三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットの練習方法

 今日の熊本は梅雨入り前の晴天ですが、湿度があり蒸し暑い一日になっています。土曜日なのでラウンドはなく、終日なにもせず休養に充てました。


 来週も火曜日から金曜日までラウンド予定なので、また阿蘇五岳ホテルの宿泊を3泊4日で予約しましたが、ラウンドが確定しているのは今のところ木曜日以外の3日間で、この3日も降雨確率が50%なので、単に宿泊だけになる恐れもあります。


 さてアマチュアは、グリーンを狙うショットの精度はそう高くはないもので、アプローチ以外のショットの誤差は前後左右15y程度でも十分です。
 常にグリーンセンターまでを目標に打っていれば、前後左右どちらにバラついてもグリーンのどこかにはまずオンするもので、だからこそパット力の向上はマストになります。


 パット力を上げる練習は、実際のグリーンで練習するのが一番効果的で、私はラウンド後に練習グリーンでの練習をよくしていました。


 スタート前にはたくさんの人が練習グリーン上で練習するため、思った距離を練習することは難しく、その日のタッチやグリーン速度を確認する程度しかできません。
 しかし、ラウンド後に残ってパット練習する人は少なく、場合によっては練習グリーンを独占して練習することも可能になります。


 練習グリーンには複数のカップを切ってあることが多く、それを使ってカップインするまでゲーム感覚で練習することは実践的な練習になります。


 2パットを基準に左回り・右回りを1セットにして、例えば3つのカップに対してだと1セットのパットのパー合計は12打になり、それを12打以下に抑える目標を立てます。
 単なるパット練習では、すぐに飽きてしまいますが、ゲーム感覚で楽しんでやっていれば、時にはアンダーになることもあり、そのベストスコア更新を次の目標に定めます。


 1時間くらいはあっという間に過ぎてしまいますが、風呂に入る時間をパット練習に当てれば、帰る時間はそう遅くはならないもので、その日のパットを反省しながら練習することは効果的になります。


 この時の注意点は、必ずカップインまでどんなに短くてもプレーすることで、何度も同じ場所からやっていればラインもタッチも分かってくるため、1打で入ることも起こり得ます。
 そうした成功体験を積み重ねれば、実際のラウンドでも狙ってよいラインと距離か、無難に寄せるラインと距離かの違いが自ずと分かるようになり、実際のラウンドでも有効になってきます。


 ロングパットで重要なのはタッチを合わせることですが、それでもラインが大まかに分かっていなければタッチは合っても距離が残ることが多いものです。
 そのため、ロングパットではまず見た目でラインを読みますが、その際は必ずカップまで往復して足の裏で傾斜を感じ取ります。
 これは途中の傾斜を把握するためでもあり、カップ周りとは違う途中の傾斜で全く別の方向に球が持って行かれることを防ぐためです。


 練習だから時間をかけても問題なく、曲がるラインはラインを予想し、実際に予想したラインに打って、予想した通りに転がるかを常に確認し、もし予想外の曲がりが出れば再度ライン読みをすることで、読みの精度を上げていく練習を行います。


 私がパットを打つ前は、球の後ろに立ってカップに正対し、素振りで距離感を掴むようにしますが、それは距離感は両目で正対して目標を見る方がより正確に感じれるためです。


 実際のパットの構えでショットの素振り同様に形だけスイングする人を良く見ますが、これでは単なる素振りになり易く、大事な距離感という感覚を養うことが難しくなります。
 片目を瞑ってでは前後の距離感が分かりにくいように、パットの線と平行に構えるパットの姿勢で素振りを行っても、距離感は分かりづらいものです。


 必ず球の後方で、正対して両目で目標に向かい、素振りを行うことで距離感を出す訓練はゴルファーにとって重要なスキル獲得に繋がるものです。


 反対に、わざわざ歩数を数える人も中にはいますが、「何歩だからこのタッチ」という目安は私は懐疑的で、私はもっと感性に頼った方が良いと思っていて、歩数を数える手間を足裏で傾斜を確認しながら歩くことに変えたほうがより効果的だと思います。


 少なくとも、パット前に歩数を数えるゴルファーに上級者はいないように思えるのは、私の偏見かもしれませんが、少なくとも人間が持つ鋭い感性を磨くことには繋がらないと思っています。
 歩測が大事なのは、ショットで残り距離を把握するときですが、最近は距離計があるため、そこまで必要ではなく、ましてやグリーン上での歩測は不要だというものです。