三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

今日は休養日

 今日から月が替わって6月になり、北海道に来てから早くも2週間が経ちました。

ニュースでは九州南部は梅雨入りしたそうで、私の自宅のある熊本市は九州北部になりますが、間もなく梅雨入りになることでしょう。

(北海道の澄み切った広い空が私は大好きです。)


今日のクラインガルテンの朝は快晴です。
しかし、天気予報では午後から崩れ、雨になる予報だったので、今日は外出はせず、ゆっくりラウベ内で休養しようと思っています。


今日は、クラインガルテンやラウベなどの紹介をしてみようと思います。


私が滞在している岩見沢市の南部に位置する栗沢町由良の「滞在型市民農園 栗沢クラインガルテン」は岩見沢市の施設ですが、指定管理者の「NPO法人くりさわプロモーションクラブ」が運営していて、別荘のように宿泊利用ができる「ラウベ」付きの農業体験施設です。

(私が借りている5号棟です。園内には27棟もの色とりどりのラウベが点在します。積雪対策のためか、高床式の建物です。)


「クラインガルテン」とは、ドイツ語で「小さな庭」という意味だそうで、「ラウベ」とはやはりドイツ語で「滞在小屋」という意味です。

(周りのラウベ横の畑には、作物が植え付けられています。)

(こちらは管理棟の「土里夢館」です。館内には事務室と農産物の加工施設や調理実習室などがあります。左の方の白い壁は、農作業用のトラクターなどの各種機械がある倉庫で、農機具類の貸し出しも可能です。)


1区画300㎡の土地に、25㎡ほどのラウベ(電気・水道・バス・トイレ付)と100㎡ほどの畑をセットにした滞在型市民農園で、土とふれあいながら、ゆっくりとカントリーライフを楽しむことができます。
ここには自宅から通いながら畑作りができる市民農園も別にあり、誰でも利用できるようで、週末になれば駐車場には市外からやってきた車がたくさん停まっています。


ちなみに、ラウベ付きの農園は、年間246,800円の使用料を払えば誰でも借用でき、以後10年間の更新が可能になっています。
また日帰り農園のほうは、4月1日~11月30日のシーズンでの借用になり、標準区画50~34㎡の区分を1区画10,000円~6,800円で借用することができます。


冬季は寒さが厳しくラウベ内での越冬は厳しいようですが、シーズン中は周りに人家や幹線道路がなく、静かでのんびりしたスローライフが送れる田舎好きには最高の環境です。


最寄りの駅は、4キロ弱離れたJR室蘭本線の栗沢駅になりますが、室蘭本線は「本線」とは名ばかりの非電化の単線で、一日7往復の1両編成のディーゼルカーが走る廃止対象路線です。
そのため、自家用車所有は必須であり、私は熊本から自分の車で来ています。

(ラウベの北側には、広い空き地がありました。それにしても北海道は広々としています。)


私がクラインガルテンを借りているのは、岩見沢市が実施している「2019年度 岩見沢市お試し暮らし事業」に応募し、その施設の1つがクラインガルテンだったからです。

他の施設は、クラインガルテン近くの栗沢町最上に「いわみざわ就農サポートハウス」と岩見沢駅近くに「まちなか体験住宅」の2つがありますが、私は個室タイプのクラインガルテンを3年連続で利用させてもらっています。


「岩見沢市お試し暮らし事業」とは、岩見沢市への移住に関心のある人が、実際に岩見沢市での生活環境を知るために1週間から2か月の期間で実際の生活体験をするという趣旨で行われている事業です。


その施設の1つとしてクラインガルテンの5号棟と8号棟が用意されているのです。


移住体験施設は、他の市町村でも行っていますが、最近は廃止になったところもあり、体験希望者が多く、特に7月・8月の倍率はかなりの高さです。
そのうえ、他の市町村は事業の応募は1回限りと制限したり、単身者の利用は認めないなど、私が利用できる施設は少ないのですが、岩見沢の移住体験は何度でもよく、それはシーズンスティ希望者も応募条件に入っているからです。


私は、2年前からシーズンスティの希望として、岩見沢市へ応募していて、今年も6月24日まで入居することができました。
本当は北海道を離れる7月18日までの入居を希望したのですが、7月から他の希望者がいるということで制限がかかり、複数回の利用者は優先順位が下がるため、仕方なく6月24日までの条件を飲んだのです。


クラインガルテンの使用料は、日額1,500円で家具家電付きのうえ、食器類も貸与され、光熱水費も全て含みという安価な料金設定です。
市町村によっては、一般の不動産業者が紹介するアパートなどもあり、単に礼金敷金が不要で通常の家賃というところもあり、調べた中ではクラインガルテンは条件の良いものの1つだと思っています。


もちろん探せばもっと安価な施設もあり、先に紹介した「いわみざ就農サポートハウス」に至っては、2LDKで日額500円という信じられないような金額設定になっています。

(ラウベの間取り。私は5号棟です。一昨年はトイレにウォシュレットが付いてなかったのですが、退出時のアンケートに書いていたら、翌年から付けてもらいました。)


クラインガルテンのラウベは、洋間の1室(別にロフト付き)にバストイレがあるだけの狭い施設ですが、1人暮らしには全く問題なく、3年目にもなると使い勝手も慣れてきて快適な暮らしが送れています。


今日は、外では施設の職員が草刈りを行ってくれていて、雑草の生える今の時期に、何も作業をしない私には非常に助かっています。
もっとも、体験事業者はラウベだけの利用であり、付属の畑は施設側が利用しているため、当然なのかもしれませんが、定期的に管理してくれるのはありがたいところです。


空には雲が広がってきましたが、10時半現在はさわやかな風がラウベ内を通り抜け、雨になりそうな感じではないようです。