三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

相変わらず1mを外してしまう

 今日は「アプローチの達人」のお誘いで、菊池CCに早朝から行ってきました。


 ゴルフ場に向かう際の今朝の気温は4度で車内は暖房にし、着いてからは防寒下着の上にフリースその上にウインドブレーカーという服装でしたが、帰る頃には気温は23度まで上がり、車内は冷房して半袖で運転する状態で、この時期の寒暖差の大きさを感じてしまいます。


 その寒暖差同様にゴルフのスコアも大波状態でしたが、どうもトラブったときに冷静に対処できず、傷を広げる傾向にあるようです。
 距離のある1番458yパー4を、幸先良いパーで凌いだ後の2番315yパー4でトラブってしまいます。

 ティーに立つと強風のアゲインストになり、正対すると身体が飛ばされそうになる中、距離がないホールなので5Wのティーショットは力んでしまい、右に出てしまいOBになりました。
 打ち直しも5Wで打ちこれはフェアウェーでしたが、残り100yのアゲだったので9鉄で打って左バンカーインになってしまいます。
 ピンは手前だったのでバンカーを超えたら下りになり、ギリギリに落とそうとして足りずに戻ってしまい、今度は出たものの止まらず転がり、6mは決めきれずの8という大叩きになってしまいました。


 3番パー5ではセカンドのU4が引っ掛かり左のカート置き場まで飛んで前組に打ち込むほど近くまで飛んでしまいます。
 すぐに帽子を取って謝りに行きましたが、1人が手を挙げてくれ事なきを得たものの、まったく方向違いの場所に打ってしまって混乱してしまいます。


 以降は、ティーショットは当たっていても、セカンド以降のアイアンが悪く、アプローチも寄らずパットも決まらずのいつもの内容になり、前半はほぼ諦め状態でした。


 今日の菊池も昨日の大津のように来場者が多く、ハーフターンの休憩はほぼ2時間というもので、後続の若者2人組は後半のスタートで後ろにいなかったので、達人と「どうしたんだろう?」と不思議がっていましたが、終わって係りに尋ねると「あまりの待ち時間にハーフで帰ってしまいました」と言っていて、確かに2時間も待たされるなら帰っても不思議はないものです。


 我々は食事後は早めに10番ティー横の練習グリーンに向かい、私はほぼ80分以上をアプローチとパット練習をして待ちましたが、一緒に練習していた達人は途中で疲れてカートで居眠りを始めるしまつです。
 それでやる気を失ったのか、後半の達人は普段は見ないミスショットのオンパレードで、打ち直しも同じようにダフったりしますが、それでもアプローチを寄せたり長いパットを沈めたりとやる気を失っても大きくスコアロスをしないのがさすがでした。


 最終ホールの18番で私がカップ左7mのバーディーパットを1m強オーバーし、返しを外すと達人が「なんでそんなのを外すの?」と言って持っていた2個を同じような場所から打ち、2個とも難なくカップインさせてしまいます。 
 私もホールアウト後に、同じように2個を打ってみましたが、1個は右に1個は左に外す始末で、自分でも「これは重症だ」と思ってしまいます。


 見ていると達人のパットやアプローチはしっかり打ちたい方向にフェースが対しているし、まっすぐ当たっているのが見ていて分かり、素直にストロークしているから長いパットも入るのだということが分かりますが、反対に私のパットはフェースが開いたり閉じたりしていて、真っすぐに当たっていないことが自分でも実感するものです。


 下の画像はスタート前に練習グリーンでアプローチ練習する達人です。左足前の球はこのプレーには関係ない球です。

 達人のアプローチのバックスイングを見ると、縞模様のシャツが右の体側にわずかに見えますが、全般的にフォットワークも身体の捻転も見られません。

(右はインパクトの瞬間。右足前に置いた球がクラブフェースに乗って両足の間を通っています)

(56度のSWを使っているようですが、いつもピッチエンドランのアプローチなので、最後はフェースが返ります)

 達人の凄さは、まったく力感がない自然体のショットで、無駄な力も入らないため安定した転がりの球が狙った方向へ打てます。


 自然体なので見ていてその凄さが分かりづらく、1人予約で同伴者が達人の69という好スコアに気づかず、年齢を聞かれて73歳と答えると、「上手いからエージシュートも狙えるのでは?」と言われたという笑い話もあるほどで、そのくらい傍目には凄みがないゴルファーなのです。