三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

14世代は進歩無し

 今日は1月11日なので1が3つ並ぶ「フィーバー」な日ですが、「フィーバー」と書いても今はピンとこない人が多いのかもしれません。


 もちろん熱病や熱狂などを意味する「fever」ではなく「パチンコFIVER(フィーバー)」なのですが、「パチンコフィーバー」は1980年に三共というメーカーが発売した新機種の台の呼び名で、当初はパチンコ店には大量出玉という理由で受け入れなかったものが、遊技する客側では人気を呼び、その後のパチンコ台の主流になった機種です。

(回転ドラムに「7」に揃う以外に、上の小窓にも「7」が出るのが大当たりの条件でした)


 フィーバー機は台中央下の入賞口に球が入ると抽選が始まり、入賞口の上にある3つのドラムが回転し、そのドラムの数字に「7」が3つ揃って並ぶと大当たり(確率250分の1)になり、入賞口下にある大当たり口が開いて「打ち止め」になるまで延々と出球が続くというパチンカーにとっては夢のような機種でした。


 私のパチンカー歴はそれなりに長く、学生時代も暇があれば近くの小さなパチンコ店に行って手打ちの台にのめり込んでいましたが、まだチューリップという入賞口がメインの時代で、濡れ手に粟的なゲームではなくどちらかというと釘読みと狙い場所次第という技術的要素が介入できるミニギャンブルでした。


 フィーバー機の人気で、各社が似たような機種を発売するようになり、一気にパチンコがギャンブル化していったのがこの頃ですが、徐々に規制が入り、下の入賞口に10個の球が入ると閉じるなどは同じでも、一回の大当たりで15回までの継続という自主規制になったり、15個の出球が13個になったりと大人し目になって行った記憶があります。


 その後は「一発台」というギャンブル性満開の機種がある時代もありましたが、徐々に世間の批判と共にゲーム性に重きを置かれるようになると逆にギャンブル性は抑えられ、フィーバー機と同時期に生まれたパチスロにギャンブルとして性格は譲ってしまいます。


 学生時代は友人とパチンコ台の中古を買って、釘の特性などを調べていた時期がありますが、何も仕掛けなど無い釘の並びでも入る時間帯と入らない時間帯がハッキリしていて、補給の球の量によって明確に変わってくることが確認できました。
 当時は、田舎のパチンコ屋では自動での球補給システムではなく、人力での補給の店も残っていましたが、都会のチェーン店は球補給が自動化されていたためこうした傾向があるのかは分かりません。


 さて、表題の14世代とはパチンコではなく、パソコンのCPUそれもインテル製のCPUの話です。
 CPUには2つのメーカーがありインテルとAMDですが、インテルはほぼ毎年core iシリーズというCPUを発売していて、昨年秋(10月17日)に14世代(14900K・14700K・14600K)が新発売され、少し遅れて一昨日の1月9日に「無印」(末尾のKなどの記号が付かないモデル)と呼ばれるcore iシリーズが追加発売されています。


 14世代はマザボにLGA1700というソケットが必要ですが、このタイプは実は12世代からの兼用(BIOSは更新が必要)で、3つの世代が同じソケットを使うことは稀であり、その理由として考えられることが14世代が13世代のクロックアップ版というほぼ同じCPUだったためです。
 ちなみに開発コードと呼ばれる世代ごとの呼び名は、13世代が「Raptor Lake」ですが、14世代は「Raptor Lake Refresh」となっていて、そこからも14世代は13世代のマイチェン的な存在だと分かります。


 今年は自作パソコンを作る計画ですが、私はインテル製のCPUをメインに考えているため、それだと現行の14世代はほぼ13世代であり、現有のパソコンもcore i5ですが13世代なので、あまり変わり映えしないような気がして、それだと次の15世代が発売されるまで待つ必要がありそうです。


 問題は15世代がいつ発売されるかは分からないことで、14世代の無印が1月9日に発売されたことから15世代は早くても今年の秋以降になりそうな予想をしています。
 CPUの価格は発売当初は高価で、数か月経って徐々に価格が落ち着いてくるため、15世代で組むなら早くても来年以降になりそうですが、人気がたぶん上がらないであろう14世代の価格が下がれば敢えて14世代をチョイスするかもしれません。


 本音では13世代でも私の使用用途ではオーバースペックであり、次はcore i7を選ぶ予定ですが、なぜかi7(14700K)だけが13世代よりcore数(Eコアですが)を増やす改良がされていて、唯一の14世代をいえるものですが、全体的に人気が低迷することで安価になり、お得に購入できるようであればそれで組み立ててもいいかもとは思っています。


 基本は大きな進化が見込まれる15世代が出るまで「待ち」ですが、価格次第では人気の上がらないと予想する14世代でもいいかもと皮算用しているものの、逆に14世代の売り上げが低迷してしまえば、15世代の発売を前倒しするかもしれず、この辺りは悩ましいところです。


 それにしても毎年のように世代を更新するような販売方法を取っていると、いつかは頭打ちになるもので、開発担当者も大変だろうなと思ってしまいます。
 きっと今年は発売に開発が間に合わず、13世代の製品を名前を変えて14世代として出したと思われ、core i7だけEコアを増やしていますが、PコアだったらまだしもEコアじゃね~って感じです。