三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

一年前を思い出す

  今日も昼前には気温が32℃を越え暑い一日になっていますが、今日は5月以来となる久しぶりにかかりつけ医の脳神経外科内科医院に行ってきました。


 私は高血圧治療のために降圧剤を処方されていて、もう15年以上はこの医院に通っていますが、当初は毎月行っていましたが最近は薬を2か月分処方してもらっているので、2か月の一度の通院になっています。
 今回は、たまたま5月から7月まで北海道へ行っていたため、3か月振りの通院になっていますが主目的は残り少なくなった各種の薬の補充のためです。

(左下が降圧剤のカンデサルタン錠「あすか」薬価1錠35円、右下は狭心症の発作を予防するビソプロロールフマル酸塩錠「JG」薬価10.1円、左上の赤い薬が高コレステロール血症治療薬のロスーゼット配合錠で薬価134.8円、右上が血液を固まりにくくするクロピドグレル錠で薬価40円です)


 10年ほど前に高血圧の原因が「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」ではないかと、たまたまラウンドで一緒になった元歯科医の「流離のゴルファー」から指摘され、かかりつけ医に相談して地域医療センターに一日入院して検査を行い、SASの確定診断となっています。


 SAS治療はCPAP(持続陽圧呼吸療法)と呼ばれる加圧マスクを寝る際に装着するもので、かかりつけ医に行った際には毎回のようにCPAP装着時のデータを貰っていますが、数値を見た医師からは「いいですね」というお褒めの言葉があるだけで、今回も1時間平均で3.1回の無呼吸状態はあっているようで、その際はCPAPが無呼吸状態を感知して加圧した空気を送り出し、強制的に無呼吸状態を解消してくれます。


 降圧剤とは別に新たな薬を飲み始めて約一年になりますが、狭心症の発作で済生会病院の救急外来を受診した日が8月15日で、検査を重ねて最終的に心臓の冠動脈にステント挿入したのが9月10日でした。


 昨年は8月14日から2泊3日で熊本駅前の東横インに宿泊していて、14日の夜に発作が起こり翌15日も朝と昼前に立て続けに発作が起こり、かかりつけ医の医院に電話しましたがちょうどお盆休みだったので電話の自動音声による案内があった済生会病院へ行ったのでした。


 狭心症自体はその前から自覚症状があり、かかりつけ医でニトロを処方してもらっていて、発作が起こったら舌下に含むように言われていましたが、14日夜の発作ではじめてニトロを使用していましたが、翌朝にも発作が起こってニトロを服用したのに、昼前にも発作が起こっていてこの短い期間で発作が起こったのは初めてだったので、意を決して済生会病院で受診したのでした。


 救急の担当医によると、検査をしないとはっきりしたことは言えないとのことで検査を依頼しましたが、翌16日にトレッドミルの検査で狭心症の疑いが高くなり、後日改めてCT検査により心臓の冠動脈に狭窄箇所が見つかり、狭心症だと確定しました。


 治療は手首から動脈にカテーテルを挿入し、血管の狭窄箇所の内側にステントというメッシュ状の小さな管を送り、カテーテルの先端に付けたチューブでステントを内側から空気で膨らませて狭まった血管を太くするもので、生まれて初めて手術による入院をしたものです。
 もっとも入院とはいっても1泊だけで、手首に空けた穴も術後にテープを貼って施術当日の夕方には塞がっていて、医療技術の進歩に驚いたものです。


 ステント挿入後は、発作前の似たような感覚に襲われても発作までには進まず大丈夫そうですが、ステントを挿入した部分には血液内のコレステロールなどが溜まりやすくなるため、血液をサラサラにする薬を服用する必要があり、1年近く経って今でも3種類の薬を毎朝必ず服用しています。


 ステント挿入前までは夜に寝ることが不安で、SASで無呼吸になり、そこに狭心症が出てしまえばそのまま逝ってしまうかもと心配していました。
 薬やCPAPはそれなりの経費がかかりますが、逆にいえば薬を服用してCPAPを装着していれば、安心して就寝できるもので、一年前は寝ることが怖かったことからすると大違いなのです。


 来月9月になると車の6か月点検のように術後の検査がありますが、薬はかかりつけ医で処方してもらっていて、今日行ったのはこの薬を処方してもらう目的もあったのです。


 この服用している血液サラサラの薬の影響で、痔からの出血が一か月以上も排便時に止まりませんでしたが、今はどうにか止まっていて、滝川の肛門科で処方してもらった薬(軟膏)が底を付いたのでかかりつけ医に同じ薬を処方できないか尋ねてみました。


 この医師は話が分かる人で、整形外科で処方してもらう痛み止めが北海道に行っている間に必要だからと話すと2か月分も処方してくれていましたが、今回の軟膏も同じお薬手帳に載っている薬だったためか他の処方の薬と併せて処方箋に加えてくれました。


 ただ隣にある薬局のほうが、この軟膏は常備していないそうで、今日は料金だけ支払って数日内に郵送するとのことでした。
 現在は出血も止まっているので、すぐすぐに必要ではないのですが、処方薬にある血液サラサラのクロピドグレル錠を服用している限り、出血は止まりにくいため必要になりそうです。


 昨年は鼻血が止まらずに耳鼻科に駆け込んだこともあり、血が止まる自然な仕組みを薬で変えてしまうと、怪我などでも出血が止まりにくくなるもので、「彼方立てれば此方が立たぬ」ということになっているのです。