三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

ラウンドはキャンセルになる

 今日の熊本は曇り空で、その分気温はそこまで下がってはいません。阿蘇も同様で、氷点下にはなっていないので今日の早朝ラウンドは久しぶりに凍結グリーンにはならなそうだと予想していました。


 昨日の段階で同伴者の「アプローチの達人」から今日が雨模様だと聞かされ、その時点での天気予報では7時台だけに0.5㎜の降雨予報だったため、決行する予定でした。

(今日11時時点での阿蘇ハイランドの現況。5時台の降雪と7時台の1㎜の雨で中止決定は正しかったと思っています)


 今朝5時前に起きて天気予報を確認すると、雨量は変わらず0.5㎜以下でしたがラウンド予定時間帯の7時台から9時台まで全て雨予報に変わっていて、雨のラウンドはされない達人のことを思うと、私から先に「中止しましょう」と連絡を入れ、中止が決定しています。


 さて、そんなこんなで今日の日記の主題になるはずのラウンドが流れたので、昨日のことですが書いていなかった話題を書くことにします。


 昨日は兄から誘われ、母が入所している施設に新年の挨拶がてらに訪問してみました。母は昨年9月から、有明海に近い施設に入所していますが、面会は2週間に一度と制限され、面会時間も15分間で2人までと決まっています。

(玄関にはまだ門松が飾られていました)


 受付をして二階に上りましたが、家族は部屋には行けずに面会できるスペースに職員が連れてくるという形式になり、母も職員が押す車いすに乗せられてやって来ました。

(面会スペースは2階の廊下の一角で、換気の良い場所だったため感染症などの持ち込み対策なのでしょう)


 母は今年96歳になるはずですが介護が必要になり、実家で同居している兄夫婦が長年にわたって介護を担当していましたが、一昨年頃から実家から近くの短期入所施設や外科医院での入院を繰り返していて、やっと見つけた現施設に入所できたものです。


 兄からは母を入所させることについて相談されましたが、長年にわたって老々介護をしている苦労を知っていたので私には異論などは全くなく、岐阜や山形に住む姉たちからも了解を得て入所への話を進めました。


 兄によると、近所の短期入所施設と比較すると、全ての事をやってもらえるけど経費は逆に安くなっていて、母の年金収入内に収まると聞き、私も近い将来はこうした施設で最後を迎えたいと思ったものです。


 兄は施設内での虐待などだけは心配していて、2週間に一回の制限に関しても異論がありそうでしたが、私としては家族の負担や入所者の感染症対策のためには仕方ないことだと思っています。
 高齢者にとって、私の正月に熱発したようなことだけでも命取りになるもので、複数人が生活する居住スペースに外部から立ち入ればもちろん様々な菌の持ち込みもあるだろうし、それが感染症に関係すれば、一気に施設内に広がって多数の入所者の命を脅かすことになり兼ねません。


 虐待は悪いことでも、老人施設内の虐待には受ける方にもそれなりの理由があるはずで、勝手に動き回ったり、注意すると減らず口を叩いたり暴力的な対応を取られたりなどでついつい応じてしまうという側面も否めないと思います。
 その点、1人では動けず、かといって減らず口を叩くどころか会話もまともにできない母レベルでは、介護担当のプロにとってみれば楽な相手だと思えます。


 施設内に入る際は、手を消毒してマスク着用になりますが、私はできるだけ母の近くには寄らないようにしてビデオ撮影を机越しにすることにしたのは、正月の熱発が感染症だったのかが分からないからです。


 ビデオを構えて母と兄のやり取りを視ていると、今年78歳になるだろう兄の外見は入所者だといってもおかしくないもので、そういう私も今年70歳なので同じようなものだということです。
 面会時に近くを入所者の車いすに乗った知らないおばさんが通りかかり、声をかけられましたが、そんなに我々とは年齢が大きく離れていないはずで、きっと自分の意志で動き回れる状況では施設内での生活は刺激が少ないのだろうと思ってしまいます。


 こうした施設にパソコンを持参して入所するには個室が必要になりそうで、その意味では私の場合はもっと経費がかかりそうです。
 介護などは必要でない今の私だったら、まずサ高住(サービス付き高齢者住宅)からスタートするのが一般的なのでしょうが、まだしばらくは大丈夫だと思いたいものです。