三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

飛距離を出すには脚力が必要

 昨日の阿蘇やまなみリゾートホテル&ゴルフ倶楽部でのラウンドには、73歳の「アプローチの達人」と顔見知りの同世代の2人が一緒の4バッグでした。

(阿蘇やまなみGCの阿蘇コース1番ティーを後方の練習グリーン後ろから写したもの)

(阿蘇コース7番パー4の3打目は急斜面を降りた辺りからになります。この位置は残り200y地点の傾斜の上からの風景)


 前半は距離が出ていた私のドライバーショットが、後半は思ったより飛距離が出ておらず、自分でも??でしたが、前半との違いは脚が使えているかどうかでした。


 フロントティーから打つ達人以外の他の2人は私と同じレギュラーティー使用だったので、彼らのティーショットの飛距離を自分の飛距離と比べてみることで、前半と後半の私の飛距離の落差を調べてみました。
 幸いというか同伴者の2人はそこそこの飛距離のティーショットを放っていて、2人が共にミスすることはほとんどなく、お二人の距離がほぼ同じだったため参考にしやすかったのです。


 前半はほぼ10~30yは私の方が飛んでいて、皆から「腰が痛いと言いながらそんなに飛ばして、、、」と呆れられましたが、後半になると自分ではそこそこ当たった手応えでも、他の2人の飛距離に負け始めます。


 前半と後半で私に変化があっていることといえば、右足の痺れで上手く体重移動が出来ていないことで、結局、飛距離は脚力だと思い知らされます。


 私はバックスイングで右足に体重をかけ、ダウンスイングと共に徐々に左側に重心移動しながらショットするタイプですが、右足に痺れが出始めると右側が踏ん張れず、重心移動が上手く出来なくなり、そんなに悪い当たりではないと思ったショットがことごとく他の2人より飛んでいませんでした。

(王選手の一本足打法は、重心を保ったままなので、体幹の強さが求められます)


 日本のホームラン王といえば、ソフトバンク球団取締役会長終身GMの王貞治氏ですが、彼は現役時代は一本足打法で一世を風靡しました。
 その後、幾多の選手が一本足打法を取り入れましたが、現在は好選手の多くが王選手ほど足を挙げない一本足打法を取り入れ、メジャーにも採用する選手が広がっているのは、強く球を叩けるという特徴からです。

 この図は、ネットにあった一本足打法のメリットとデメリットですが、「球に力を伝えやすい=結果的に飛距離が伸びる」というメリットに対し、「バランスを崩しやすい」や「身体が突っ込みやすい」というデメリットがあり、ゴルフスイングではこのデメリットは継続的に安定したショットに繋がらないという結果になってしまいます。


 MLBのアメリカンリーグMVPを満票で獲得したエンゼルスの大谷翔平選手もバッティングで右足をわずかですが上げるスタイルです。
 ゴルフのヒールアップするスイングに似ていると思うのは私だけかもしれませんが、飛距離を出すためには同じようなスイングになってしまうのは、ある意味当然の帰結かもしれません。


 ドライバーショットで飛距離を出すためには、ヘッドスピードが必要だと言われていますが、それも安定した下半身があってこそのもので、土台がふらついていれば安定した打点を得られなくなり、結果的にはミスショットに繋がるものです。


 スイングスピードが同じでも、脚力の違いで飛距離は大きく異なるもので、要はバランスの良いスイングフォームが重要という当たり前のことが分かったラウンドになりました。


※追記
 長めのパットもショットと同様にわずかですが、右⇒左への体重移動が必要なようです。   
 私がラウンドで3パットを量産するのは、ロングパットを打ち切れずにショートする結果であり、それは右足から左足への体重移動が出来なくなったためで、イメージした距離感が体重移動が出来なくなったことで、距離の不足が生じたためのようです。
 つまり、パターでもショット同様に右から左への体重移動をわずかに行っているもので、右脚が踏ん張れない状況では、ショットの飛距離低下とともにパットの距離もショート目になるということです。