三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

阿蘇ハイランドのラウンド動画(後半)

 今日の熊本も秋晴れの穏やかな天気になっていますが、明日は一転して雨予報になり、菊池CCでのラウンドを予定していますが、厳しそうです。


 さて、11月25日の阿蘇ハイランドの1人予約では、同伴者に最初に断って動画撮影をしましたが、前半は一昨日にアップしたものの中1日空けて後半をアップしてみます。


 今回の動画もできるだけ同伴者が映り込まないように気を付けていますが、グリーン上ではどうしても映り込みをカットするのは難しく、時々映り込むことをご容赦ください。
 今回もマナーやエチケットの観点で、同伴者の動きを私の所作を含めて指摘して行こうと思っていますが、ゴルフのスコアメークを目指すうえでは、こうしたマナーやエチケットは大切な要素だと私は思っているからです。


 本来は、撮影自体がルール違反だしマナー的にも問題だとは重々承知していますが、そこはあえて触れません。



 マナーの点では、ティーショットを終えたら次の打者に速やかに明け渡すべきで、いつまでもティーに残っているのはNGだと思います。
 まして打ち終わったのに後方で素振りをするのは迷惑行為になり、これは昨日の日記に書いた「1.2 プレーヤーの行動基準」②の「別のプレーヤーの気を散らさないこと」違反に該当します。



 私がティーショットをミスり、思わずクラブでティー面を叩いた行為は、コース保護の観点からやってはいけない動きです。 
 グリーンと並び、ティーイングエリアはコース管理の方々にとっては気を遣って整備する場所なので、無駄に傷を付けることはNGになり、無意識にクラブを叩きつけた行為を動画で確認でき、反省しています。



 このホールでは同伴者の1人が右手前のバンカーに入れてアタフタとしていたので、先に我々2人がパットを終えています。
 こうした場合、同伴者がトラブって続けてプレーするよりも、準備できた側から先にプレーすることは、時間的な短縮のためにルールで認められたものですが、ミスった側にとってもいったん一呼吸を入れれるため、お互いの精神状態にとっても有効な方法だと思います。



 ティーでなぜか1人が退いてくれず、その上、私のクラブに枯れ葉がくっ付いているのをわざわざ指摘に来ましたが、果たして親切なのか迷惑なのか微妙な部分です。
 基本的には、本人が打とうとする際に気づくものであり、わざわざ近寄ってきてまで注意するほどのことではないと思いますが、、、。


 その同伴者のバーディーパットが決まらず結果的に3パットになりましたが、直前の私のアプローチに全く注目しておらず、見ていれば右に切れたためその方のバーディーパットは少なくても上りではないと分かったはずです。
 この辺りが、同伴者の動向に注目を払わないツケが出ているものです。



 このグリーンでも同伴者の1人のパットが決まらずでした。入らない時はとことん入らなくなるもので、この時の気持ちは私も痛いほど分かります。
 ここでも、もう1人の同伴者が微妙にラインの延長上を気にせず忙しなく動く様子が見え、もう少し落ち着いてプレーする方が結果が出るのにと思っていました。 
 この方はグリーン面をただ動き回るだけで、逆にじっくり腰を落としてラインを読むなどの様子が見えなかったのですが、本来はそちらの方がより重要だと思います。



 このホールの前にマナーやエチケットの件で私から2人に話をしましたが、その効果があったのか少し無駄な動きもなくなり、結果的には3人共にパーセーブできました。
 お互いが配慮できると、お互いのリズムが良くなりスコアが安定する見本ですが、同伴者の邪魔になる動きは結果的には自らのリズムも壊すものです。


 画面に書いている「マーカー」の移動は、相手から先に「邪魔になりませんか?」と言ってきたもので、親切のようでも言ってはいけない行為だと思っています。
 なぜなら、同伴者にラインのヒントを与えるもしくは惑わせる目的と思われかねず、アドバイス行為でペナルティー対象になると指摘されても仕方ないからです。


 こんな場合は、相手(私)が判断し、必要に応じてライン上だったら左右どちらかに移動を要求するもので、その要求があってから要望通りに動かせばよいだけです。
 親切心から、パットのラインを読んでいる相手に混乱を与えるようなことを言うのは厳しくみるとアドバイスしたという規則違反のペナルティー、そうでなくてもマナー違反になってしまいます。
 それにしても、他では配慮が不足しているのに、無駄な部分で自らに不利になりかねない親切めいたことを言うのが私には不思議で、初心者が間違って教えられたマナーの1つなのでしょう。



 このホールでは、グリーン周りの撮影を失敗していて、マナー違反という部分は映っていないので、私のプレーを振り返ります。
 まず私のティーショットですが、スライスをイメージしてなおかつヒール目で打ちましたが、スライスではなく打ち出しが右に出るプッシュアウト気味に真っすぐ狙った場所に飛んだものです。
 イメージ通りにスライスになっていれば、右バンカー方向に飛んでいたはずで、ここはミスって逆に助かりました。


 セカンドの場面では、普段はフックで右から回しますが、この時はピン位置が左手前だったため9鉄で木の右からグリーン右を狙い、真っすぐ打ったつもりがやや右目に飛んだものです。
 この日の左手前のピン位置は、ピン方向のグリーン面に落ちると傾斜で左中のラフまで転がり、そうなると寄せが難しくなるため、グリーンオン狙いは右で、外すのも右になり、その意味では悪い場所ではなかったのですが、上りの転がしのアプローチがやや弱めで、残った1mを左に外したものです。



 後半になるとお互いに口数が多くなり、私もグリーンの特徴をパットが決まらない同伴者に説明したりしていますが、ラインを教えなければルール上は「公知の事実」を話すだけなので違反にはならないと思っています。
 しかし、煩いと言われるかもしれず本来は不必要な行為であり、「雄弁は銀」と言われるようにゴルフでは「沈黙は金なり」なのです。



 最終ホールでは、1人の同伴者のショットが私より30y先のラフにかかった場所まで飛んでいました。
 フォローだったら当たれば私のショットも行く場所ですが、この日は逆に弱いアゲインスト気味で、私のショットがこの位置だったため、同伴者が1番でグリーン横まで飛ばしたことが間違いなかったと証明されています。
 この方は、私がティーアップしているときも気にせず後方で何か(ティー?)を探している様子が見れ、この辺りももう少し配慮があればと思っていました。


 飛距離は出るため、マナーに気を付けるようになれば、もっと上のステージに上れる可能性はあるものです。
 マナーとゴルフレベルは関係ないように思われますが、ゴルフでは様々なシーンでの観察力は重要な能力で、まず周囲に目を配れるかどうかがスコアメークの上で大事な要素になります。


 同伴者の動向に気を付けられないからスコアも分からないという訳で、初心者のうちは自分のそのホールのショットも振り返られないけど、上達に比例して同伴者のプレーさえも記憶できるようになるものです。
 それは、意識しなくても普段から周囲を観察しているからで、その中に同伴者のプレーもあり、必然的にプレーを後から記憶で辿れるものです。


 これは最初からある能力ではなく、訓練の賜物で、私も最初はラウンド終了後にコーチから指摘された自分のプレーの場面を思い出せず、何を言われているのかチンプンカンプンでしたが、スコアカードに自分のプレーを逐一書くようにしていたら徐々に書かなくても記憶に残るようになりました。


 以前の私はスコアメークできる上級者の真似をすることで上達を目指そうとし、それは練習方法ではなく、上級者の所作に注目したもので、所作を真似することで上級者に近づけるのではないかと考えたのです。
 上級者ほどマナーがよい、だったらマナーをよくしよう、、、上級者は同伴者のプレーを覚えている、だったら記憶しよう、、、という思考回路なのです。


 「逆もまた真なり」と言われるように、「練習」という正攻法ではなく、「所作」という真逆のことで上手くなる道を模索したものです。
 「労多くして功少なし」がゴルフの練習であり、「労少しで功多し」の方法がないかと考え、結果的に私がスコアアップの目的で考えたゴルフ上達法なのです。