三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

北海道の思い出Part3(ゴルフ場編)

 北海道では計45ラウンドをしましたが、ラウンドしたゴルフ場は次のとおりです。


  石狩平原CC 12回    滝川市民G  9回    ゴルフ5美唄C  8回
  札幌ベイ   2回    新奈井江CC  2回    富良野GC    2回
  (以下は1回)  
  ゴールド札幌     サンパーク札幌    千歳CC    羊ヶ丘CC 
  滝のCC         シャトレーゼマサリ  シャトレーゼ札幌 
  太平洋クラブ札幌   マオイGC       ハッピーバレー  
    
 こうしてみると、かなりラウンドしたゴルフ場の偏りがあります。せっかく北海道まで来ているのに、有名どころのゴルフ場が一つも無いなどと言われそうですが、当初からいわゆる名門と言われるコースには行くつもりはありませんでした。
 その理由は、単純に予算の問題です。


 北海道のコースは二極化していると思っていて、道外の観光客を相手とするいわゆる名門コース(プロのトーナメント開催コースなど)は平日でも3万円近くの経費がかかるようです。
 その反面、安価なコースは地元のゴルファーを対象にしていて、リーズナブルな料金設定になっていて、私はこちらのコースをメインにしたいと計画しました。


 私が裕福なら2万円以上のラウンド代を支払うのでしょうが、残念ながら年金生活者であり、高額(高級ではない)ゴルフ場に1回行くくらいなら、その金額で5回・10回とラウンドしたいと思ったのです。
 私のこれまでの経験上、ゴルフ場の料金の違いは、雰囲気だと思っていて、いわゆる「お高くとまっている」名門風を吹かせたいコースは料金が高く、それは「〇〇でラウンドした」という客の優越感を刺激するだけのものだと思っています。


 もちろん、高名な設計家の手になるコースは、それなりに面白いのでしょうが、北海道のこれらのゴルフ場はあまりに高すぎると思っています。
 例にとれば井上誠一氏設計のコースは、札幌GC輪厚Cや由仁Cなどがありますが、輪厚で平日25千円、由仁で22千円程度の費用が掛かります。
 九州にも井上誠一氏設計のコースがありますが、名門と言われる佐賀CCは平日の料金がキャディー付き13千円程度、セルフなら1万円以下でラウンド可能です。


 もちろん、コースの管理がしっかりしている、フェアウェーが絨毯のように綺麗という特徴があるのかもしれません(行ったことがないので想像です)が、通常営業しているコースであれば、フェアウェーにはディボット跡があるのは当たり前なのです。
 一達国際のように、1日の受け入れ数を制限しているようなプライベートゴルフ場などであればまだしも、通常営業のゴルフ場でディボット跡がないゴルフ場などあるはずがありません。


 これらのゴルフ場は元々メンバーシップ制であり、メンバーが専用で使うのが本来の形であり、それをビジターに開放してあげているのだから、当然料金は高くなるという理屈でしょうが、だったら私はわざわざ行かなくても良いという考えなのです。


 それくらいだったら、パブリック制のゴルフ場や、メンバー制でもビジターに優しい例えば石狩平原CCのようなゴルフ場のほうがずっと好ましいと思うのです。
 つまり、料金とコースの難易度(楽しさ)は比例などしておらず、そこにはビジターを受け入れるかどうかのゴルフ場側の意思が表れているだけなのです。


 一般ゴルファーには料金が高いコースを優良なコースだと勘違いする傾向がありますが、ぼったくりバーのように初見の客だから料金を吹っ掛けるようなもので、それを勘違いしたくはないのです。


 ゴルフ場は、どこのコースでも難しいし、料金が安い=簡単なコースではありません。富良野GCや上士幌GCのように、クラブハウスなどの設備は貧弱でも、コースそのものは一級品で難しいゴルフ場も多く、探せば安くて面白いコースはたくさんあるのです。


 今年で3度目になった千葉の「竹二郎ちゃん」さんは、上級者ですが、安価で難しいゴルフ場が大好きで、彼が選択されるゴルフ場はほぼ間違いなく難しいのです。
 彼のお勧めのゴルフ場は、余市のエーブランド・石狩のシャトレーゼマサリカップ・長沼のマオイなどで、そんなに料金が高めではなく、どちらかと言えばリーズナブルなコースなのです。


 料金でゴルフ場をランク付けするのではなく、コースの質でランク付けするような風潮になればよいのにと思っていますが、どうしてもゴルファーはコースの総距離や料金で判断してしまいがちです。


 本来はプレーするゴルファーに対し、「攻めるならどうぞ!その代わり返り討ちになるかもよ!」と語りかけてくるようなコースが楽しいコースであり、プレーヤーに頭を使うプレーを強いるのが良いコースだと私は思っています。
 その意味で、私にとっての現在の北海道No.1コースはアーノルド・パーマー設計の富良野GCのパーマーコースだと思っています。


 富良野GCにはキングコースとパーマーコースがありますが、パーマーコースは平日は偶数日だけの営業となり、コース自体を休ませているのが状態の良さをキープしている理由のようです。
 キングコースと比べると、その難しさは格段に高くなり、戦略性が高いため、何度行っても跳ね返されますが、来年もぜひ行ってみたいと思うコースです。


 楽しい北海道でのゴルフが忘れがたく、しばらくは喪失感を持っていましたが、明日から熊本のゴルフ場でのラウンドを再開します。