三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ビットロッカー

 今日の熊本は朝から快晴で、この時期は気温も暑くもなく寒くもなく、カラッとした秋らしい気持ちよい日になっています。


 今日はいつも行く阿蘇ハイランドは何かイベントがあるようで、早朝枠の予約が取れなかったため休養日にしていますが、それは背筋痛が理由でもあります。
 最近は連チャンが体力的にかなり厳しくなっていて、今週は月・水・金と飛び石ラウンドにしていますが、とにかく身体に優しいスイングに変えなければ、ゴルフ人生の先行は暗いと思っていて、とりあえず片手打ちを自分のものにして「捻らない」スイングを目指しています。


 さて、私の現有のノートパソコンのうちAMDのRyzen5が乗っているノートのストレージを交換しようとしたことは以前書きましたが、今回はその続きです。
 最初から付いていたのは256GBのSATA接続のM.2でしたが、さすがに256GBでは少ないと思い、容量アップを考えたのが始まりです。


 M.2は当初はSATA接続でしたが、より高速化を図るため現在はSATAとは互換性がないNVMeに変わっていて、販売されている製品も圧倒的にNVMeタイプのものが多く、このままでは私のノートのストレージが逝ってしまった場合、最悪パソコンが使えなくなるかもと心配していました。


 そのため、SATA用のWD製BlueのM.2をネットで購入しましたが、WD製を購入したのはクローンソフトが無料で利用できるからです。
 さっそく別途購入のSSDケースに入れてパソコンに繋ぎましたが、ケースで繋ぐと外部装置としてはケース自体を認識しM.2は認識できないため、WD製品を繋ぐ条件が必要なクローンソフトが利用できない羽目になってしまいました。


 いったんは諦めたものの、ノートパソコンの裏蓋を開けた際に2.5インチ用のSATA端子があるのが分かり、わざわざ古いタイプのM.2を利用しなくても2.5インチSSDを使った方が汎用性が高いと考え、新にCrucial製の2.5インチSSDを購入し、パソコン内に装着してクローン化しようとしました。


 Crucial製にしたのは、これにも無料のクローン化ソフトが付いていて、こちらは何度か利用した経験があるためです。
 同一パソコン内なのでクローンはすぐに作成できましたが、BIOSを変更して2.5インチSSDを起動ドライブに変えようとして最初の壁に当たってしまいます。


 それはこれまで扱っていた旧パソコンより新しいためBIOSではなくUEFIになっていて、最初に見た際に面食らってしまいました。
 ネットで調べながらどうにか起動ドライブを変更したものの、その後にまた壁に当たってしまします。


 それがビットロッカーというもので、ビットロッカー(BitLocker)とは、Windows10Proや11に標準装備されている暗号化機能ですが、盗難や紛失の際に勝手にストレージの中身を調べられないよう、ストレージをパソコンから取り外すとロックがかかるようになっているのです。
 私の場合は、M.2の中身をSSDへクローン化したのですが、SSDへコピーしたことでSSDが取り外しと同様に判断され、ロックがかかってしまいました。


 ロックの解除には、なんと48桁の回復キーが必要になり、最初は途方に暮れたものです。


 幸いというか、それまでのM.2の方は取り外していなかったのでロックはかかっておらず、再度UEFIから起動ディスクをM.2に変更し、マイクロソフトのサイトからビットロッカーの回復キーをやっと見つけ出しました。

(暗号化はM.2とSSDそれぞれにされていて、この数字はいったん解除したのですでに無効になっていて、再度ロックをかける場合は新しい番号になります)


 回復キーを間違えないように入力するのは大変でしたが、少しだけ親切だと思ったのは数字入力間違いを8つのブロックのうち何番目かと教えてくれることでした。
 終わって、すぐに「設定」からそれぞれのロックをかける設定を「しない」に変更しましたが、これまでの古いパソコンにはなかったものが標準で設定されていることを知らなかったことが、トラブルの原因です。


 今思えばマイクロソフトアカウントから回復キーは確認することができたため、別のパソコンでも確認できたはずと思っていますが、その時はもしM.2も一緒に外していたらどうなったのだろうとゾッとしたものです。


 データの保護は重要でしょうが、こうしたセキュリティーの強化は良し悪しで、万一マイクロソフトのログインパスワードを覚えていなければ、もうどうしようもない状態になってしまうところでした。


 ついでに普段使いのノートの500GBのSSDを1000GBのものに交換することにし、ビットロッカーのロックがかかっていないことを確認し、こちらは変換ケーブルで繋いで無事にクローン化が出来ました。

(このタイプは、バッテリーを外すと黒いテープ状のものが見え、上のネジ2か所を外して引っ張るとストレージが出てきます)

(セロファン状の袋から旧SSD(右のSUNEAST製)を外し、新しくクローン化したCrucial製のSSDを入れて挿入しました)

(無事に1Tのドライブとして認識しています)


 パソコンはいろんな用語も使われていて、私のような年配者には説明そのものがチンプンカンプンですが、一つ一つ調べてゆけばどうにかなるのが面白い部分です。
 もし、ゴルフが出来なくなったら次の趣味はパソコンいじりにしようかなと思っています。