三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

自分を見つめ直してみる

 今日の熊本は昼過ぎから冷たい雨が降り出し、寒くなってきました。山沿いでは雪になっているようで、これから夜にかけて平地でも雨が雪に変わるかもしれません。


 さて、昨日のラウンド中にゴルフをする意味が分からなくなり、ちょうど来週までラウンド予定がないため、自分の趣味というか今後の人生の余暇を過ごすため、何をしたいか見つめ直してみました。


 6年半前に仕事をリタイヤして以来、全く仕事には就いておらず「毎日が日曜日」状態ですが、介護施設のCMに「オールサンデークラブ」というものがあり、何もせずボッーと平穏な毎日を過ごしていればボケ老人まっしぐらになってしまうかもしれません。


 私はこれまで趣味は運動系が多く、30歳代にはテニスに熱中し各種大会などにも出場していましたが、そこそこまではいくものの県のベスト8止まりという中途半端なものでした。 
 50歳代後半の時期に学生時代にやっていた卓球に再び取り組んだり、退職前の数年間はボウリングに熱中していました。


 ボウリングは土日は午前中に平日は夜にほぼ毎日10Gほど投げ込んでいて、アベレージ200を目指していましたが180辺りで足踏みしてしまい、急速に興味を失ってしまいました。


 退職後はシニアソフトボールチームに加入したりしましたが、昨年から膝の故障があり、チーム登録メンバーから外れています。
 さすがに今の体調ではこれらの運動系は無理なようで、ゴルフ程度の運動量でないと取り組めないものです。


 最近はリタイヤ後にバイク乗りに復帰するシニアも多いようですが、私は高校生の時期に自動二輪の免許を取得し、大学時代までは250㏄のバイクに乗っていましたが、4輪免許を取得してからは原付バイクに乗る機会もありません。
 自宅の前にある家のご主人が、休みの日に大型バイクの手入れを熱心に行っているのを見て、私にはそこまでの熱量はないなと感じてしまいます。


 また、50歳を過ぎて二級船舶免許を取得したものの、こちらも更新することなく放ったらかし状態で、船との縁も全くないものです。


 世の中で最近の流行は1人キャンプですが、私は20歳代から30歳台にかけて山登りの趣味があり、九州内の山に登ってキャンプしたりしていましたが、今更やってみたいとは思っていません。


 つまりスポーツ系やアウトドア系には、これといってやってみたいことはなく、そうであればインドア系の選択ですが、何かしたいものがあるかと問われても思いつくものがないのが悲しいところです。


 これまで音楽系は自分には才能が無いと挫折していて、歌は下手だし、だったら楽器系をとは思いましたが、それにも限界を感じてしまい、一時期は熱中したギターは倉庫などに入ったままの状態です。

(倉庫には弾かなくなったギターがあります。ほかにケースに入ったガットギターもどこかにあるはずですが、こちらも何十年も触ったことがありません)

(ピアノにもしばらく取り組んだ時期がありましたが、こちらも今では触れることさえありません。久しぶりに撮影のため鍵盤の蓋をあけてみました)

 自宅にはCDがそれなりの数があり、邪魔なため処分しようと買い物袋に入れたりしています。
 CDは写真以外にもありますが、中には未開封のものもあるのは一時期パチンコにハマり、換金できない程度の出玉の場合はCDなどの景品に変えていたためで、当時は5千円以下の場合は換金はせずに景品と換えるほど金銭感覚が狂っていたものです。


 ギャンブル系では、パチンコ以外では学生時代に競輪に凝った時期もあり、熊本競輪はおろか久留米や佐世保・武雄などにも遠征していたほどですが、これはその当時の友人の影響なので就職後は全く興味を失っています。


 麻雀は従兄が雀荘を経営していたこともあり、学生時代から興味を持っていた分野で、学生相手では負けることはほとんどなく、1年生の時は4年生たちを相手にカモにしていた時期もありました。
 盲牌は利き手であれば親指でも中指でも可能なくらい練習したもので、嵌ればとことんまで突き詰めるタイプなので、麻雀の歴史や点数計算も基本から学んだほどでした。


 最近はもっぱら見るだけで、CS放送のモンド女流杯はよく見ていて、YouTubeの動画でも「Mリーグ」などの様々なシーンを視聴しています。


 また若い頃はオーディオに凝った時期もあり、JBLのスピーカーを初任の頃に借金して買って、ヤマハのプリアンプに2台のパワーアンプを接続して鳴らしていました。
 当時はCDなどなく音源はレコードでしたが、先日倉庫整理をした際にシュアーのカートリッジV15を見つけ、メルカリに出品したら即座に売れたものです。


 すでにアンプ類もJBLも故障などで全て捨ててしまいましたが、しっかりメンテをしておけばと悔やんだものでした。


 創作系では、以前の同業者には絵画などの創作活動に頑張っていた人も多く、つい最近では退職した後輩が小説を書いて県の権威ある賞を取ったと新聞に紹介されていました。


 私も3年前の北海道滞在時に、少しだけ温めていたものを書こうとしましたが、途中から最初のイメージしたものとは徐々に離れていき、結局書くことを中断しています。
 自分がイメージしたものを思ったように表現できないのは才能の問題だと思い、小説を書くことにも行き詰まってしまいます。


 茶道や華道・書道などいわゆる日本の古い文化系では、高校時代に書道選択したことから書道の才能がないことは認識済みで、他の茶道や華道も身近に触れることはあっても興味が湧くものではありません。

(我が家では生け花教室が週1ですが、開催されています)

(電気釜もありますが、お花やお茶は身近にあるものの、なぜか興味を持てない分野です)


 旅行には時々行くものの、旅行そのものを楽しむものでなく、計画したものを計画通りに遂行する意識になってしまいがちで、こちらも旅行が趣味だとは言えないものです。
 食べ物に至っては好き嫌いが激しく、一般的に美味しいといわれるものには興味がなく、基本は生きていくために必要なエネルギー補給という感覚で、できれば錠剤1個を飲むと1日の食事が完遂できればと思うほどです。


 以前に囲碁についての本を買って学ぼうとしましたが、いまいち分からず取り組むほどにはなっていません。
 その代わり、将棋は一時期は嵌っていたものの、1対1の勝負事は結局は実力のある相手には勝てず、今はコンピューターにも簡単に負かされるため、最近はもっぱら「観る将」状態になってしまい、アベマTVでタイトル戦を視聴したり、この日記を書いている最中は将棋チャンネルで「王将戦」の糸谷八段と八代七段の対局を見ていました。

 最近の藤井竜王のタイトル戦では「相掛かり」など激しい将棋が多く、以前のように序盤の駒組が定跡化されていた「矢倉」対「振り飛車」の将棋を見慣れていた者からすると、玉を囲わないまま戦いになる将棋を見て、今昔の感に堪えないものです。


 それにしても以前はNHK杯くらいしかテレビで見れなかった当時は新進気鋭の棋士たちがそれぞれベテランになっていて、私と同様にその老け込んだ姿に時間の経過を痛感させられています。


 結局、ここまで書いてきて私に何か情熱を持って取り組めるものがあるかどうかですが、思いつくものがなく、何もないことが分かります。
 今、嵌っているのはスマホゲームの「ナンプレ」ですが、これは何もすることがない暇つぶしで行っているもので、これだけに残り人生をかけようとは思っていません。

 新しいドライバーでも買えば、もしかしたらゴルフへのモチベーションがもう少し上がるのかもしれません。
 ついでにアイアンなど総入れ替えをしてみれば、また新しい気持ちでゴルフに向かうことができるのかもしれないので、しばらくクラブ探しをしてみるつもりです。