三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットが決まらないラウンド

 今日は一週間ぶりのラウンドになる阿蘇ハイランドの早朝ラウンドのため、5時に起きて阿蘇まで行ってきました。
 今日の天気予報では気温は高めになるとあり、ホッカイロは背中に貼らずにいましたが、帰る頃からは晴れて気温も上昇していたものの、さすがに早朝のトップスタートではそんなに甘くはありませんでした。

(画像では明るいけど実際は薄暗く、この時点では1℃ほどと氷点下にはなっていません)

(西の空に沈み切らない月が浮かんでいましたが、明るく見えるものの太陽はまだしばらくは出てきません)


 今日もインスタートになっていましたが、どうやら月水金がインスタートになっているようで、最近はあまり来ていないのでその辺りがよく分かっていませんでした。
 コース整備でフェアウェーにエアレーションしているようで、アウトからの一方通行ではインだけしか作業できなくなるため、交互にアウトインを変えているようです。


 7時28分のトップスタートなので、クラブハウスからかなり離れた10番ティーまで薄暗い中を「アプローチの達人」が運転するカートで上って行きましたが、クラブハウス横の練習グリーンは霜がなかったのに、標高が高いインの10番の練習グリーンには霜が降りていました。

(薄っすらとティーが白くなっている10番ティー。ラフを歩くとバリバリと音がしていました)


 実は10番に来る途中のコースも徐々に白くなっていたため、ちょうど気温が一番下がる夜明け前で、0℃以下になり、霜が降りている最中のように思えました。
 球の行方が分かる程度の明るさまで10分ほど待って7時20分にティーオフしましたが、指先が痛いような寒さで、感覚が無くなるほどでした。


 コースは昨日の雨が残りウエットで、寒い時期なので着ぶくれの影響もあって飛距離が出ず、最初はショートを繰り返してしまいます。
 前半の途中までは霜の影響でグリーンは遅めでしたが、とにかくショットが飛ばずに番手を2つほど上げて打つようにしました。



 一昨日の日記からパットの話題を書いていますが、その肝心なパットが今日は決まらず、スコアを纏めきれませんでした。
 何度も達人が「入った!」と声を出したパットが悉くカップに嫌われるもので、その原因は最初は転がりが悪かったため強めにヒットしていたのが、途中から霜が溶けて早くなったグリーンに合わなかったためです。


 後半になると気温も上がりショットはそれなりに飛び出したので、番手を元に戻して打てましたが、パターが酷くてバーディーパットもパーパットもほぼ決まらないものでした。
 ラインを多めに読むと曲がらず抜けるし、だからと浅めに読むと曲がるというチグハグさで、後半のアウトは久しぶりに19パットもしてしまいます。


 カップに入らない日はよくあることなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、当たり前の話ですが、カップ淵を抜けたときは強めにヒットしていて、1番などいつものタッチだったら曲がっていたはずです。
 強いから曲がらず、強いからオーバーして微妙な距離のパットも外すという結果になることで、逆に最後の方ではこれまでのようなタッチに戻ったため、カップ手前で曲がるという結果になり、結局は曲がる曲がらないは打ち方次第だというものです。


 強気のパットを打つのであれば最初から最後まで貫くべきで、途中から3パットを恐れて弱めに打つくらいなら、最初からそうしろというだけです。
 それにしても、スコアはパット次第だということがよく分かるラウンドになりました。

ロングパットの距離感を出す方法

 今日の熊本は朝から雨模様で、阿蘇ハイランドの早朝ラウンドは昨日のうちに「アプローチの達人」と相談して中止にしています。


 昨日の天気予報では纏まった雨量になると言っていましたが、市内はそこまでの雨脚ではなくシトシト降り程度なので、もしかするとラウンドできたかもしれませんが、コースコンディションは厳しいはずでもちろんカートのコース内乗り入れも不可だったはずです。


 ビデオ撮影をすると、このコース内乗り入れが出来ない場合、歩く距離がかなり長くなるため、最後の方では疲れてしまいます。
 コース上では手前でビデオカメラをセットし、プレー後に戻ってカメラを回収し、グリーン方向へ歩くだけですが、グリーン上ではホールによってはグリーンを3~4回行き来しなければならず、こうした動きが積もり積もって後半では疲れてしまうのです。


 1人だけならゆっくり移動できても、同伴者がいればそれなりに急ぐ必要もあり、ただでさえせっかちな達人とのラウンドであれば、私がモタモタしてカメラをセットしているうちにサッサとプレーを終わってしまうことが多く、どうしてもゴルフが慌て気味のプレーになってしまいがちという本末転倒なことになってしまいます。


 今日は早めにキャンセルを決定したのは、我が家の外壁塗装のためリフォーム会社に勤める姪婿が午前中にやって来ることも理由の一つでした。
 業者を連れて外回りを見るだけだから不在でも良いと言われていましたが、まだ歩行がスムースでない家族だけでは、インターホンに出るだけでも大変なので、雨模様を口実に達人にキャンセルをお願いしていたのです。


 10時に塗装業者や足場を担当する業者3人ほどを連れて姪婿がやって来ましたが、当初の言葉通り私が立ち会わなくても良かったものの、帰りがけに色見本の説明と検討を依頼され、その対応だけでも在宅していてよかったかなというものでした。

(色見本の冊子。左が外壁で右が屋根用)

(色見本は小さいので、イメージよりやや濃い目を選ぶことになります)


 さて、表題のロングパットの距離感ですが、パットを打つ際の考え方には2通りあって、1つはカップまでの距離を打つ「ジャストタッチ」ともう1つがカップを必ずオーバーする「強め」です。


 このうち10m以上のロングパットでは、カップインを積極的に狙わず2パットという前提から「ジャストタッチ」が本命になりますが、そもそもジャストタッチで打てる「距離感」が難しいもので、一般的なアマチュアゴルファーであれば、この距離感の習得に苦労するものです。


 私はロングパットの距離感こそ、持って生まれた本能を積極的に利用するべきだと思っていて、誰でも手に球を持ってその距離を転がすのであれば、そこそこピンに寄せれるはずです。


 ちなみにボウリング場のレーンの長さは60ft(約18m28㎝)ですが、これは野球の投手板と本塁までの距離60ft6in(18.44m)に近く、60ftが人間がコントロールできる距離だと言われています。
 ついでに書くと、以前の野球規則では50ftだったものが死球事故があり、危険防止のため1893年に野球規則を改訂し「60ft」に伸ばすことを決定したものの、決定した距離を「60ft0in」と書いていたため「0」を「6」と見誤ってしまい、それが広まったという説があります。


 話を元に戻すと、グリーン面積を450㎡程度の円だとすれば直径は24mほどになり、ピンは端ギリギリに切ってはいないため、手を使えればほとんどのロングパットはピン近くに寄せれることになります。


 ここで問題になるのが、本能を使えれば誰でもロングパットの距離感は持ってるものの、人間が手を使って転がそうとする場合は、必ず目標に正対して転がそうとする部分です。


 しかし、パターでは正対せずに打つことになるから距離感が難しいということになりがちで、だったらまず正対して素振りで本能を使って感じを出し、後は目標方向を見ずに同じ素振り幅でパターを動かすという方法が距離感を養うために有効な方法になります。


 パットのルーティンの中には、この正対して素振りするという動きを必ず入れるようにし、セットアップ後は頭を動かさず素振り幅を再現することがロングパットを打つ際の大事な手順になります。


 ここまでの手順をやること自体はそこまで難しいものではありません。距離感が合わない最大の原因が、パターヘッドで球をヒットする際に起こす無駄な動きになります。
 それが「頭が目標方向に動く」ことで、せっかく素振り通りにスイングしても、頭が目標方向に動くことでヘッドの動きが減速されてしまい、結果的にショートしてしまいます。


 ショートするため、パンチが入ったりしてしまうと距離感はもうバラバラになってしまい、せっかくの本能が消えてしまうのです。
 パターでもスイングフォームは重要ですが、それは単純に頭を目標方向に動かさないという点を守っていれば、問題ないものです。


 距離感も方向性も悪い最大の原因は、球をヒットする際に「頭が動く=球を追いかける」動きであり、これを矯正しなければどんな練習をしても無駄だというものです。
 これってショットにも通じるもので、だから「パットもドライバーも同じスイング」と言われる所以なのでしょう。

私の欠点(パット編)

 今日の熊本は朝から曇りで日差しが無いため気温は上がらず、天気はこれから下り坂になりそうな雰囲気です。


 さて、最近は自分のラウンドを動画で撮影していますが、改めて客観的に自分のショットを見ると自分が持っているイメージとは全く違う様子が映っていて、最初は愕然としたものです。
 今ではこんなものだと思っていますが、素振りと実際の振り幅が大きく違う様子を動画で見ると、なぜそうなるのか自分でも理解していません。



(ヘッドがフォローで大きくアウトサイドに動きますが、これも自覚がない動きです)


 パットも同様で、ショット同様にバックスイングがほとんどないパットの打ち方になっていて、この打ち方が良いのか悪いのか自分でも疑問に思っているところですが、自分の中ではしっかりバックスイングしている意識なのです。


 こうしたいわゆる意識と現実の乖離が顕著なのが私の特徴ですが、ビデオを見ていて気になる部分がありました。


 それはパットの際にラインを読んでいないところで、以前は腰を落としてラインを読んだり、カップまで歩いて傾斜を確認したりしていましたが、阿蘇ハイランドでのラウンドが多くなった影響からか、他のコースでも全くこうした準備をせずにイメージだけでパットを打ってしまっています。



 知らないグリーンであれば、腰を屈めてラインをしっかり読む癖を付けなければと反省しました。