今日は日曜日で何も予定が入っていないので、今朝はゆっくり過ごしていますが気温がかなり下がって南国熊本も冬らしくなりました。
　天気は晴れているので放射冷却で下がっているはずで、太陽がもう少しして見えてくると気温はそれなりに上がりそうです。

　昨日は土曜日だったので、サンバレーゴルフプラザにプロのレッスンを受けに朝から出かけていきました。

　朝は天気は良かったものの、レッスンは東側の打席を使うため西側は朝日が当たっていたものの、しばらくは太陽の光が当たらずかなり寒いものでした。

（この東側にある丘の斜面で、しばらく太陽光が当たらない場所がレッスン会場です）

　まず恒例になっているプロから各人の課題やレッスン希望が問われ、私は5Wの練習と短いアプローチで「死に球」を打ちたいと希望を出しました。
　ほかのレッスン生からは傾斜の練習要望なども出され、アプローチ練習・飛ばしの練習・斜面の練習というメニュー順が決まりました。

　レッスン生の中に試合間近の2人がいるため、より実践的な冬芝からのアプローチの打ち方についてプロからの解説があります。
　冬芝はライがシビアになるため、58度などを使うとざっくりの危険性が高くなりますが、52度のようなクラブのフェースを開きバンスを利用してインパクトの際にフェースを閉じ、球を包み込んでフックを打つように球を拾う打ち方です。

　この日は「フック打ち」が全体のテーマになっていて、これは私の5Wが掴まらないための対応策だというものです。
　ウエッジでのフック打ちだと「転がる」イメージがありますが、きちんと球を拾うことができると思いのほかスピンが効いて止まるもので、私の要望である短い距離の「死に球」もこの打ち方で出せることが分かります。

　「飛ばし」のレッスンではドライバーショットの目標「260y」にあと数ヤード届かないもので、なかなか自分の壁を破ることができませんでした。

　斜面のレッスンでは、私は5Wでフック打ちの練習を続けましたが、つま先上がりというフックが出やすいライでもスライスになる始末で、プロから「思い切りフックを打つようにすると案外と真っすぐ行くものだ」と言われ、確かに時々は真っすぐ飛ぶこともあり、スライスを矯正するためには逆球のフックを打つ練習は効果的なようです。

　プロからは、フックグリップの作り方を教わり、そのグリップでインサイドインのスイングを意識して打つ練習を繰り返しましたが、時々はそれなりの球が出るものの、全体的にはまだまだ使えるものではないレベルです。
　ただ練習場で思い切ってフックを打ち、ラウンドでも怖がらず打てるようになれば、低いフック球はランが出るため手前からグリーンに転がり乗るという、「アプローチの達人」のような攻め方ができるようになるものです。

（プロから思い切り右の家方向を向いて打つようにと言われ、違和感ありで打ちましたがビデオに撮ってもらうと、そんなに酷いスタンス方向ではないことが分かり、自分でびっくりしてしまいます）

　私やデッさんが5Wの練習をしている間に、「ナガ」と「ワッしゃん」がパットの練習をしていました。

　「ナガ」のパット練習では、球が真っすぐ転がらないので、よほど下手なのかと思いましたが、使っているパターが特殊な形状だったため思うように打てなかっただけです。
　使っているパターは、フェース面に出っ張りがあるもので、「芯」で打たないと球が左右に曲がってしまいます。

（フェース面に2つの出っ張りがあるため、正確に2つの出っ張りの間でヒットしないと球がよじれてしまいます）

（「ナガ」のパット練習風景。2人1組で行い、1人が打つと他の1人が球をセットします）

　シングルHDCPの「ワッしゃん」は球をヒール寄りに置いて打つと「芯」で打てるようで、真ん中にセットすると当たらないという不思議な人です。
　アイアンで極端に球をヒール寄りにして、打ってもらいました。

　アイアンはシャンクなどには無縁と言っていて、プロが意地悪してシャンクを打たせようとしましたが、私だったらシャンク間違いない球の位置でも普通に打ててしまいます。

　プロが「土曜クラブのメンバーは変なのが集まってる！」と笑っていましたが、確かに一番正統派のように見える「ワッしゃん」も変な癖の持ち主のようでした。

　土曜クラブ（土曜日のレッスン生をこう呼びます）には、いろんなユニークなレッスン生が集まっています。

　シニア野球の投手で練習で怪我してゴルフスイングができない「ワッしゃん」、280yのプロのような綺麗なショットを放つのになぜか100切りできない「ナガ」、左ひざがそれぞれ事故の後遺症で踏ん張れない「ジャンボ」と「たっちゃん」、競技ゴルフで30台で回るかと思えば50も叩く「デッさん」、8xのシャフトが付いたドライバーを軽々と振り回す「クボちゃん」、ゴルフ初心者なのに「ナガ」よりパットの才能がある「マルちゃん」、わざわざレッスンのために100kｍほど離れた天草から泊りがけでやって来る筋トレおじさんの「ミーちゃん」そして坐骨神経痛持ちで極端なスライサー打ちの私というメンツです。

　この変なメンバーが入れ代わり立ち代わりやってきますが、まだ全員がそろったことはないのが不思議と言えば不思議なものなのです。