三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

自分のパットの打ち方を確認する

 今日は13日の金曜日ですが、キリスト教徒でもなければ特に気にする日ではないものの、1980年に公開され以後シリーズ化された米国のホラー映画「13日の金曜日」で一躍有名になった日です。


 実は年間12回ある13日のうち、曜日の中で最も多い組み合わせは金曜日であるという調査結果もあり、多い年では年3回も13日の金曜日が出現するようで、13日と金曜日の組み合わせは珍しくないものです。


 今日の熊本は雨ですが、予報のように激しい雨にはならず、梅雨のようなシトシト降りの一日になっています。
 阿蘇ハイランドの1人予約は昨日の「アプローチの達人」のキャンセルにより、流れていて、これから梅雨に向かう時期はこうした雨によるキャンセルは多くなりそうです。


 さて、ゴルフは自分の感じているイメージと実際の動きとが大きく乖離する不思議なスポーツです。


 自分では大きくスイングを変えたつもりでも、傍から見て「どこを変えたの?」とよく分からないもので、アマチュアレベルでは本人が思ったほどスイングは変わっていないことは誰でも経験しているはずです。


 私はよくこのブログでスコアメークのためには、ショットよりパットが大事だと書いています。
 それは、14本のクラブの中でパターの使用回数が圧倒的に多く、ショットミスのリカバリーは出来てもパットミスはリカバリー出来ないためです。


 ショットは球をグリーンに近づけたりオンさせることが目標であることに対し、パットはカップインという最終目標のためのもので、カップインするかしないかでスコアの1打が変わるためです。


 その大事なパットですが、昔から「パットに形無し」というように、初心者でもパットだけはそこそこ打てるためか、ほとんどのアベレージゴルファーはパット練習にはそう多くの時間を使わない傾向があります。


 そういう私もそんなに多くの時間をパット練習に使っているものでなく、短いパットを外しやすいという欠点があるのに、その原因を客観的に把握してはいません。
 1mのパットを外したら、「頭が動いた」とか一般的に言われるミスパットの原因をその理由に挙げますが、実際はどうなのかは検証していないのです。


 まず第一歩は、自分のパターのスイングを知ることですが、これは何度かビデオ撮影していて、インパクト後のヘッドがアウトサイドに向かう変な癖があることは分かっています。


 ただ、自分のイメージでは真っすぐ打っているつもりで、最初に書いたようにスイングを矯正することはかなり大変だし、違和感も発生し、せっかくこれまで培った距離感などがデリートされてしまう恐れがあります。


 私自身の変な癖は「パットに形無し」という格言を好意的な意味で採用し、気にせず変えないことにしました。
 そこで、それ以外でどんな癖があるかをスロービデオで確認してみます。このビデオは、5月9日のラウンド日記に上げたものの一部をスロー動画にしたものです。



 最初と最後の短目のパットは結果を気にせず、つまりカップを見に行かずに打てれば、練習ではそんなに悪いストロークにはならないようです。
 ただ、ここは人間の本能なのか、いくら気を付けていても本番ではカップを見がちで、それはショートパットの際は不安感でタッチや方向などに大きく気を取られるため、大事な「カップを見ない」という点を忘れてしまうことにあります。


 もっとシンプルに、機械的にアドレスをして「打つ」という動作だけにし、「カップを見ない」と言葉に出して呟くというルーティン化をしてみればどうかと思っています。
 
 次に、ロングパットは後方から見るとスタンスとフェースの向き、スイングの方向がバラバラなのが気になりました。

 普段は私はオープンスタンスで構えることが多いのですが、この時はフックラインだと思っているため右を向いていたのだと思います。


 私はパットでもショット同様にスライスを打つような構えになっているため、右へのミスを消すためにスタンスを左向きにして調整しているのですが、フックラインの場合はクローズになっているため、向きとスイング方向にズレが発生してしまいます。


(クローズスタンスでフェースは閉じてというアンバランスな構えになっています)

(テークバックはインへと意識していますが、ヘッドは上昇しているのでアウトに上がるように見えます)

(インパクトの瞬間。フェースの少しトウ寄りでヒットしています)

(その結果、球はスイングの線とは違って右目に飛び出しています)

 静止画を見て、ややトウ寄りでヒットしている点も気になります。自分では真ん中で打っているつもりですが、打点がズレているようで、意識的にヒール寄りでインパクトすると手ごたえが良い理由は、その時が真ん中になっているのかもしれません。


 球は地面の上で、ヘッドは上下に動くため、視線の誤差が発生するはずで、それが打点の狂いにつながっているのでしょうか?
 次から、イメージを少しヒール寄りで打つように変えてみようと思います。


 ヘッドが外に向かう癖は、他の方のパットを見ていると程度の違いはあれ同じような動きが見られるものですが、フォローを取らずに打ってお終いという打ち方だと、変な方向へはヘッドが動かないはずです。
 最近は、左脇が空いているから右にフォローが行くのかなと思い、左脇を締める感覚を持つようにもしていますが、これもすぐに忘れてしまいます。


 自分では自然に振っているスイングでも、こうして客観的にみると無駄な動きがたくさん入っていることが分かりますが、それらを含めて私のスイングになっているもので、どこかを無くしたり修正したりすれば、大事な距離感まで無くなってしまうものです。
 「パットに形無し」を錦の御旗にして、入ればOKという気持ちで練習したほうは、悩まなくて済みそうです。