三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

スコアはスイングフォームではない

 今日は月曜日ですが、当初は阿蘇ハイランドの1人予約に入れていたものの、同伴予定の「アプローチの達人」がキャンセルされて流れています。


 達人のキャンセルの理由は、土曜日に新型コロナの3回目ワクチン接種をしていて、もし体調が悪いなら月曜日のラウンドはキャンセルすると事前に言ってあり、私も自分が熱発した経験があったので「連絡なしにキャンセルされて大丈夫です」と答えていて、土曜日の夕方にはキャンセルがあったため、きっと私と同じように熱発されたものと思われます。


 ネットには、発熱などの副反応が出る場合は熱発しない場合と比較すると抗体値が高くなるとあり、1~2日は大変ですがワクチン接種の効果が出ている証拠だともいえます。
 
 さて、ゴルフでは自分自身のスイングを見ることはできないものですが、最近は便利なAV機器のおかげで自分のスイングを客観視することができるようになりました。
 テレビの女子プロのスイングも通常の速さではみな同じように見えますが、スローにするとそれぞれ特徴があるもので、全く同じスイングは1人としていないものです。


 ゴルフスイングの不思議な部分が、本人はかなり変えたつもりでも、傍目から見ると変える前とどこを変えたか分からないというもので、それだけ自分の意識と実際のスイングとは大きな乖離があるものです。
 アマチュアのスイングは、ただ眺めている分では、あまり酷いスイングと思わないものが、改めて動画を静止画にしてみると、その酷さがよく分かります。


 私が「困ったチャン」とあだ名したゴルファーは65歳前後のシニアですが、もう少しはまともなスイングかなと思っていたものが大きく裏切られてしまいます。
 同伴者のスイングを最後までじっかり見ることは少なく、それは球の行方に注目するためで、どんな打ち方をしているかなどは最後まで観察していないものです。

(他人のことは言えませんが、シャフトのクロスの度合いが酷いのが気になります)

(ダウンスイングそのものは決して悪くはないと思います)

(インパクト後にインサイドに引っ張り込む癖で、球は左に飛び出しスライスで戻りますが、それで安定していればOKです)

(頭が残せず一緒に付いて行ってしまうスイングは、パターでも同様な癖があります)

(フィニッシュが小さく、これでは飛距離は出ませんが、OBにさえ打たなければOKです)


 正直、こんな酷いスイングでも、90台のそこそこのスコアは出せるもので、スコアはスイングではないことが分かります。
 「困ったチャン」はパットが酷く、毎回40パット前後なのでパットをしっかり修正すれば10打近くはスコアを縮めることはでき、そうなれば安定して80台前半のスコアになるものです。

(「困ったチャン」のパットは、何度注意しても上体が球を追ってしまうものですが、これでも本人はかなり意識しています)


 ラウンド毎にパット時の注意点を指摘しますが、その時は直そうという意識は見えるものの、次に会った際は再び元に戻っていて、私は自宅にあるというパターマットで意識しながら練習しないと一生直らないと言っていますが、練習をしているようには思えません。


 このビデオは編集したものを本人に渡すことにしているため、改めてご自分のスイングを見てびっくりすることでしょう。


 私がこれまで「困ったチャン」にアドバイスする点はパット以外はコースマネジメントの重要性で、何も考えずにプレーしているからリスク管理ができていないことをいつも指摘しています。
 ただこうして改めてビデオでスイングを確認してみると、マネジメント以前のスイングの酷さも気がかりですが、気を付ければ治る部分もあり、要は意識して変えようと思っているかどうかであり、自分のパターのスイングを含めて「自分を知る」ために自分を客観的に見ることは重要なのです。


 プロのような綺麗なスイングは効率的に球を飛ばすためには必要ですが、変なスイングでもトラブルにさえならなければ、アマチュアレベルでは全く問題はないものです。
 私や「困ったチャン」のような変なスイングでも、偶々が重なれば80切りも出来るというもので、アベレージゴルファーにとって効果が低いスイング練習に頑張るより、ショートゲームの練習に時間を使った方がより効率的だというものです。

3月4日のラウンド動画(後半)

(前半からの続き)
 後続組は9番のコースから確認すると6番ティーにいて、前には1組いるはずの1時間30分前にスタートした早朝組も見えず、スタート前に居ないことを確認していたインスタートももちろんおらず、余裕を持ってインコースに向かいます。



 10番パー4はいつも右に行ったりしやすいため、どうしても左目を狙いますが、山の斜面でフェアウェーに戻って来るものの先に跳ねないため残り距離が長くなります。
 この日も左斜面に当たってフェアウェーに戻るものの、セカンドは6鉄の距離でしたが、上手く打て、アプローチもそこそこでパットが決まるパーゲットになりました。



 11番パー3は打ち下ろしのホールで、この日は霞んでいますが阿蘇ハイランドでは一番景色が綺麗な場所です。
 前日は同じ6鉄でグリーンオーバーし、バン入だったので少しゆっくり目に振って右にオンでした。
 左のピンへのファーストパットは左に切れましたが、パーパットが決まりナイスパーでした。



 12番パー4は穏やかに打ち下ろしなるホールですが、前回も右に打っています。この日も同様にドライバーショットが右に出ているのは、ビデオで確認するとフェースが開いて当たっているためのようです。
 ここもセカンドの撮影が撮れておらず、凹みのラフからPWでグリーンオンを狙いましたが当たらず、バンカー手前に大きくショートでした。
 3打目も奥に行ってしまい、その時点でここは無理にカップを狙わず刻んでボギーで凌ぎました。



 13番パー4も打ち下ろしの短いホールです。普段はU6で残り100y付近を狙いますが、この日はドライバーで右目を狙って打ち、傾斜でフェアウェーを突き抜けグリーン手前のラフでした。
 2打目のアプローチはピンの右にオンし、上りの真っすぐという一番狙いやすい場所からのバーディーパットは、打った瞬間に右に出てしまうミスパットでパーに終わります。



 14番パー5は左ドックのコースですが、ドライバーショットはチーピン気味に当たり、左の傾斜に当たって距離が出ません。
 ここはセカンドをナイスショットしてリカバリーしましたが、3打目をまたミスって右にオンし、どうにか寄せてパーゲットでした。
 終わって達人と話し合っているのは、グリーンの形状で中央までは左に大きく切れるけどこの日の奥のピン位置ではそこまで切れないことの確認です。



 15番パー4は短めの真っすぐのホールですが、コースが左から右に傾斜があり、真ん中に打っても右ラフまで転がることになります。
 ここはバーディーパットが手前からでも速いスライスラインと分かっていて、上手く距離を合わせてガッツポーズするバーディーゲットでした。



 16番パー4は右ドックで阿蘇ハイランドではハンディ1の難しいホールです。前方の森が切り開かれ景色が変わっていますが、いつもスライスを打とうとしています。
 この日も同様にスライスを狙いましたが、最初からフェースが開いて当たり、右へ飛んでしまいます。
 左足下がりのラフから6鉄でスライスを狙ったものの、これもそのまま右に飛び出し、木に当たってトラブルかと思いましたが、奇跡的に木と木の間を抜け、グリーン右のバンカーの右まで飛びラッキーでした。
 バンカー越えのアプローチは上手く2m弱に寄せましたが、「スライスするんだよね」と呟きながら右に外すボギーになったものの、ダボ以上が予想された中ではボギーで十分だと思っています。



 17番パー3は打ち下ろしになるホールで、前回は同じ9鉄で左にオンしたものが、今回は右手前にショートしています。
 ここは9鉄のアプローチを上手く寄せ、上りの軽いフックラインの1m弱のパーパットを右に外してのボギーにしていますが、強めに真っすぐヒットすれば入るのに、どうしても流しこもうと弱めに打つために外してしまう悪い癖が出てしまいます。



 18番パー5は1打目は打ち上げですがコースはハーフパイプのような形状で、よほど曲げなければフェアウェーキープは可能です。
 右からの方が傾斜でランが出ますが、左だとコブで勢いが削がれ距離が出にくく、この日は左目に飛んで残り距離が230yほど残ります。
 セカンドは正面の木は越えましたが、花道にショートし、アプローチショットをやや引っかけグリーン左のエッジでした。
 思わずマークしようとしかけて気づきますが、ピンは近めでパターで狙いましたが弱く、パーに終わります。



 こうして見返してみると、1番や16番ではダボ以上を打っても不思議でないもので、途中でもロングパットを3パットしていてもおかしくないことも多く、結局スコアがそこそこ纏まるときは、運があって3パットしないことが絶対で、それが無ければいつもの80オーバーのスコアだというものです。


 私のスコアは運次第であり、もう一段階レベルを上げなければとは思いますが、上げてどうなるという思いもあり、この辺りで一喜一憂している方が楽しいのかもと思ってしまいます。
 いつも平均スコア付近で留まっていれば楽しくもないゴルフですが、ときどきゴルフの神様がゴルフから足を洗わないように、「もう少し頑張ればエージシュートに近づけるよ」と微妙なレベルのスコアを出してくれるのかもしれません。

3月4日のラウンド動画(前半)

 一昨日に「アプローチの達人」と2サムでラウンドした阿蘇ハイランドでは、古いビデオカメラを持ち込み、1番から動画を撮影しました。

(使用しているビデオカメラ。腕時計と比較しても分かるように小型のカメラになります)


 普段は1人でラウンドできる場合を除き、なかなかコース上でビデオをセットしながらラウンドすることは難しいのですが、たまたま顔見知りの達人との2サムで、前後に組がいないという条件が合ったため撮影できたものです。
 現に28日の月曜日の「困ったチャン」との2サムでは、カメラを持って行きましたが途中で撮影を諦めたのはリズムの問題も大きいのです。


 撮影当日の朝は気温がマイナス2℃と下がり、古い機種でバッテリーの持ちを心配していましたが、出来るだけ小まめに電源を切ることで最終ホールまで撮影がどうにかできたものです。


 ラウンド内容は一昨日に動画から撮った静止画を使って書いてますが、静止画ではそれなりのショットに見えても、動画では騙せなくスイングは全体のバランスが大事だというものです。
 今日もポイントになる部分を改めて書いてみます。



 1番パー4は初っ端のドライバーショットが右に飛びOBを覚悟しましたが、左手で見ていた達人が「木に当たって左に跳ねたから大丈夫」と声をかけてくれ、OBにならなかったことにホッと安堵したものです。
 どんなゴルフでもスタート早々にOBを打ってしまえば、気分も落ち込むもので、セーフかアウトかでその後のモチベーションも大きく変わってしまいます。
 それでも内心は動揺してしまったようで、慌てていたのか右ラフからの9鉄のセカンドショットを撮影し忘れていました。



 2番パー4は最近は5Wでティーショットしていますが、それは2番のコースは残り100y付近でフェアウェーが切れているためで、左足下がりのラフから中途半端な距離を打つより、100y前後の距離をしっかり打てるように考えているためです。




 3番パー4は昨日の日記にドライバーショットを静止画で載せたホールですが、毎回左のバンカーに入ったり右のOBになったりするホールです。
 この日の朝の気温は下がっているため、3番グリーンは最後まで凍結が溶けないホールであり、ピンは手前で普段からこの位置で奥に付けるのはNGなので、凍結した際は手前の花道までの距離しか打てません。
 セカンドのライが左足上がりだったため、予想した距離が打てずショートしてしまった結果、花道からのアプローチになり、1m程度に寄せましたがこのパットはカップ右淵に蹴られてしまいます。



 4番パー3はグリーンの両端が下り傾斜になっているため、ピンまでのクラブを使って少しでも曲げるとパーセーブは難しく、最近はピン位置に関わらずエッジまでの距離のクラブで打つことにしていますが、この日のピン位置は手前でした。
 8鉄のショットは当たりが悪く花道にショートして、アプローチ勝負でしたが、9鉄かウエッジを選択すべきところをU6の転がしを選択し、ショート目になってパーパットも左に外してしまいます。



 5番パー5も詰めの部分の考え方が悪く、右奥のピンへの3打目をピン方向に狙ってショートし、4打目のアプローチもショートしてしまっています。
 その理由は奥からがメチャ速いピン位置のため、奥に打てないというプレッシャーから起こることで、これまで何度も失敗しているパターンになります。
 ピン方向を狙わず、左目のグリーン中央を狙い、ここは2段グリーンで左下まで戻って来る恐れはあるものの、パットで頑張る方がパーが取りやすいようですが、分かっているのに何度も間違いを犯すのはなぜなのでしょうか?



 6番パー4は、ドライバーショットのフィニッシュが崩れてしまいましたが、結果は悪くなく左目のフェアウェーでした。
 スローで確認すると当たるまでは普段のスイングで、当たってからバランスを崩したもので、一連の動きをみるとミスったようですが、インパクトまでは普通にスイング出来ているものでした。



 7番パー4はときどきスライスして右の1ペナの空池に入るため、左が広い左目を狙いますが、セカンド地点では凹んでいてグリーン面が見えないことになり、距離感が難しくなります。
 ライも軽く左足上がりになるのか、手ごたえあってもショート目になることが多く、かといって左にオーバーすると傾斜が急なためトラブルになり、達人も「距離が合わない」と言っているホールです。
 この日も乗った手応えのショットがショートしてしまいますが、上手く9鉄でチップインしそうな寄せでパーゲットでした。



 8番パー3はセンターまで156yですがこの日のピンは右奥で、7鉄で打ったものの手前にオンでした。長いパットは、グリーン上ではフックラインに見えますが、スライスすることが分かっているため左から寄せてパーゲットでした。
 達人は、この辺りでは初球を右に外して暫定球を打った後に練習球を打って遊んでいたのは、私がカメラ設置で時間を取るためです。



 9番パー5はティーショットがいつも神経を使うところで、左右が1ペナになり当たりが悪いと左の1ペナに転がってしまうためです。
 この日は左目のフェアウェーでしたが、グリーン方向はコースの残り180y付近から左半分が凹みのラフになるため、中央の一本木の方向を狙ってフェアウェーに打ち、そこからピン手前に打ってバーディーゲットでした。


 前半を振り返ってみると、やはりスタートホールのOBを免れたことが大きく、その後は長いパットが多かったものの3パットしなかったこともよく、3番から3連続ボギーもあったのですがダボを打たず我慢が出来たようです。


 後半は別に書いて同時にアップすることにします。