三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

酷いファールではなく不可抗力のファール

 今日の熊本は薄雲は広がるものの、昨日とは打って変わって良い天気になり、気温も20℃前後まで上がる見込みです。


 昨夜はサッカーのワールドカップの日本対ドイツ戦をテレビで観戦しました。前半にPKで失点し、それ以外の場面でもこれは一方的にドイツにやられると思い、後半は諦めて寝るつもりで風呂に入りましたが、風呂から出てきたときにはなんと日本が同点に追いついていました。


 テレビではその時点では日本がどうやって同点ゴールを取ったのかビデオなどのシーンが無かったものの、堂安が同点ゴールを決めたのだけは分かり、それからまたテレビで日本の応援を再開しました。


 するとすぐに浅野が見事なトラップで逆転ゴールを叩きこみ、その後はドイツの猛攻を凌ぎ切り日本が大金星を挙げる予想外の結果になりました。


 日本の勝利であまり注目にはなっていませんでしたが、前半でドイツにPKを与えた場面で、GKの権田がかなり不満そうにしていたのがずっと私は気になりました。


 私もテレビでその場面を見ていてPKは仕方ないと思った一人ですが、今日のネットには権田に対しての厳しい意見が多く、その後にスーパーセーブを連発してMOMに選出された権田選手ですが、「致命的なミス。次戦はシュミットで」とか「誰が見てもPK」「ビザ蹴りでカードが出ないだけ幸運」などとネットには厳しい意見が多いものです。


 もちろん中には「キーパーではなく他のディフェンダーのミス」という意見が見られますが、それでもPKは権田の行為が原因という権田にとっては厳しい意見ばかりでした。


(発端は左サイドのフリーになった選手にパスが通った場面からです)


 改めてその場面を細かく確認すると、ドイツの選手が左サイドでフリーでボールを受け、権田が1対1で対峙したところから始まります。


 この時点でボールを保持したドイツ選手の判断は、ゴール前に詰めている味方(下の画像の赤丸の2人)にパスを出すか自らゴールを狙うかの2択のはずです。(黄色丸は主審)


 私はボールを保持しているドイツ選手は、自分で点を取る意識だったと予想しています。

(ドイツ選手は左脚でゴールとは反対側に大きくキックするような素振りをしていますが、これはフェイントです)

(フェイントだったので、実際に左足では蹴っていません。権田は内に詰めている他のドイツ選手へのパスコースを左足でカバーしています)

(結果的にコースを切った権田の左足が、ボールに触ります)

(逆の角度からの画像でも、権田が先にボールにタッチしているのが分かります。その結果としてボールはこの画面では右方向に流れていきます)

(左にいる主審は、権田のプレーがファールではないとこの時点では判断しています)

(ドイツ選手は流れたボールに向かいます)

(権田もボールに向かうため立ち上がりますが、このときに2人の接触があったのかよく分かりません)

(ドイツ選手はダイブしているように見えます)

(権田の足が倒れた相手選手の足に引っ掛かり、相手の上に覆いかぶさりますが、この時点で相手はいったん起き上がる素振りを見せていて、ここがポイントかもしれません)

(主審がこの時点で笛を吹いてファールだと示しています)


 私はサッカーのルールに詳しくはありませんが、ボールに最初にコンタクトしたのは権田の方であり、これはドイツ選手がフェイントをした結果がマズく権田の足が先にボールに届いたためです。
 そのプレーの延長として権田の足が出て、それにドイツ選手が慌てて球に向かおうとして引っ掛かったかどうかであり、例え引っ掛かってもそれはファールにはならないのでは思っています。


 その後に権田がドイツ選手に覆いかぶさったのも、ドイツ選手がダイブした結果であり、ドイツ選手の動きを妨げたわけでなく、逆にドイツ選手が権田のプレーを邪魔したのではと私には見えるのです。


 私が想像するに、きっとドイツ選手はチャンスを自らのミスで帳消しにしそうで、権田の正当なプレーの結果で出た脚に少し交錯してダイブしたのではと疑っています。


 この辺りの見え方が微妙ですが、ドイツ選手はダイブの後に起き上がろうとしてボールに向かおうという動きが見え、そこに引っ掛かった権田が覆いかぶさったので、その行為を主審はファールと判定したのかもしれません。
 それだったらファールを取られても仕方ないと思うのですが、一連の流れの中で不可抗力な部分であり、酷いファールではなかったからイエローなどが出なかったのでしょう。


 少なくともネットに書かれているような権田の酷いファールではなく、流れの中で起きた不運なファールであり、最初のプレーでは1対1のピンチの中で見事にボールを逆方向に蹴りだして相手のボールをロストさせたものです。


 ドイツ選手がダイブのままの態勢だったら、PKにはならない行為ですが、相手が球に向かおうとする意志が見えたから、それを結果的に邪魔した権田の覆い被さりがファールに取られたのであり、それであるならPKも納得しますが、果たして真相はどうなのでしょう?


 決して権田が酷いプレーでPKを与えたのではなく、ファインプレーの流れの中で不運なファールになったということは間違いないではないでしょうか。
 そのため、次戦もぜひ権田スタメンで行ってほしいなと願っています。