三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日はスコア速報係

 昨日から福岡県の宮若市に泊まっていますが、今日は朝からザ・クラシックゴルフ倶楽部で開催されるLPGAステップアップツアーの今季開幕戦になる「ラシンク・ニンジニア・RKBレディース」のボランティアに行ってきました。

(この大会は元々観客を入れませんが、事前に送って来た駐車券を入り口で警備員がチェックするため、持っていないと中には入れません)

(今日は8時10分集合だったので、ホテルの朝食を摂りゆっくりやって来ました)

(スコアラーの場合は、担当する組の抽選がありますが、今日は定点業務なので次に誰が来るかを確認するためだけの組み合わせ表です)


 通常のレギュラーツアーは3日または4日間競技ですが、ステップアップツアーは2日または3日間競技になり、RKBレディースは2日間の大会になります。
 そのため、予選がなく、108名の出場選手は全員2ラウンドしますが、上位50位までに入らないと賞金は0円というものです。


 ステップアップツアーは、元々がレギュラーツアーに比較して賞金額は少なく、レギュラーツアー優勝者の賞金額とほぼ同じ額がステップアップツアーでは賞金総額になっています。
 RKBレディースは、優勝しても2日間大会なので270万円となり、これはこれで大金ですが、50位になっても昨年は47位タイに5人いましたが、1人当たり69,000円の賞金額でした。


 この程度の額では、交通費・宿泊費・プレー代(練習ラウンド+本番2ラウンド)など経費を支払うと、ほぼ残らないもので、こうしたハングリーさを選手に経験させて上のレベルを目指させるものです。
 最近は、若手のレベルが上がり、プロ入りしてステップアップツアーを1年で卒業してレギュラーツアーに参戦する選手も多く、今日も将来性のある選手が数人目立っていました。


 明日は選手とコースを一緒に歩くスコアラーの係ですが、今日はスコア速報板の担当になりました。
 速報板はコース内に3か所あり、インとアウトの途中に1か所ずつ、そして練習グリーン近くに1か所でしたが、私は他の2人と3人でクラブハウスから一番遠い16番ティー横の速報板担当になり、荷物や椅子を抱えて延々と歩くことになりました。


 速報板係の業務は、磁石の付いた氏名板と数字をタブレットで確認して上位10人のスコアを速報板に貼り付けるものです。


 最初は慣れなかった上にスコアが頻繁に動くため、3人の連携が上手く取れず、それなりに忙しい業務になってしまいます。
 選手の氏名板も全員のものがあるはずでしたが、トップ10に入っていた1人の氏名版がなく、同スコアの別の選手で代用していました。


 朝にちょっとした事件が起こります。
 

    

(15番を逆に移動しましたが、既に先頭組がティーに来ているし、右は池で左の14番にも2番スタートの組がプレー中で、動きが取れなくなりました)


 私のうっかりミスですが、トイレに大事なスコア速報を確認するための事務局から配布されていてタブレットを忘れてきて、現場に着いて準備を始めてから無いことに気づく有様でした。
 15番コースを逆戻りしてクラブハウスに戻ろうとしましたが、すでにインスタートの1組目が15番のティインググランドから打ち始めていて、先に進めなくなってしまいます。


 その様子を見ていたLPGAの競技委員が「どうしましたか?」とやって来たので、「大事なタブレットをトイレに忘れてきたため取りに戻るところです」と答えると、カートに乗せてくれクラブハウスまで戻り、連絡を受けてトイレを探して見つけてきた担当者からタブレットを受け取り、また競技委員のカートで業務箇所の16番まで送ってもらいました。


 15番にやって来ていた先頭の組が16番ティーに来るまでに速報板を並べる必要があり、もし競技委員が気づいてくれなかったら、15番ホールで動きが取れなくなり間に合わなかったはずです。

(折り畳みチェアを持って行ったので、パイプ椅子より座り心地は良いものでした。後ろのコースは12番パー4ですぐ右にグリーンがあります)


 そんなこんなでバタバタして始まった業務は、速報板の裏側には12番のコースがあり、15番グリーンも近く、もちろん16番ティー横なのでティーショット時は動けず、スコアを更新するタイミングが難しく、当初は3人で行っていましたが、後半は1人でやった方が正確で速いことが分かります。


 3人のうち1人が周囲が見えない方のようで、選手がティーショットのルーティンに入り私が肩を叩いて教えましたが、気づいてくれず、再度叩いてやっと気づき、そのままじっとしていればよいのに、何を思ったのか5mほど後ろに動いてしまい、選手やキャディーさんから「止まってください」と注意される始末でした。


 もっとも3人共初めての業務だったためで、慣れ始めたら業務分担も阿吽の呼吸で判るようになり、私が1人で並べ直していても任せてくれるようになりました。

(支給品の帽子はピンク色だったので、普段のラウンドで使うのは少し躊躇われます)


 明日は6時10分の集合になり、ホテルの朝食券は無駄になりそうです。