三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

私の基本戦略

 今日は「アプローチの達人」と阿蘇ハイランドの1人予約を入れていましたが、左背筋痛が酷く、別に2人が入っていたため達人に断りのメールを入れ、キャンセルしたところです。
 午前中には行きつけの整形外科にリハビリに行き、腰の牽引と膝の電気それに背中と腰への電気鍼をしていて背筋痛以外はかなり治まっています。


 さて、「ボギーなゴルフ」はボギーオンを目指し、最小限のスコアロスでスコアメークするものですが、私の基本戦略は「ボギーのゴルフ」を元に少し発展したものです。

        

 私は18ホールを3つに分け、6ホールをパーオン2パット、6ホールをボギーオンの寄せ1、6ホールをボギーオンのボギーとする目標を立てていますが、このうち6つの寄せ1パーは実際にはかなり厳しいものです。
 好調なラウンド時でもせいぜい4~5個であり、酷い時は0~1個というときもあるほどで、それだけアプローチ力は向上の余地が残っているものだと前向きに考えるようにしています。

 ラウンド中にミスが出ると「ここはボギーホールだからボギーを必死に取りに行こう」「結果的にパーパットを打てればOK」と考えるように心がけています。


 どのホールがパーでどのホールがボギーかは、その日のショットの調子次第ですが、スタートホールのティーに立った時は「無理せずボギー狙い」だと心にまず言い聞かせます。
 そう思っていれば、ティーショットを失敗してもセカンドで無理をすることがないし、結果的にボギースタートになっても想定内のスコアだからガッカリせずに済むことになります。      

    

 よく同伴者から前半のうちに「またボギーだ!」とか「ボギーばっかり」という愚痴が聞こえてくることがありますが、そんな言葉を発した同伴者のほとんどがその後にスコアを崩す結果になる様子を何度も見ていて、想像するにパーを取るために無理をする意識が生まれたのではと思っています。


 ボギーで上等と思っていると不思議なもので、そのうちパーが来だすもので、反対にボギーはダメだと思っているとダボが来てしまうのが、ゴルフの怖さだということです。  

        

 女子プロのステップアップツアーで解説を担当する岡本綾子プロが良く言う言葉が、1番ホールでボギースタートになった選手に「おはようボギーはそんなに悪くない」というものです。
 これは「おはようバーディー」になると、変に意識してしまい、結果的に一度の躓きからズルズルとスコアが後退してしまいがちなのを知っているためです。


 「プロより強いアマチュア」と呼ばれた 故 中部銀次郎氏も「上手な人は静かにスタートします。ゆっくりとボールを前に進めてゆく。アマチュアなら3オン2パットでOK。こうして出だしの数ホールはばたばたすることなく、落ち着いてプレーする。そうすればやがて調子が出てきて好スコアが望めるものです。」と言っています。


 アマチュアにとって、ボギーは悪いスコアではないことは、18H全てボギーでも90というスコアになることを考えてみれば分かります。
 パーを1個取れれば80台のスコアであり、もし3分の2をパーにできれば「78」というスコアになるものです。


 つまり無理をしない「ボギーなゴルフ」でも70台のスコアは可能であり、先日一緒にラウンドした鋤田プロも、同様な意味の言葉を言っていました。
 要は無理な攻めをしない分、気持ちが疲れないため、心のエネルギーを保ったゴルフが出来るようで、プロだからもちろんボギーでも良いという意味ではなく、無理に攻めずパーを確実に重ねるゴルフをしていればバーディーチャンスが何度かやって来て、その時はギアを入れ替えチャンスを掴むという意味だと感じました。


 プロでもアマでも、ゴルフは簡単にスコアメークできるものではなく、それは基本になる目標スコアが大きく違うためですが、アマチュアは自分のレベルを把握し、90台のスコアレベルであるのであれば、地道にボギーを取るゴルフを続けていれば、きっと好スコアが結果として生まれるものです。


 「ボギーなゴルフ」を心がけると、きっと安定したスコアが出せるようになるもので、要は心に中にある「欲」がスコアメークの邪魔をしているだけだということです。