三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

縦の距離と横の距離

熊本地方は昨日に引き続き雨模様の朝ですが、この記事を書いている頃には晴れ間も見えてきました。

ただ、今日の天気予報もこれから雨になるようで、この晴れ間もわずかな時間なのでしょう。

今日も1人予約が流れてしまい、今月のラウンド数はまだ土曜日の1ラウンドに留まっていますが、単にラウンド数を上げるだけのために無理はしないようにと思っています。


さてラウンド中に良く思うことですが、ショットがグリーンオンした場合、縦位置と横位置では見た目が大きく変わります。
縦位置の場合は、ピンに絡んだように見え、期待してグリーンに上ってみると案外離れていて、期待外れだとガックリする場合があります。
反対に、横位置にずれた場合は最初から期待していないのですが、グリーンに上がってみると案外近いという場合も多く、期待していない分、ラッキーだと思えます。


つまり、縦位置は前後の位置関係が見えにくく、ショットを打つ位置からはピンに向かったと期待値が高まるのですが、横位置にずれた場合は最初からピンに向かわずミスショットしたと思ってしまうため期待値が低めなのです。


この期待値の違いで、実際の距離が同じだとしてもプレーヤーの次のパットに向かう際の気分は変わってきます。


同じ5mでも縦位置のベタピンと思っていた場合は、案外離れていたと落胆してしまい、チャンスではないと感じてしまいます。
反対に、横位置の5mだとチャンスだと思うことができるのです。


こうした心理状態は、ラウンド中に良く起こり、例えばパー3のホールでピンに絡んだと思っていた自分の球より、横に逸れたと思っていた同伴者の球の方がピンに近い場合もよく見られ、グリーンに上ってから気持ちが萎えてしまう場合があります。


結果が分からない状況であまり過度の期待をしないことが大事で、もしピンに絡んでいたらラッキーくらいに思っていたほうが、ずっと精神的には楽になるようです。


こうした自分のショットでさえも、縦位置の距離感は狂うことが多く、ゴルフコースの設計者の意図で前後の距離感を狂わされるのは、当たり前といえば当たり前です。


先日の熊本南CCでのラウンドで、13番パー4では、距離表示と見た目に惑わされてしまいました。
13番は右ドックの320yという短いミドルホールですが、この日のティーはかなり前方にあり、フェアウェー上にあるIP旗まで187yということでした。


右にはOBの斜面があるため、真っすぐ目に狙う方が良いと考えましたが、正面にはバンカーがあります。
IP旗まで187yであれば、ドライバーはもちろんフェアウェーウッドでも届きそうに見えたので、U6を選択してのショットでした。


しかし実際はIP旗からバンカーまでは50yほどあったのですが、ティーインググランドからはやや打ち下ろしになる縦位置にあるため、前後の距離が把握しずらく、旗のすぐ先にあるようにみえてしまっていました。


結局、U6で打ったためセカンドの距離が160yと長く残ってしまい、ボギーに繋がってしまいましたが、これもティーから見た縦位置の光景に惑わされた結果でした。


こうした勘違いは、コースを熟知していれば防げます。その意味で、同じコースに何度も通うことは、スコアアップに有効なのです。