三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

昨日は「ボギーなゴルフ」のパット入るバージョン

 今日の熊本は天気予報通り雨模様で、阿蘇ハイランドの早朝は昨日のうちにキャンセルしています。


 一昨日・昨日は阿蘇ハイランドで連チャンラウンドになりましたが、どちらもパッとしない内容だったのに、スコアは大きく違っていました。


 プロのツアーを見ても連続優勝は稀であり、トッププロとはいえ安定したスコアメークを毎ラウンドで行うことは難しいものです。


 LPGAツアーの「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」では2日目まで65・66と安定したスコアで首位を走っていた上田桃子プロは、最終日もスタートホールから5連続バーディーと一時は2位に大差を付ける独走状態でしたが、8番で3パットのボギーを叩いてから別人のようになり、前半32のスコアに対して後半は優勝争いをする中でトッププロではありえない42というスコアで逆転されてしまっています。


 この大会の予選通過者54名中、最終日にオーバーパーを叩いた選手はわずか11人で、上田プロの74はこの日のワーストスコアタイでもあり、5連続バーディーからの74というスコアは誰も予想できないものでした。


 つまりトッププロでも日毎はもちろんラウンド中にでも大きく調子が変わるもので、ゴルフのスコアがいかに安定しにくいゲームかが分かりますが、私のようなヘボレベルでもそれは同様で、逆にヘボほどスコアから見た好不調の波が大きいことが分かります。


 その原因を考えてみると、確かにショットの安定度による波はありますが、実際は最後のパットが入る入らないことに尽きると断言できるものです。


 次の2つのスコアカードは私の4月4日と5日のもので、スコア差は7打もありますが、アマチュアゴルファーであれば前回のラウンドと10打以上も違うことは「あるある」なのです。


(フェアウェーキープ率は5日は良くなっているのに、逆にパーオン率は下がっています)


 私自身が感じるラウンドの質ともいえる実感は翌5日はミスが多く、前日の4日と変わりはないものでした。
 それなのにスコアが83から76と7打も少なかった理由は、パット数が30打から22打と8打も減っていたためで、スコア差7打はパット数差の内であり、実質的にはスコアが悪かった4日の方がショット自体は1打ですが良かったものです。


 「ボギーなゴルフ」の神髄は、ショットやパットで無理せずボギーオンを繰り返し、2パットでホールアウトを目指すものですが、そのためにはティーショットはOBや1ペナを避けられれば合格ラインで、次打でグリーン方向に打てれる場所であればまずは大成功だということです。


 セカンドもとりあえずグリーンの周囲に運べ、そこからピタリとピンに寄せれなくてもグリーンオンしてパーパットが打てれば良いため、乗せられる距離であれば100yショートも10yショートも同様だと考えることにあります。


 そのためには100y内のショットは徹底的に練習する必要があり、パターもどんな距離でも距離合わせできる感覚を身体に叩き込む必要があるのです。
 つまり練習すべきはウエッジによる100y内のショット練習と、ロングパットを1m内に寄せる練習になり、この2つが「ボギーなゴルフ」の肝になる部分です。


 「ボギーなゴルフ」は簡単な考え方でスコアメークするものですが、単純に練習も無しに行えるものでなく、要は今の練習時間をこの2つの練習時間に振り分けることで、同じ練習時間を使って効率的にスコアアップをするという方法なのです。


 だから流行りのショットなどに練習を割く時間などなく、それは曲げたくても曲がらないウエッジで100y内ショットを打ち続けることになるためですが、その練習で自ずと曲がる原因や飛ばない原因などが感覚として分かってくるものです。


 入ればパー・外してもボギーを続ける「ボギーなゴルフ」を心がけると言っても、技術的なレベル要求はそれなりに高いものですが、ドライバーショットの打ち方だけに拘るよりずっと実戦的であり、パットが入る日だったら70台のスコアになることが今回の私のスコアで証明されています。