三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ゴルフにはいろんな楽しみがあるようだ

今日も午前中は雨模様でしたが、午後からは天気が回復してきました。
明日は楽天1人予約が成立したので、今週3度目の阿蘇大津GCでのラウンドになります。


今日はお休みで、テレビでゴルフ関連番組を見ていますが、CS放送にはたくさんのゴルフ関係の番組があるようです。


今の時間帯でもスカイAでは11月に行われた「第11回のじぎくオープンゴルフ選手権」の初日の中継録画の放映があっています。
ゴルフネットワークでは「プレ男レッスン」では鶴見功樹プロの英国式メソッドというレッスン番組が放映中です。


日テレジータスでは日本プロゴルフ選手権最終日の再放送があっているし、JSPORTS1では「村口史子のグッドゴルフ」が放送中です。


どれも見てみたいけど、今は英国式メソッドという響きに引かれて「プレ男レッスン」を視聴中です。


それにしても、これだけレッスン番組があるのはゴルフだけでしょう。
私は学生時代は卓球をしていましたが、卓球のレッスン番組なんてNHK教育の「テレビスポーツ教室」くらいしか見たことがありませんでしたし、現在もレッスン関係はないようです。


社会人になってテニスを始めましたが、卓球とは違って専門雑誌や中継などが多く、さすがメジャーなスポーツだなと思っていましたが、やはりレッスン関係の番組はほとんどありませんでした。


また高校生のソフトボールチームの監督をしている頃は、時代柄ネットでの情報は溢れていても、レッスン番組などはスポーツ教室など以外はなく、いかにゴルフが特殊なスポーツであるかを再認識していました。


それはゴルフが自己流でも一応クラブが振れるし、なかなか上達(スコア的に)しがたいスポーツであることが原因なのでしょう。
またアマチュアのプレー人口が比較的年齢が高い層に偏っていて、経済的に余裕のある人たちが多いというのも理由の一つかもしれません。


最近は「ラ〇ザップゴルフ」というCM絡みの番組までありますが、その中ではスイングを見てるとどう見ても100は叩かないだろうという人が、100オーバーのスコアから20打も縮め80台のスコアになったと言っています。


CMだと思って見ていれば、嘘っぽいのも納得はいきますが、真に受ける人もきっといるはずです。
別のドライバーのCMでも、200y飛ばない人が出てきて新製品を使って250yの距離を出し、驚きの表情を見せますが、最初の設定が嘘だろうというくらい、もともと立派なスイングの持ち主です。


出演者は予想するにトップアマに近い人か、プロ崩れのゴルファーを使っているのかもしれません。
ときどき別のCMに出ていた人が、初心者として別のCMに出ているのを見たこともあり、CMが対象としている初心者層は騙せても、ある程度の経験者なら、この飛ぶクラブというのがすぐに嘘っぽいということが分かるはずです。


番組を見ていて思うのが、現在のアマチュアのゴルフの楽しみは、いくつかに分かれてしまっているようで、そこからもまたいろんなタイプが派生していることです。そしてそれがテレビ番組の傾向にも表れています。


多くはゴルフの本質であるスコアを縮めるために練習に励む人たちですが、そのスコアを縮めるためのアプローチの仕方がそれぞれ違います。


まず、スイングに拘るグループです。彼らは、その時代のトッププロのスイングを最高のものと信じ、日々そのスイングを体得しようと練習に明け暮れます。
しかし、年毎に違うスイングのニューヒーローが現れるため、そのたびにスイング理論が若干変わっていきます。
ゴルフ雑誌は、そのニューヒーローのスイングを特集して、それこそ「これが最新のスイングだ!」とばかりに購買意欲を刺激します。
またゴルフレッスンは、それらを元にしてインストラクターが説明していきます。


しかし、長らくそんな雑誌を購読していると、全く正反対のことを平気で特集していることもあり、結局はスイング理論そのものが信用できないというのが本音です。


またゴルフギアの知識を仕入れ、中にはゴルフクラブメーカーの回し者かと思うほど、クラブやシャフトの知識が豊富なゴルファーも巷にたくさん出てきました。
このタイプのゴルファーは、技術を用具でカバー出来ると思っているようで、安定しないスイングの元に日々新しいクラブを試打するという迷路にハマっている感もあります。


どう見てもそんな経費が掛かっているとは思えないドライバー1本が7万円以上もするという、ある意味不思議な状況になっているのがゴルフの世界なのです。
新製品が出ると、古くなったクラブの価格が大きく崩れてしまうことが、いかに1本分に含まれる儲け幅が多いかが分かります。


ビンテージクラブの収集など、ゴルフのプレーとはかけ離れた趣味であればそれはそれで理解もできますが、スコアをクラブで補うという考えではいくらお金があっても足りないはずではないでしょうか。


テレビのゴルフ関連番組を見ていると、今日のアマチュアゴルファーの方向性にあった番組が作られているようで、ゴルフギアに拘る番組やスイング理論に拘る番組などは、まさしくそうしたゴルファーをターゲットにしているようです。


楽しみは人それぞれで文句を言うべきことではないのですが、マーケットのすそ野を広げて商売しようと思っている側に立ったのがやはりマスコミだなと思ってしまいます。
それでも、番組を見ているから、同じ穴のムジナかな?