三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

益城CCのラウンド動画

 今日の熊本は気温は低めの曇空で、これから午後にかけてにわか雨の予報も出ています。


 今週は明日と明後日に阿蘇ハイランドの早朝ラウンドを予定していましたが、昨日になって同伴者の「アプローチの達人」から「親戚に不幸があった」と連絡があり、明日のラウンドだけキャンセルになっています。


  ただ水曜日も今のところラウンド時間中の天気予報は雨なので、今週はラウンドなしになるかもしれず、そうなると週末からゴールデンウィークに突入するため、5月9日まで丸20日もラウンドがなくなってしまいます。


 そのため、明日は1人予約で阿蘇大津GCに出ていた安価なプランに参加しようと思いましたが、天気予報がラウンド時間帯には1ミリの雨になっていて、そうであれば楽しめないゴルフになりそうで、予約する直前の場面まで行きましたが最後に断念してしまいます。


 さて、今月13日に兄と益城CCをラウンドしましたが、その際に途中まで動画撮影をしていて、スタートの3ホールだけ纏めたのでアップしてみます。
 兄はそう悪い内容ではなかったものの、見てみると1打の無駄なロスがホール毎に発生していて、これを最小限にすることが出来るなら、普通に90台のゴルフは出来たはずです。


 そういう私もかなり苦戦していますが、これには前提があって練習グリーンがかなり速めでラウンド中は打つとオーバーするのではという疑心暗鬼があったのです。


 撮影は6番までで、その撮影した中でもオンオフを間違っての撮り忘れや球が映っていないなど、撮影ミスのオンパレードでした。
 スコアも間違ってナビに入力していますが、この日は参加費無料のハーフスコアによるコンペもあっていて、間違いがなかったらもしかしたら兄は飛び賞に当たっていたかもしれません。



 1番パー5では兄はグリーンへの40yほどのアプローチショットを失敗していて、これは見ていて打った瞬間に大きいと感じたものですが、どうしてもミスを前提にしたクラブ選択や力の入れ具合になってしまう悪癖があり、ここもそんなに一生懸命に打たなくてもと思ったものでした。


 セカンドや写っていませんが3打目はそこそこの当たりで全く問題なく、結局はスコアはグリーン周りの精度で決まるものだということです。
 ただ5打目のアプローチは上手く打てているし、ボギーパットも入りませんでしたが入りそうなタッチだったもので、常にこうしたショートゲームが出来るなら問題なく100切りは可能なのです。


 兄の残念な場面が、長めのパットでは頭をしっかり残して打ちますが、入れたいと思った瞬間に顔など上体がカップ方向に流れる打ち方に変わってしまう点で、普段は出来ることが大事な場面で出来なくなることです。
 1番のパットのように頭を残して打つと綺麗にヒットでき、方向も距離もぴったりですが、いったん身体が動く打ち方になるとフェースが開いてミスパットになってしまうようです。



 2番パー4は300yほどでティーショットは打ち下ろしになるホールですが、私も兄もティーショットは同じような左サイドのフェアウェーでした。
 ただ2人共にセカンドを左手前にバンカーに打ち込んでいて、結果的に私はバンカーショットを寄せきれずにボギーでしたが、兄はバンカーからオーバーし、奥からのアプローチを1回ショートし、2回目でオンして2パットのトリプルになっています。


 同じような場所から最終的に2打も違ったのは、マネジメントの不足と言えるもので、最初に私がバンカーインしたのを見ていた兄はバンカーからの技術は拙いため、徹底的にバンカーインを防ぐショットを選択すべきでした。
 具体的にはグリーン右方向を狙ってグリーンに届かないクラブをチョイスすべきで、そうすればバンカーインは避けられ、手前からのアプローチになるため奥のピンへ足を使ったアプローチ(転がすこと)ができたはずで、トリプルなんかになるはずはなかったのです。



 3番パー4は私と兄のティーショットでは大きな違いがありました。私は右OBを避けるために左の斜面方向を狙いましたが、その狙った方向に飛んでしまい傾斜に当たってしまいます。
 グリーン方向には左からの斜面の尾根があり、無理して狙うと危険なので一旦はコースに戻して残り距離をしっかりオンさせることにしましたが、ここで私が持つショットナビとカートのナビの残り距離が10yも違っていて混乱します。


 見た目の距離感からショットナビの距離を信じて3打目を打ちましたが、結果は大きくショートでしたが、どうにかアプローチがピンに寄ってボギーで凌げました。
 距離が違った理由は、ショットナビが2グリーンの左グリーンまでの距離を測ったいたためで、この日は右グリーンだったので10y違うのは当然でした。


 兄はナイスショットでフェアウェーで、そこからのセカンドはトップ気味の当たりが左グリーンの淵で右にキックし、ピン左のバーディ-チャンスになるナイスオンになっています。
 しかし、ここで兄の観察眼の無さというか見ているべきものを見ていない悪癖が出ていて、私の手前に落ちた球が大きく転がって右に切れていった場面を見ていません。
 
 その上、私がクラブを置いてマークに行く間に自分のパットの傾斜を確認する時間は十分あったのに、その確認を行わず、そのため下りに対して強いタッチでバーディーパットを打ち、偶々ピンに跳ねられて止まりましたが、そこからのパーパットも上体が動く悪癖が出てフェースが開いて外しています。
 もしピンに跳ねられなかったら、4パットも十分あったものですが、時間があるのに確認を手抜きするからこうした羽目になってしまうもので、下手が情報も得ずにプレーすれば当然と言えば当然の結果なのです。


 やるべきことをやったうえでの失敗だったら仕方ありませんが、ここはラインは正しかったため、タッチを合わせるパットだったらバーディーパットが決まっていたかもしれず、ここでも無駄な少なくとも1打のロスを発生しているのが勿体ない部分です。


 またパーパットでは、それまでのパットの打ち方と違ったミスが発生し易い打ち方になっていて、これは次の4番でも同様でしたが、本人に指摘しても気づいていないことが問題ですが、今のレベルだったら「パットの際はカップを絶対に見るな!」という決まりを守るしかありません。


 後期高齢者が今更スイング云々をいってもどうしようもないのですが、パットなどのショートゲームはその時々のシチュエーションで意識さえしていれば避けられるミスは多いはずです。
 上りか下りくらいは、同伴者の球の動きや歩いて確認することで、ある程度は把握できるもので、そうした情報収集をせずにプレーしてしまうという「雑さ」があるうちはスコアアップなど望めるものではないということです。

あと1か月になった

 今日は4月23日の日曜日ですが、今日の熊本地方は晴れで気温も10時過ぎて20℃ほどと過ごしやすい朝になっています。


 今年は4年ぶりになる北海道への旅を計画していますが、ちょうど一か月後の5月23日に上砂川のシェアハウスに入居することになっていて、その前々日の21日には熊本を出発することになるので実際には北海道旅の出発まで1ケ月を切ったことになります。


 最初に今年は北海道に行きたいと思ったのは今年2月で、この日記でも2月17日にツーリングブログを見て北海道に行きたくなる - 三重苦ゴルファーの日記というものを書いています。


 当初はまだ具体的な計画などはなく、まず宿舎となる地域をいろいろ探しましたが、今年は上砂川を拠点にしようと考えて借用の申し込みをしました。
 しかし、私のミスで返信用のメルアドを誤記してしまい、上砂川からの返信がなかなか届かず、借用は出来ないと諦めかけましたが担当者とは別の職員の方の機転で、メルアドの間違いを見つけてくれ無事に許可証を受け取ることができました。


 滞在地が具体的に決まれば、後はそれに沿って日程を決めるだけですが、まず今回の渡道の目的を決めることにし、前回も興味があって行きたかったけど行けなかったタウシュベツ橋梁を見に行くことを第一目的にしました。
 併せて今回もゴルフ旅にするつもりだったため、第二目的は滝川市民ゴルフ場のシニア選手権出場とし、第三目的を日本最東端の根室GCでラウンドすることにし、それに沿った計画を立て、徐々に肉付けしていきました。


 またメインとするゴルフ場を毎回決めていますが、前回までと同様に美唄市のゴルフ5カントリー美唄コースの年間友の会に入会するつもりで問い合わせなどをしましたが、1人で成立するラウンドプランがなくなっていたため、バリューゴルフの1人予約ランドを利用することにしたら、なぜかこのゴルフ場だけ私向けの割引プランが出ていて、友の会料金より安価な半額近い料金だったのでそちらを10ラウンドほど予約しています。


 この予約に北海道で知り合った方々が2人目や3人目に入ってくれているので、一緒にラウンド出来ることになり、再開を楽しみにしているところです。


 タウシュベツ橋梁見学は、地元の「NPOひがし大雪自然ガイドセンター」へ予約を入れていて、その日に合わせて1週間ほどの道東の旅を計画しました。
 タウシュベツ橋梁がある上士幌町とは少し離れてはいますが、ついでに根室まで行こうという計画にし、北海道は九州四国を合わせた面積より広いため、同じ道内とはいってもこの道東の旅では通算して千キロ以上は走る予定です。

(時計とは反対周りのルートで計画しています)


 愛車が13万キロを超えて10年目を迎えているため、無事に走破出来るかがやや心配ですが、できるだけ寂しい山中ルートを避けるよう計画を立てるつもりです。

グリーンを狙うクラブは最大飛距離で選ぶ

 今日の熊本は晴天で、気温は25℃前後まで上昇しそうな予報です。


 もちろん土日はラウンド予定はありませんが、最近は「アプローチの達人」の家庭の事情でラウンドは火・水を中心にしか入っておらず、ラウンド数自体がかなり減っているので、北海道へ行った際に連チャンに耐えられるか心配もあり、計画ではほぼ1日おきにゴルフ場の予約を入れる予定です。


 最近、テレビの健康チェックで試して分かったことが、左足の筋力が衰えていることで、椅子に座って片足で立ち上がるチェックでは、右足一本ではどうにか立ち上がれますが左足ではどうやっても無理だったので、左足筋力の低下がはっきりしています。
 筋トレしようにも膝痛があるため、それも無理で、道理でスイングの際に左足が踏ん張れなくなったのはバランスが悪いだけでなく、筋力低下の影響なのでしょう。 


                         

(以前は問題なくできたことでも、いつのまにか加齢で出来なくなっています)


 さて、ゴルフは特定の距離にある直径108ミリのカップにティーから打った自球をカップインするまでの打数を争うゲームです。
 巷のアマチュアゴルファーにはドライバーの飛距離を伸ばすことに大きな関心があるようですが、ゴルフというゲーム性を考えると「距離を延ばすこと」より「距離を合わせる」ことのほうがより重要だと分かります。


 一般的にグリーンへの攻めは、手前からと奥からを比較すると間違いなく手前からの方が簡単になり、奥からは下り面になるためアプローチやパットの距離を合わせるのが大変だということはゴルファーだったら誰でも知識として持っていることです。


 ドライバーでグリーンを狙うシチュエーションはほぼないため、大半がアイアンがグリーンを狙うクラブになりがちで、時にはロングホールで2オン狙いのためウッド系を使うくらいです。


 アマチュアがアマチュアたる所以はショットの安定性が乏しいということですが、当たらないというミスショットを前提にグリーンを狙うクラブ選択をしてしまうと、当たったのにトラブルという羽目になってしまいます。
 人間は機械ではないので感情があり、大きいクラブを持つと安心して力まずに打てることになるため、結果的にナイスショットになりがちですが、そうなった場合はグリーンオーバーしてしまいます。


 最近は何度か兄とラウンドしていますが、兄は当たらないからと言って残り距離に対して大きめのクラブを持ちたがります。
 その結果、当たってグリーンオーバーしてしまい難しいアプローチが残って場合によってはグリーンに乗せれず、次のアプローチでも寄せられずパットも決めきれずの状況を数多く作り出してしまいます。


 こうした兄の大叩きの元凶が、残り距離に応じたクラブ選択をしないことで、グリーンに届かないクラブを選択するならまだしも、大きすぎるクラブを「当たらない」という理由で選択してしまうことです。


 「ボギーなゴルフ」の考えでは、敢えてグリーンに届かないクラブ選択をして手前からアプローチを寄せてパーパットを打てる状況を作ることです。

 ここで注意したいのが「グリーンに届かない」は「キャリーで」という意味で、「ラン」で手前の花道から転がり上がる場合もあるという意味です。

(アマチュアのグリーンオンは、直接乗せるイメージになりがちですが転がりもあります)


 「アプローチの達人」のゴルフが正にこれで、手前で跳ねた球が転がってグリーンに届くことも数多くあり、これはティーショットの飛距離が出ないためグリーンを狙うクラブが転がりが出やすいウッド系などのクラブ選択になりがちだからです。


 北海道で対戦した鹿児島の某ゴルフ場のシニアチャンピオンだった「指宿のチャンピオン」も達人同様のゴルフをしていて、ドライバーショットの飛距離がないことを逆に武器にしていて、セカンドではウッドで花道から転がし乗せていました。


 この場合、もしグリーンに届かなくても花道からの寄せになるため、比較的簡単にピンに寄せれるもので、私がショートアイアンでピンまでの距離を打って左右に外し、アプローチを四苦八苦していたのに対し、飄々とパーを獲っていたものです。


 達人にしてもチャンピオンにしても共通しているのが、同じようなショットを繰り返すだけという点で、飛ばないドライバーショットは逆に曲がらないためフェアウェーからセカンドが打て、フェアウェーウッドでグリーン手前に運び転がって乗ったらバーディーチャンス、手前で止まっても簡単なアプローチをして寄せ1ということを徹底して繰り返すだけです。


 一般的なアマチュアゴルファーは絶対に目標にしないゴルフスタイルですが、彼らは使うクラブもそう多くなくハーフセットでも十分なゴルフになります。
 6年前のチャンピオンとの対戦で、狐に抓まれるような展開で敗退してしまい、チャンピオンへの「グリーンを狙う際に気を付けていることは?」という問いに対する答えに唖然としたものです。


 チャンピオンは「グリーンに届かないクラブを使う」と答えていて、その時は意味が分かりませんでしたが、今思えば達人同様に「キャリーではグリーンに届かないクラブ」という意味だったようで、彼らのスイングではヘッドスピードがないためランが多めに出て、時にはラフからでもグリーンに転がり乗るのです。


 チャンピオンも達人もスコアは75前後ということも共通で、特にチャンピオンは「マッチプレーの鬼」であり、飛距離が出る対戦相手を焦らせて勝つことに喜びを感じると言っていました。


 こうしたことからグリーンを狙う際のクラブ選択は、ウッド系やロングアイアンなどではグリーンに届かないクラブを選択すべきで、間違ってもピンまで200yを200y距離が出るクラブを選択してはダメなのです。
 アイアンでも残り150yを150yのクラブでなく140yのクラブを選択すべきで、そうすればショートした際には手前からの簡単なアプローチが残るものです。


 つまり、自分の番手の最大飛距離は知っておくことが重要で、一般的に考えられているアイアンなどの平均飛距離はあくまで参考程度にしかなりません。


 7番アイアンは平均で150yというデータから残り150yを7鉄の選択をしてしまうと平均ということはそれ以上飛ぶこと2回に1回はあるということで、オーバーしてしまうとパットやアプローチが難しくなります。
 もちろん、その日のショットの調子や風向きなどでも変わって来ますが、たまたま距離が合ってのバーディーチャンスより、安定してパーが取れる方がアマチュア的には大事なことなのです。 


 知識として分かっていても、実際のコースではついついピンまでの距離を打ってしまい、左右に外して難しいアプローチを残してしまいがちです。 
 人は不思議な生き物で、ショートした際とオーバーした際の気持ちの持ち方はショートした際の方が悔やむ気持ちが強いもので、オーバーすると何となく当たったことに晴れ晴れとした気分になりがちですが、実際のスコアメークには真逆だということです。


 つまり気分よくラウンドしたければスコアメークは望めなく、我慢して耐えることを覚えなければスコアメークはおぼつかないということです。