三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

大金が絡む事件

腰痛でラウンドもできず、もちろん練習にも行けず、暇な週末を過ごしました。
テレビのニュースでは、隣県の福岡で大金強奪事件があったようです。


金塊を買い付ける資金とのことで、4億円弱を一人で下ろしに行ったのも驚きですが、なんと前日にも被害者は同額の現金を同じ金融機関から引き出したというのです。
つまり2日で7億円以上を動かすなんで、一言でいえば「お金はあるところにあるもんだ。」というのが正直なところです。


それに増して驚くのが、事件のあった同日に福岡空港で強奪事件とは関係が薄そうですが、8億円近くの現金を海外に持ち出そうとした4人組が逮捕されたことです。
こちらは高級車を買い付ける資金だということで、これまでも同様に現金を海外に運搬していたとのことだそうです。
たまたま強奪事件が起こらなかったら、もしかすると今回も見逃されて何事もなく運搬されていたのかもしれません。


同日に同地域で、大金が動く事件が2件もあったということは、普段から同様の現金の動きがごく一般的に行われている証拠です。
もちろんお金は経済にとっての血液みたいなもので、流通は必要なことですが、一般庶民にとってはこうした大金の移動は普段はあまり意識しないことです。


現金の運搬を意識するのは、ときどき金融機関の裏口辺りに止まっている現金輸送車らしきものを目撃するときだけです。
きっと大金を運んでいるのだろうなというのが、実態を知らない自分のような庶民の感想です。


億という単位は、聞いても他人事のような金額であり、身近なものではありません。
自分の考えでは、人間使える金額は限られているだろうし(もちろんギャンブルで散在することは可能ですが)、何千億円も持っていても使わないのなら1万円持っている人間と同じだということです。


一般的には、庶民は大金持ちを羨むのでしょうが、大金持ちは大金持ちで庶民にはない悩みがきっとあるはずです。
銀行が破たんしたらとか、国が転覆したらとか、庶民が考えもしないような心配事があるのではと勝手な想像をしてしまいます。


庶民の自分としては、北海道旅行の予算をちょうど作成しているときだったので、その金額の違いの大きさに呆れてしまいました。


片や数億に比べ、〇〇万円をどうしようかと思案していたときのニュースだったのです。

北海道行きには、まず往復の交通費で約10万円かかります。


フェリーが片道35千円ほどなので約7万円、熊本から舞鶴までの高速代が片道1万円ちょっと、車の燃料代が1万円ほどという計算です。
高速料金を節約するため、深夜割を利用しようと出発を深夜にすることを計画しています。深夜割利用で、片道5千円弱ほどの節約になります。


岩見沢の住宅使用料が、56千円弱でこれだけでざっと考えて16万円程度は必要です。


北海道に行く目的を考えると、やはりゴルフのラウンド代は避けて通れない出費です。
お得なゴルフ場を選んで行こうと思ってますが、せっかく北海道まで行って、熊本のゴルフ場とあまり変り映えしないところに行っても仕方ないとも思い、名門ゴルフ場でラウンドする機会があれば行ってみたいとも思っています。
約50日間の北海道滞在中のラウンドを20回として、1回平均が8千円と計算しても16万円程度は必要になります。
うち2回ほど名門ゴルフ場に行くと仮定して、+2万円を2回加算してラウンド代は20万円になる計算です。


滞在中は、ゴルフ場への往復に使う高速料金や車の燃料代も必要になってきます。
北海道は渋滞もなさそうだし、郊外の道路は走りやすそうだから、極力高速道路の利用は避けたいのですが、なにしろ北海道の広さが分かるにつれ、移動に全く使わないということにはならないのではと思っています。


特に7月になってからの道北から道東を回る旅では、千キロちかくの道程を走ることになり、高速料金のほか燃料代も必要になり、これは1万円程度を見込んでいます。
所有するのがディーゼル車であるCX-5だから、ガソリンと比べて安価な軽油を使えるというメリットはあるのです。


食費は岩見沢では自炊をする予定です。一日2千円として50日で約10万円の費用がかかります。
切り詰めればもっと安く上がるとは思いますが、外食に行くことも考え、予算は10万円計上します。


このほか、旅行中のモバイルルーターは必須のためレンタルしようと思いますが、2万円弱は必要です。
岩見沢の住宅は6月29日までしか借りられず、それから2週間近くは泊まる場所がありません。
この期間は車中泊を中心に考えますが、日帰り温泉に行ったり、ネットカフェを利用したり、場合によってはビジホ泊を利用する場合も出てきます。
こんな雑費を考慮し、5万円の予算を計上しています。


これらを纏めると
    往復交通費 100,000円
    住居費     55,500円
         道内交通費   20,000円
    食費    100,000円
    ゴルフ代  200,000円
    雑費      50,000円
    予備費     74,500円
     合計   600,000円
となります。


現在は毎月10万円ほどを生活費として使っていることから、北海道行きは自分としてはかなりの贅沢な旅行になります。
あくまで予算なので、これ以上の経費がかかるかもしれないし、反対にずっと安い費用で済むこともあり得ます。
予算を作っておけば、旅行中に予想外の費用発生が起こっても、例えば雑費や予備費でどうにかなると判断することができます。


どんぶり勘定だと、歯止めが効かず、どこまでも費用が膨らむことも予想され、まずは予算内執行をルールと決めます。
どうしてもこの予算では無理と思われる場合は、補正予算を組むこともあり、例えば急病で入院したりなどのケースですが、特別予算を別途組むこともあり得ます。


予算を組むなんて意味が分からないということを以前はよく言われてましたが、予算を組むことで全体の経費が見えるし、それに対する用意しなければならない資金額もはっきりします。

なにより無駄使いを防止することができるのが一番大きなメリットで、節約することで予算を余らせ、その分を一転集中で使うということも可能なのです。
つまりラウンド代を20万円計上しておくと、20回のうち15回を例えば6千円のリーズナブルなゴルフ場に行くことにしたら、5回は22千円のゴルフ場に行けることになります。
22千円だったら、平日にキャディー付きで名門ゴルフ場をラウンドできるかもしれません。


片や数億円というニュースを耳にしながら、60万円というはるかに小さな金額をどう配分しようか悩むのも、実は庶民であるからの楽しみであり、大金持ちには分からない小さな幸せなのです。