三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

リスク管理(ティーショット編)

 今日はお盆期間になる8月14日ですが、正午前には32℃を越える気温で今日も暑い一日になりそうです。


 台風7号は近畿地方に向かっていて明日には上陸しそうですが、テレビの朝の情報番組ではどの局もその話題を取り上げているのは、人口が多い地域なので視聴率に結びつくからなのだろうと邪推しています。
 7号程度の勢力の台風の場合、その進行方向に大都市があるかどうかで取り上げ方は明白に違うもので、台風慣れしている熊本人からすると「並みの台風じゃん」という感想なのです。


 ただ建物や街の造りも台風常襲地帯の熊本と関西・関東とは違うもので、熊本の建物は上部が重く強風に強い造りで、電柱などもかなりの強風に耐えれる造りになっているのは、過去の苦い教訓があったからです。
 勢力の強さでは最接近時で960hPaが大まかな基準で、それ以下だと本格的な台風準備を早目に始めますが、それ以上だったら進路に注目しつつ、コースが直撃で左側を通るコース以外はそこまで大げさな対策は取らないことになります。


 つまり、準備と対策はそれに見合った効果があるかどうかを見極めるのですが、年に数度は接近する台風が毎年あるため、冷静に対応するようになっているのです。
 よくテレビで、「これまで経験のないような」という表現が使われますが、雨に関してはそうでも台風自体はほぼ勢力の予想は当たるため、接近時の強さで対策は変わって来るのです。


 さて、ゴルフでも台風対策のようなリスク管理が重要です。コース内には打ってはダメな区域は必ずあるもので、例えばOBや池などですが、そうした即トラブルになる区域が無いホールでも注意すべき区域は必ずあるものです。


 下の図は、阿蘇ハイランド1番パー4のコース図ですが、このティーショットでの私のリスク管理を書いてみます。


(右の林にはOBがありスタート早々のOBは避けたいホールです)


 この1番パー4は難易度が一番低いホールではあるものの、その日の最初のティーショットを打つため、それなりにプレッシャーはかかるホールになります。


 ティーに立ち、考えることはその日のドライバーがどうだろうというものですが、それは私がスタート前のショット練習をしないため、打ってみるまでどんな球が出るか分からないからです。


 まずティーショットを打つに当たり、優先順位を付けて考えるようにします。


① 右の林内にはOBがあるため、それは絶対に避けたい。
② 左に打つと凹みのラフでセーフだけど、セカンドが左の木々でグリーンを狙えない。


 つまり左右ともダメだけど、右は2打罰で左は1打罰と考えれば、左>右という優先順位になり、結果的に私は左を向くことになります。

(ややグリーンの左方向を向いています。本来はランディングエリアに右から左への傾斜があるため、右目を狙った方が距離も出やすいコースなのですが、どうせ1オンは出来ないので距離を延ばしても無駄だと考えています)


 ここで考えるのが漠然と左を狙うのではなく、ナイスショットが出た場合のことです。


 最悪なのが、ナイスショットしたのに結果が左凹みというもので、悪いショットだったら結果を仕方ないと受け入れ易いけど、ナイスショットが出ればそれなりによい結果であって欲しいと考えます。


 私は元々がスライサーなので、本来は右ティーの内側にティーアップしてコースを斜めに使いますが、1番でこれを使うと真っすぐ当たるナイスショットが打てた場合に左凹みという結果になるため、それを避けるためにはセンターにティーアップしてやや左方向を狙うようにしています。


 これだと真っすぐ当たるナイスショットでも好結果になるし、少々の擦り球はフェアウェーの右からの傾斜でセンターに戻るもので、この時もフェアウェーセンターからのセカンドショットになっています。

 1番は320y程度の距離なので、ティーショットでは飛距離は必要なく200yも飛べばよいと考えてショットに臨むことも重要で、力まなければ大きなスライス球にはなりにくいのです。
 使うクラブをドライバー以外という考え方もありますが、そうなると無意識に力むリスクもあり、私はこの1番はドライバーで打つ方が安心できるのです。


 ドライバーでもそれ以外のクラブでも飛距離を欲張って力むとミート率も悪くなるし、起き上がりが早くなって大スライスになったり、それを怖がって下半身が止まって左への引っかけ球が出たりするもので、特に最初のティーショットなので心の中で「飛ばさない」と念じながらショットに挑みます。


 280y飛んで残り40yでも200y飛んで残り120yでも難易度はそう変わらず、場合によっては中途半端な40yよりフルショット出来る120yの方が簡単になることもあるため、このホールでは飛距離がアドバンテージになることはなく、1オンできなければ一緒だと考えています。


 スタートホールでは、無難にパースタート出来れば上々だと考え、ボギーでも許容範囲ですがダボは避けたいと思っていて、そこからも即2打を失う右OBは最優先に避けなければならない区域だということです。

雑感

 今日も朝から30℃越えになっている8月13日ですが、今日から16日までを一般的に「旧盆」と呼ばれる期間になります。


 「旧盆」という名称は、元々は旧暦の7月13日~16日に行われていた「盂蘭盆会」の行事を由来とする「お盆」を新暦の日付にそのまま移行した「新盆」に対し、旧暦の時期に行うものをいいますが、元々が農作業を基に夏の一番暑い時期である農閑期に行われていた「お盆」を新暦になったからといって1か月早めることは、無理があったのでしょう。


 新暦への移行は、旧暦1872年(明治5年)12月3日をもって新暦1873年(明治6年)1月1日に改暦されたもので、改暦前の11月9日に布告され、たった20日程度の準備期間で改暦されています。
 今のようにテレビやネットがあるわけでもなく、全体への周知自体ははなはだ疑わしいものですが、これは当時の明治政府が職員への俸給を月給制度にしたものの、旧暦の明治6年には閏6月があるため13回の月給になることを避けるために急遽、新暦にしたという説もあるようです。


 私が子ども時代の日めくりカレンダーには、「旧〇月〇日」と併記されていましたが、現在は日めくりカレンダー自体を見なくなったので、この表記が残っているのかは分かりません。
 当時は子ども心に、なぜ「旧〇月〇日」などと書かれているのか不思議でしたが、なんとなく昔はその日付だった程度の認識でした。


 明治5年の12月3日~31日が急に無くなれば、その間の誕生日の人は困ったでしょうが当時は数え年採用だったはずで、数え年では1月1日に1歳加算することになり、それが少し早まっただけというものでしょう。

(滝川市民ゴルフ場の2番パー4のティー。4K撮影しようとして上手く写せませんでした)

(自宅での4K撮影は綺麗に写っていましたが、、、)

ミスをミスにしない攻め方

 今日の熊本も暑さが厳しく、今朝は9時前からエアコンを作動していて、暑さから逃れるようにしています。
 今日は何も予定がないため、このエアコンを終日付けて涼むことにしていますが、次回請求の電気代はさぞ高いことでしょう。


 さて、私が現在使用している距離計のショットナビは、その地点からグリーンまでの距離をエッジ・センター・奥の3つに分けて表示してくれます。

                          

 カートにナビが付いている場合、カートのナビはその日のピン位置に応じた残り距離を表していますが、カートを停めた場所からのピンまでの距離と自分が持っているショットナビのセンターまでの距離とを比較し、その差をプラスマイナスして自分の球の位置まで歩いて行き、そこからピンまでの距離を計測するようにしています。


 ただ同じGPSで計測しているはずなのに、ホールによっては誤差が出る場合もあり、可能な限りティーや停まった場所からのセンターとの距離差を測るようにしていますが、これらは間違ってもグリーンオーバーしないための用心からです。


 基本的にゴルフコースはグリーンオーバーしてしまうと寄せが難しく、反対に手前からだったら寄せやすい造りになっていて、最悪なのがナイスショットしたのに結果はグリーンオーバーだったというものです。


 当たってもグリーンセンターやや奥までしか飛ばないようなクラブ選択をしていればグリーンオーバーはしないはずで、このように短めのクラブを選択することでパットは基本的に上りとなり、2パットで収まることが多くなるため、スコアメークの上では大事なことです。


 グリーンを狙うショットでの縦位置のミスはダフリとトップがありますが、ショットに臨む際は使う番手でトップしてもよいかの意識を持つようにします。


 逆にダフリのミスはどのクラブでも距離が出ないので、よほどの大ダフリ以外は刻んだと思うようにしますが、トップのミスは場合によっては大怪我に繋がることもあるため、使う番手で考え方を変えるようにします。


 私は8鉄の場合は、トップとナイスショットの距離がほぼ同じになるため、8鉄以上の長めのクラブではトップ目に当てるようにしていて、逆に9鉄以下の短めのクラブはトップの方が距離が出てしまうため短めのクラブではトップよりダフっても良いと思ってセットアップをするようにしています。


 もちろん常にナイスショットが出来ればよいのですが、人間である以上はミスは付き物なので、どちらのミスが影響が少ないかを考えて、構え方を変えるようにしているのです。


 例えばフェアウェーバンカーからはダフリは禁物なので、常にトップ目に打つようにしますが、逆にガードバンカーではダフる必要があるためトップ目の当たりはトラブルになりがちです。
 そのため、バンカーでは状況に応じて構え方を変えるようにしていて、フェアウェーバンカーではトップし易いように姿勢をやや起こし、逆にガードバンカーでは姿勢も手元も下げるようにしています。


 以前の私がそうでしたが、ほとんどのアマチュアゴルファーはミスショットはダメできっちり当たるように願って練習しているはずです。
 しかし、そうはいってもアマチュアが常に正しくクラブフェースで球をヒットするのは難しく、1ラウンドを通して全てのショットでナイスショットを継続するよう望むのは絶対に無理だということです。


 ダフリからトップまでの中にナイスショットはあるもので、常に一点しかないナイスショットを求めるより、アバウトにトップかダフリのどちらかに振れていた方が格段にプレーは楽になります。       

      

 先週の城南CCファミリーコースの後半上がりの8番と9番のセカンドショットは2つ共に「やや噛み」のダフリ側のミスでしたが、それぞれ花道から転がってグリーンオンしていて、傍目ではナイスオンになっています。
 
 プロツアーの中継でも打った本人がミスったような仕草をしたのに、結果は悪くないことも多くみられますが、これはその状況でミスっても影響が少ない方向に振れたショットを選択しているからかもしれません。


 アマチュアゴルファーのコースでのショットは大半がミスショットになると言われていて、そのくらい確率が悪いのにナイスショットを求めるからゴルフが難しくなるのです。
 適当に打っていれば、そこそこの方向性と飛距離は確保できるため、極端なトップではなくトップ目に常に当たるように心がけていた方が、そこそこの結果はでるものです。