは一朝一夕にできず、ミート率アップもそれなりの練習が必要になり、それは③の回転数や④の打ち出し角度の管理も練習なしにはできないものです。


 唯一、何もしなくてこれらの要素の中で簡単にアップできるものが、クラブヘッドの重量アップですが、人が振れる重さは各人でそれぞれ限度が決まっているもので、振りこなすにはやはり練習は必須だというものです。


 インパクトのエネルギーをアップする重量と同等な効果が重力による効果で、高い位置にある物体が地面に落下する場合、低い位置よりも衝突エネルギーは大きくなるもので、ドライバーショットでもより高い位置から落ちてくるほうが、より効果は高いものです。


 ただし、スイングに利用するためには、重力エネルギーを単に落下エネルギーに変えるのではなく、その落下エネルギーをクラブヘッドの加速に利用した方が飛距離の要素である①のヘッドスピードアップに繋がるもので、ヘッドの助走距離が長ければ長いほど、ヘッドは加速できるものです。


 つまり私のスイングのように、切り返しの手の位置が低く、ヘッドが地面と90度程度から切り返すより、もう少し手の位置を上げてヘッドを後方に倒し、そこから落下エネルギーを利用しながらヘッドを背中側に落としながらスイングするという最近のスイング理論にあった動きをすればよいはずです。


 ただスイングを変えるためには膨大な時間と労力が必要になるため、残された時間が少ない私の場合は、そこまでのスイング変更は出来ず、少しだけでも手の位置を高くすればと考えています。


 プロが名付けた「ウインドミル打法」は右サイドでクラブヘッドを時計回りに動かすことですが、そのイメージだけでも持っていればいいかなと思っています。


 実際には、スイングで少し手の位置を高くすることを意識しただけでも手ごたえは良くなり、スライス球が出なくなりましたが、それが今後も続くかはまだ分かりません。
 ゴルフでは変えた直ぐは効果がある「分かった!」という勘違いは多く、しばらくすると元に戻ることが多いのですが、そうでないことを願うばかりです。