三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコアメークのための心構え

 今日17日は秋晴れの日曜日ですが、昨夜の雨により気温がぐっと下がって、爽やかな涼しい朝になっています。
 もう10月も半分以上が過ぎたというのに、昨日まではエアコン(冷房)を昼前から夜まで入れていたほどで、さすがに真夏ほどではなかったものの、熊本の最高気温は29.6度となっていました。
 今日の最高気温の予想は21度なので、一気に夏から秋に変わったという気配です。


 今日は休養日にしていますが、今週は阿蘇でのラウンドが月曜日から木曜日まで予定されていて、15日から再開された「熊本再発見の旅」を利用して、火曜日と水曜日に阿蘇のどこかに宿泊したいと思い、良さげなホテルを探しています。


 当初は、前回も利用した「かんぽの宿」を考えていましたが、お得なプランが7月末で終わってしまい、1人での利用だと割高になるもので、お得感が無くなっていますが、かといって他にこれはというホテルが見つかりませんが、やまなみリゾートホテルに一度は宿泊しようとは思っています。


 さて少し遡っての話題ですが、10月8日の阿蘇ハイランドでは、2番パー4・3番パー4と続けてパーを逃し、3番を終えて2オーバーと苦しいスタートになりました。


 しかし、ここで無理にパーを取りに行くとスコアを大きく崩す結果になりがちなので、次の4番パー3はボギーはOKと考えました。
 すると幸いにもパーが来て、続く5番パー5で望外のバーディーが来たのです。


 私のこれまでの阿蘇ハイランドでの傾向は、3番まで上手く行っても4番か5番でスコアを崩すことが多く、一種の鬼門のホールになっていました。
 8日は4番までに2オーバーとなり、前半は場合によっては44~45程度のスコアになるかもと予想したほどです。

 つまり4番パー3に向かう心構えが分岐点になっていて、焦って攻めのゴルフをしていれば、たぶんスコアを崩していたはずです。


 私は「ボギーなゴルフ」と名付けられた戦略を基本にするように考えています。


 「ボギーなゴルフ」という名称は、以前に参加していたゴルフネットサークルのメンバーだった「nyan」さんという女性がいつも呟いていた言葉で、「必死にボギーを取りに行こう。ボギーはOK!でもダボ以上はダメ!」という意味になります。


 ゴルフコースは、不思議なものでパーオン狙いをすれば、反動でダボやトリプルが来てしまいますが、ボギーオンを目指せば、大きなスコアロスには繋がりにくいものです。
 380yのパー4を一例として考えれば、パーオンさせるためには、ドライバーで240y、セカンドを140yということになります。


 240yのドライバーショットが曲がれば、即トラブルになりますが、無理にリカバリーしようとして泥沼に嵌る経験は誰でもあるはずです。
 もし、ボギーオンで良ければ、上のケースでも距離を欲張らず、いったんフェアウェーに戻す選択が当たり前にできるものです。


 それ以前に、ティーショットを200yで抑えセカンドを150y打ち、30yのアプローチをすれば、ガードバンカーに掴まることもなく、手前から安全な寄せができることになります。
 「アプローチの達人」と呼ぶ73歳の老ゴルファーが、まさにこのゴルフであり、距離があるホールはボギーオンを基本にし、距離がないホールでバーディーチャンスを作るという戦略になっています。

(達人のスタート前のパット練習の様子。本人は「寄るけど入らない」と言っていました)


 達人には正確なショット力がありますが、それはドライバー・フェアウェーウッド・アイアン・ウエッジ・パターの全てであり、見ているといつも同じホールで同じようなクラブで同じような方向に打って行きます。
 もちろん、達人も人間なので時にはミスショットがあり、「アッ!」という声が聞こえてきますが、距離が出ないことは曲がりが少ないことに繋がり、狙った方向とはわずかに違うもので、私から見れば問題ないと思えるショットです。


 感心するのが、ダフッたりトップしたりする光景をほとんど見ないことですが、本人が「ダフッた」と言っても、そんなに悪い結果にならず、ダフッた分だけ転がりが増すため、結果的にはミスではなくなります。


 そんな達人も、時々は1ペナに打つ大きなミスを出してしまいますが、それでもボギーでは抑えるもので、1ラウンドで叩くボギー数はせいぜい1~2個という少なさで、バーディーや時にはイーグルでそのスコアロスを帳消しにしてしまいます。


 本人は途中でアンダーパーを出せないようだと「今日はダメだ!」とボヤキますが、悪い時でも75オーバーは叩かないもので、それは卓越なショートゲームの技に支えられているためです。


 達人のスイングはお世辞にも綺麗なものと言えませんが、当たった音が綺麗で、ほぼスイートスポットに当てていることが分かります。
 飛ばないといってもフロントティーからプレーするため、阿蘇ハイランドの5番パー5は打ち上げの360y程度ですがフェアウェーウッドで2オンすることも多く、13番パー4の打ち下ろしの300yはほぼグリーン手前まで打ち、どちらもバーディーホールと化しています。


 見ていて達人のショットの特徴が、グリーン手前からでも転がってオンするもので、その距離感の加減が絶妙と言えるものです。


 そんな達人ですが、やはりゴルファーである以上、自分の飛距離への引け目はあるようで、同伴者が「凄いですね!」と褒めると「前からだから」と常に謙虚に答えられます。
 その上「毎回毎回、同じようなことの繰り返しでつまらない」とも言っていて、今はアンダーパーでのエージシュートでなければ不満足という様子です。


 つまり「ボギーなゴルフ」でもアンダーのスコアは出せるもので、それにはショートゲーム力の精度をアップする練習は必須です。
 レッスンの最初に行われる「ゴルフ13ゲーム」の1番目が30yの看板に当てる課題ですが、これさえクリアできれば残りはそう難易度は高くないものの、昨日の練習ではついに最初の30yをクリアできませんでした。

 競技ゴルファーのデッさんともども、当てるより難しい30yの看板の隙間の中に打ち込み、こうなったら当たらないというジンクスがあるのです。


 もっとも30yを1時間以上も練習したと思えば悔しくもなく、大事な練習になったというものです。


 達人のようにアプローチをどこからでもピンに絡めるためには、まず30yをしっかり寄せることが基本になりますが、それに併せ10y内の短いアプローチでしっかりOKに寄せることも重要です。


 明日は達人以外に申告スコア100のお二人が入る4バッグですが、果たして同伴者の2人が達人の凄さに気づくことができるのでしょうか?