三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

それはマナーではなくジャマー(邪魔)

 最近、感じることはマナーが足りないゴルファーが多いことですが、ほとんど共通点があります。
 それはスコアこそ90台ですが、周りに無頓着な動きをするというもので、「鉄人」もときどき無意識なのか同伴者に対する気配りが欠ける動きをしてしまいます。


 そのため、「マナーを守らないとゴルフの神様に嫌われ、いざというときに助けてくれませんよ!」と注意しますが、理系の技術者である「鉄人」は私のオカルトめいた言葉をまだ理解してくれていないように感じています。


 今日のもう1人の同伴者もある意味「困ったチャン」で、自分のミスをプレー後に延々と解説されるため、同伴者としてミスの原因をアドバイスしたい誘惑に駆られますが、もちろんラウンド中のアドバイスはペナルティー対象になるため、出来ないことです。


 グランビリオは初めてなのか、コースの説明を同じカート(2人乗り)の若手(40歳代)が行っていましたが、18番のティーでは「どこに打てばよいのか分からない」という声も聞こえてきて、さすがに「正面にグリーンが見えているし、見たままの真っすぐなコースです」と説明してしまいました。
(このような「公知の事実」に対する説明はアドバイスにはなりません)


 この方は、同じラインのパットを先に打ち「曲がると思ったら真っすぐだった」と聞こえるように言われるので、鉄人が「次にプレーする相手に対するアドバイスになるからペナルティーだよね」と言っていましたが、私も同伴者から「グリーンの読み」というゴルフの楽しさの1つを奪うものであると思っています。


 同伴者のラインとは違っているならまだしも、同じようなラインからカップを狙うパットが残っている場面でそのようなアドバイスめいたことを言う行為は、同伴者のプレーへの援助とも取られかねず、慎むべき行為です。


 私のパットの際にも、私がアドレスした後にカップの向こう側を移動されることが何度かあり、そのためアドレスをいったん解き、ルーティンからやり直すことがありましたが、無駄な動きの影響で無駄な時間を使う羽目になるため、もう少し同伴者の立場に沿った配慮が欲しいと感じていました。


 そんな同伴者が、7番パー3でやったことが「自分のマークが邪魔かどうか聞く」無意味な行為です。
 グリーン上では、自分の球をマークして置いたマーカーが同伴者のパットのライン上に近いことが時々あります。
 そこで「マークは大丈夫ですか?」と聞くことは一見マナーのような気がしますが、実はマナーではないと思います。


 プレーする側からすると、邪魔になると思えば相手のマークを動かすように依頼する権利があるわけで、黙ってプレーに入ろうとしているなら、そのマークは邪魔にならないと判断しているのです。


 せっかくイメージを作り、集中して自分のパットに臨もうとしているときに「邪魔になりませんか?」と聞く行為はマナーではなくまさしく「邪魔」な行為なのです。
 パットとはそれくらい繊細なプレーが要求されるもので、それを無遠慮な一言で台無しにしていることは、自分がそうした繊細なプレーをしていない証拠だともいえます。


 基本は相手から動かすように要求されてから動かすものですが、もし邪魔になるか気になって仕方ないのであれば、球をマークしてすぐに適正な手順でさっさとマーカーをずらせば良く、いちいち尋ねる必要はないのです。


 これは私のやり方ですが、相手のラインを簡単に読み、私のマークが邪魔になりそうだったら埋め込み用のプラスティックのマーカーに変えますが、自分から「邪魔になりませんか?」と聞くことはありません。
 相手から私のマークを動かすように依頼されればそのようにするだけで、言われなければ影響はないものだと判断するからです。


 大事な場面で一見、気配りしているようで実際は邪魔をしていることが分かってほしいと思い、今日はその話題について書いてみました。