三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

登別地獄谷に行ってきた

 今朝は5時には目が覚め、昨日のうちに1人予約は流れていたのでラウンド予定はなく、何をしようかと考えました。


 何をするか考えても、最初に思いつくのはゴルフということで、当初は、ゴルフ5美唄コースに行って1人でラウンドすることも考えましたが、バリューで予約すれば不要な1バッグ割り増しを取られるため、なんとなく癪に障り、行くことは諦めました。


 1人だけで当日でもラウンドできるゴルフ場はあまり知りませんが、南幌の北コースはどうかなとHPを見てみたら、北コースは金曜日はお休みのようです。
 それで、ニューしのつゴルフ場の薄暮でもいいかなと思いましたが、ここも昨年はなかった1バッグ割り増しを取られるようで、そんなにお得感がありませんでした。


 ほかにもマオイのショートコースも調べてみましたが、パー3だけなので「んん~」という感じです。
 できればドライバーショットの練習をしたいと思っていたためですが、だったら打ちっぱなしに行けよ!と言われそうでも、実戦で練習したかったのです。


 シャトレーゼ札幌も午後から1バッグのラウンドを認めてくれることは事前に確認済みですが、こちらの割り増しは千円なので、これも行きたいという欲求が湧きません。
 こうなれば、また滝川まで行こうかとも思いましたが、さすがに昨日行ってまた行くとなると、同じような道のりの運転が飽きてしまうのです。


 カーテンを開けて窓の外を見てみると、雲が垂れ込め、あまり天気は良さげではないようで、岩見沢の天気予報も終日「曇マーク」が付いていました。
 だんだんと出不精の性格が頭をもたげてきましたが、急に「そうだ登別に行こう!」と思いつきました。


 北海道に来る前に観光したい場所を3か所考え、その1つが登別地獄谷だったのです。しかし他の2か所より比較的近いとはいっても、片道120㎞ほどもあり、当然日帰りなので往復の運転だけで5~6時間はかかりそうです。
 普段だったら、いったんマイナスな気持ちになると身体が動かなくなるのですが、早起きしてまだ頭がシャキッとしていないうちに、「今日は登別に行く!」と決めてしまいました。


 実は、昨夜のうちに1人予約が流れたので代替のラウンドできる1人予約の空きがないかチェックしていたのです。
 その中に、樽前CCの5時スタートというものがあり、それだったら9時過ぎにゴルフは終わって、それから30㎞ほど離れた登別に行くと一石二鳥だと思っていました。
 しかし、岩見沢のクラインガルテンを3時に出発することになり、そうなると寝る時間が2~3時間ほどしかなくなり、また眠れなくて徹夜になりそうだと心配したのです。


 明後日の日曜日には滝川市民ゴルフ場であるシニア選手権に参戦する予定なので、徹夜することで、体調不良になることを恐れ、結局、樽前CCへのエントリーはしませんでした。


 今朝、思い立った計画だったので、あまり下調べはしませんでしたが、ナビが連れて行ってくれると安心し、向こうの滞在は2時間ほどにして、行きに3時間・滞在2時間・帰りに3時間と皮算用し、9時に出ると17時に帰って来れると計算しました。


 本当は、登別は有名な温泉場なので立ち寄り湯でも入っていいかなと思いましたが、お湯に入って身体がだれると居眠り運転をしそうな予感がして、足湯だけに入ることで温泉に入ったことにしようと思いました。
 飲み物と簡単な食べ物を持って、9時前に岩見沢を出発し、ナビが示す南幌から恵庭そして千歳経由で苫小牧を通って行くルートを選択しました。

 途中のトイレ休憩は、道の駅「ウトナイ湖」に寄りましたが、全く下調べはしておらず、湖なのかなと思って岸辺の方まで行ってみましたが、ガスがかかり、気温も下がっていて、寒さに震えてしまいます。

(気温は15度で最初は半袖を来ましたが、出発直前に長袖に変えていて正解でした。)


 

(さすがに白鳥はもういませんでした。)

(真新しい展望台が無料で利用できます。)

(展望台からの眺めですが、ガスで煙って見通しが悪いのです。)

 登別までは、苫小牧を過ぎたらすぐかなという感覚でいましたが、ナビを見るとまだ苫小牧市内に入っていないので60キロ近くはあり、北海道の広さを実感します。
 その後、苫小牧市内を抜けるときに若干の時間がかかりましたが、それ以外はほぼ高速道路状態で車が流れています。
 苫小牧にはフェリー乗り場があるし、先の室蘭市は工業都市なので、関係するトラックがかなりのスピードで走るのです。
 片側2車線の道路の前後をトラックでブロックされ、真横にもトラックが付けられると
事故った時に逃げ場所がないなと半分覚悟して運転していました。


 そうこうしているとナビが右折を指示し、山の上の方に上って行きます。


 窓を開けると硫黄の臭いがしてきて、大きなホテル街がありました。今日は、ホテルには関係ないので、写メも取らずに地獄谷を目指すと、ホテル街のすぐ先にありました。


 駐車場に入ると係のおじさんがぶっきらぼうに「500円!」と言います。どうやら、レンタカーで来る外国の方も多いようで、私もそう思われたのかもしれません。
 500円を払って「どう行けばいいの?」と尋ねたら、おじさんは急に親切になり、パンフレットを小屋から持ってきて、「今はここにいて、この先を歩けばすぐに右手に見えてくるから。その後、車でこの道路を上がっていくと、大沼池があり、そこの駐車場はこのチケットを出せば入れるから」と教えてくれました。


 雨模様の平日なのに、地獄谷入り口にはたくさんの観光客がいましたが、ほとんどが中国からの観光客のようで、周りは中国語が飛び交っていました。

(やってきました地獄谷です! これで渡道する前の行きたい場所の1つをクリアしました。)

(地獄谷は、日和山の噴火でできた爆裂火口跡です。木製の遊歩道が作られていて、たくさんの観光客がいました。)

(こんな通路です。滑ったりはせず、斜面には滑り止めの横板が打ち付けてありました。)

この後、おじさんに教えてもらった狭い道路を上に行くと、しばらくして大湯沼の入り口が見えたので、車を左折しました。

(駐車場奥に文字通り「奥の湯」という池がありました。どの池からも多量の湯気が湧いています。)

(池の淵からブクブクと熱湯が湧き出していました。)

   
 

 ここから約10分あまり歩くと、第一目的の天然の足湯があります。車道を駐車場から入り口方向に引き返すように歩き、足湯への下り場に到着します。

(こんな森の中の通路を下りて行きます。流れているのも熱さがあるようで湯気がたっています。)

(しばらく歩くと、奥の方に数人が足湯に浸かっていました。)

(座る場所は木製の板が敷かれているので、そんなに汚れることはないようですが、準備よく座布団持参の人もいました。)

(流れは結構あります。熱いのかなと思ったら、ちょうどよい温度でした。)

(靴下を脱いで入ってみました。下は砂なので、水が濁ったりはしません。砂の上に足を置くと、意外に気持ち良いものでした。)

(自然のものなので、温度に注意するような立て札もありました。)


 その後、また車で上部に上ってみると、日和山の展望所がありました。噴出している音が間近に聞かれ、地球の息吹を感じました。

(日和山展望所から大湯沼を写してみました。)


その後、東側にあるカルデラ湖のあるクッタラ湖にも行ってみましたが、ガスがかかっていて見えませんでした。

(本当は、森の先に湖が見えるはずです。しばらく走って、湖まで下りてみましたが、大したものではありませんでした。)

(湖はこんな感じ。先はガスって見えない。)


 帰りは、来る途中にあった「岩見沢方面」という標識の方に向かいましたが、ナビが示した経路より道路が空いていて、途中にはゴルフで訪れた安平町などもあり、道路も何度か通っていたため、こちらを使った方が楽だったと思いました。
 帰りのトイレ休憩には、昨年は建設途中だった追分機関庫をイメージした道の駅に寄りました。

(今年の4月18日にオープンしたばかりで、綺麗な施設でした。)

(蒸気機関車の展示がされる予定でしたが、地震のために延期されるとありました。)

(本物の蒸気機関車の代わりに木製の模型がおいてありました。下から撮ったので大きく見えますが、実際は床の幅と比較すると分かるように小さいです。)

(ここの場所にD51が展示される予定なのでしょう。線路があります。)

(内から外にもレールが続き、もしかすると天気の良い日は外での展示になるのかも。)

(もくもくソフトと名付けられていて、蒸気機関車から出る煙をイメージしているようです。美味しくて、また食べに来ようと思いました。)


予定通り17時ころにはクラインガルテンに到着し、今日の長い移動が終わりました。