三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

「楽しいゴルフ」は自分だけでは作れない

 先日の阿蘇やまなみGCの1人予約では、他の3人の方々がそれぞれに同じような「意気込み」を自己紹介欄に書いてありました。
 3人の方々のコメントは次のとおりですが、それには「楽しい」というワードが共通していて、果たしてその「楽しい」は「自分だけ?」という意味なのかと少々疑問に思いました。


 ① 上手くはないですが、健康のため楽しいラウンドにしたいです。
 ② いつも楽しいGolfがモットーです。
 ③ 楽しくご迷惑お掛けしないようにプレーします。 


 もちろん、知らないメンバーでのラウンドだから、叩いてもニコニコと笑顔を忘れず、「楽しく」ゴルフをしたいという意気込みだと思いますが、穿った見方をすれば「自分だけ楽しければそれでいいの?」とちょっぴり皮肉めいた思いがしたのです。


 まずスタートホールのティーショットで、オナーの後ろに2人が陣取ったので、私が打つ際はお願いして動いてもらいましたが、ショット後に「真後ろからでないと球の行方が見にくい」と言い合っているのが聞こえ、3人のうち2人は何度かご一緒した方々だったので「真後ろに立つのはマナー違反になりますよ」と柔らかく言いましたが、本人たちは私が言った意味がよく分かっていないようで、他の方の時は相変わらず後方に位置されていました。


 私は同伴者が次のティーで打順が分かりやすいように4番打者に固定してもらっていましたが、途中から私のティーショット時に後ろに立つことはなくなったものの、カートに戻り3人でお喋りを止めてくれず、はっきり聞こえる声であれこれと話をされ始めました。


               

 私は仕方ないと気にしないようにしていましたが、もう少し配慮はあってもよいのではと思ってしまいます。
 本人たちに悪気がないことは分かりますが、最低限のマナーは知らないもの同士でラウンドする1人予約では必須だと思っているからです。


 もちろん、後半で足の痺れから私がキツそうにしていると「急がなくてもいいですよ」とか「大丈夫ですか?」など気を遣っていただきましたが、普段はそんな心遣いが普通にできる紳士たちなのに、ことゴルフになると同伴者への配慮が足らなくなることにいつも不思議に感じてしまいます。


 結局は、ご自分が気にならないからでしょうが、周囲が見えていない証拠だともいえ、ティーで打つべき時にスコアカードに何かを書いていたり、セカンド地点でさっさとクラブを取ってくれれば、他の球の位置にカートを持って行けるのに延々と待たされたりと、ご自分の行動がスロープレーに繋がっていることに気づかないことも困りものです。


 私が4番打者に固定してもらうのも、最後に打ってクラブを持ち、真っ先にカートに乗り込むようにすることで、同伴者の動きを少しでも急がせるためですが、途中からはカートに乗って待ってくれるようになったものの、カート内で世間話に花が咲いてしまったようでした。
 「楽しい」ゴルフを希望されていたので、お喋りに夢中になるのは分かるものの、同伴者としてヤレヤレというものでした。


 終わって「楽しかった」とそれぞれが言っていましたが、それは気を遣った同伴者として喜ばしいものではあるものの、いつもそんなゴルフをされるのであれば、別のラウンドでも同伴者に迷惑をかけているのではと少し心配になったものです。


 3人のうち、2人は好調なゴルフで2人共に久しぶりに90切りを果たせたと喜んでいましたが、残りの1人はミスが多く、途中からは愚痴が止まらなくなり、そんな愚痴をカート移動の際に長々と聞かされるのは勘弁してほしいというものです。


 その方も他の方同様に終わって「楽しかった」と言っていましたが、途中では「楽しい」ゴルフにならなかったようで、結局はスコアが良ければ「心底楽しい」だろうし、悪ければ「満足できない楽しさ」だというものでしょう。