三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

レッスンは楽しい

 鋤田プロのレッスンを最初に受けたのは今年2月からだったので、すでにレッスンを始めて10か月が経っています。
 レッスンにはいろんなメニューがあり、昨日はレッスン生から個人の課題として出た「コントロールショット」や「アプローチ」それに私の要望の「フェアウェーウッドの打ち方」の練習が行われました。


 最初は「ひも付き板」を投げて、10yほどのアプローチの練習から始まりました。レッスン生4人でウエッジを使い、板の表面に直接当たるとOKで、当たったら打席を一個ずつ移動してまた狙うことを繰り返します。
 板の表面でなく端に当たったらNGで、30センチ四方の板に当てるのはそれなりに難しいものですが、こうした競争しながらの練習はややもすれば飽きやすいアプローチ練習を楽しみながらできるものでした。


 その後は、ドライバーを使ってスライスとフックを打つ練習で、これは私のフェアウェーウッドの練習や「コントロールショット」の練習に繋がるものでした。
 フックやスライスを意識して打つことは、その仕組みが分からなければ打てないもので、大まかにいえばフックは右足前でスライスは左足前で打つというものです。


 これはアイアンなどで番手間の距離をコントロールする方法でもあり、少し距離を出すためにはフックで打ち、距離を少し落とすにはスライスで打つという距離合わせの一つの方法なのです。


 最近、また化け物(失礼!)みたいな新人さんが加入しています。まだスイングは粗削りですが、太腿みたいな二の腕を持つ元アメフト選手です。

(新人さんのドライバーにはツアーADの8Xが刺さっていました。シャフト重量が85gもあります)


 彼の使っているドライバーのシャフトは8Xというもので、私も打たせてもらいましたが右にしか飛ばない代物で、それを軽々スイングして当たれば300y以上をかっ飛ばします。

(飛ばし屋の「ジャンボ」を凌ぎそうなポテンシャルを秘めています)


 下の画像は、若手の飛ばし屋「ナガ」のスイングです。プロから2枚から3枚目にかけて目線がヘッドを追う動きを止めるように注意されていましたが、当たれば惚れ惚れするようなきれいな280yショットを放ちます。

(フォローの大きなスイングアークが距離が出る要因のようです。画像を上から下にスクロールすると駒落とし動画のようになります)


 先にも書きましたが、レッスン初めの恒例のプロからの質問、各人の悩みや課題を尋ねられ、私はフェアウェーウッドが打てないと答えました。
 私はバッグの中にフェアウェーウッドは5Wと7Wを入れていますが、この2本はほとんど飾りになっているクラブです。


 なぜかというと、5Wはスライスしかせず、7Wは反対にフックしかしないため、その球筋が必要なシチュエーションでしか使えないためです。
 普段はUTで距離を出していますが、U4でも最大200yなのでそれ以上の距離を打てるクラブが必要だと思い始めました。


 つまり、パー5で2オンを狙うためには5Wで220~230yをきちんと打てるようになれば、かなりスコアメークには役立つものです。
 これまでは5Wの安定性がなく、例えば阿蘇ハイランドの18番の2オン狙いも7Wで打っていましたが、これはティーショットをナイスショットすることが前提で、最大飛距離の210yの7Wでは無理な距離が残ることも多く、その時は無難にU4で右を狙っていました。


 これまでの考え方ではパー5では無理せず刻むことが私の中での正解でしたが、やはりアンダーのスコアを出すためには、パー5ではバーディーを取ることが必要で、そのためには5Wのショット力が必要になってきたと考えたのです。
 もし、5Wが問題なく打てる武器になれば、3Wを新たに導入してもよいわけで、今はまだ5Wのコントロール性に自信がない状態なので3Wは持っていません。


 ただプロからのレッスン生へのアドバイスでは、全ホールをパー3として考えるようにというものでした。
 パー3はそのままパー3ですが、パー5は3打目を〇ヤード残したパー3に、パー4も2打目を〇ヤード残したパー3として考え、そのためにティーショットのクラブ選択を考えるという戦略で、私の5Wや3Wでの2オン狙いの考えとは逆行してしまいます。


 ただこれは、あくまで5Wや3Wがしっかり打てるという前提でのコースマネジメントだということで、ティーショットを全てドライバーチョイスではないという意味なのです。
 当然に、2オンのチャンスがあれば積極的に狙うことも重要だと思っています。


 私の現状は、強制的に刻みしか選択できないもので、両方の選択肢を持てれば、もっと可能性も高まるというものです。


 私の課題に対するプロからの指導は、フェアウェーウッドでスライスとフックを打ち分けるというもので、5Wはよりフックが出るように打ち、7Wはスライスが出るように打つ練習でした。


 フックを打つためには、クラブシャフトのグリップエンド側を右前方に向けたままダウンに入り、ハンドレートで右足前でヒットする感覚を指導されます。
 反対にスライスを打つためには、左足前でクラブを振り、フェースを返さない打ち方になり、私の打ち方はスライス打ちになっていたようですが、なぜか7Wだけ掴まるのはシャフトの特性のようでした。


 しかし7Wもスライスをかけるように打つと真っすぐ飛ぶもので、この辺りはクラブごとの特性に合わせた打ち方が必要だということです。
 ショットに同じ打ち方はなく、ライに合わせたスイングが必要ですが、そのうえでクラブごとの特性に合わせたスイングも必要だということです。


 よく言われる「1つのスイング」とか「同じスイングの再現」などは勘違いであり、平坦な練習場であればまだしも、様々なライからのショットを要求されるコースでは、スイングを状況毎に変えなければ対応はできないのです。


 昨日は他のレッスン生の課題として出た「距離のコントロール」も同様で、フックを打って距離を出したりスライスを打って距離を抑えたりすることで、番手間の距離合わせをする練習を繰り返しました。
 フックを打つ際は、事前に右腰を引くバンプの動きを入れてから打つと、なぜかフック球が出るのが面白く、普段はフックが打てない私にとっては簡単にフック球が打てる練習に終わってからも居残りで1時間も練習してしまいます。


 ただコースではすぐに忘れてしまうのが、凡人の凡人たる所以であり、しっかりこうして日記に書くことで忘れないようにしたいのです。
 文字だけでみると勘違いされそうですが、そこは実際にレッスンを受けてみないと分からない部分も多いため、今日書いたことはあくまで私の忘備録というものです。