三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

2月のラウンドを振り返って

3月の最初の土日はラウンド予定など無く、他の予定も入れていないため、今日は先月のラウンドを振り替えてみました。

2月の総ラウンド数は13ラウンドで、百花園ゴルフ場の9回を含めて165ラウンドした昨年の2月が9ラウンドだったことを考えると、昨年以上のペース(1月も8ラウンド⇒15ラウンド)になっています。


ゴルフ場別にみれば、阿蘇大津GCが10回と多く、続いて阿蘇グランビリオGCが2回、ホームコースのあつまる阿蘇赤水GCが1回となっていて、赤水以外は1人予約の「誰でも1人目無料」プランの恩恵に大いにあずかっています。
この無料プランを使ってこそのラウンド数であり、大津GCが食事込みで1,600円ほど、グランビリオは食事別で1,620円と安価な料金で利用させてもらっています。


無料プランが成立する条件は2人目以降が有料で入ってくれることですが、ときには同伴者のマナーの面で苛つくことがあったことを反省し、改めて「おかげでゴルフができます。」という感謝の念を忘れないようにしなければと反省しています。


そうはいっても、このブログに書くことで何気ない動きがマナー違反だということを、少しでも分かっていただければという思いもあるため、気づいたことはこれからも指摘していきたいと思っています。


ゴルフのプレーでは、非常に細やかな神経を使う部分が多く、そのデリケートさを理解しなければ自らのスコアアップは望めないスポーツです。


「スイングチェック」や「飛ぶドライバー」などへの依存も結構ですが、まず自らのプレー前の取り組みに最大限の心配りをするように心がけた方が、費用も掛からずまた間違いなく効果的にスコアアップに繋がるはずです。


それが分かってくれば、他のプレーヤーへの配慮もおのずと理解できるようになるため、他人への配慮は結局は自分のためでもあるということで、諺の「情けは人の為ならず」(意味は「他人に情けをかけることは、周り巡って自分に返ってくることであり、積極的に情けを掛けるべき」という教え)そのものなのです。


プロの試合でマーシャルが「お静かに!」という札を立てるのは、プロだからということではなく、レベルを問わず全てのゴルファーに必要な環境なのです。
ゴルフの技量が高いプロでもちょっとしたことでリズムを崩すのに、ただでさえ技量が低いアマチュアが、気が散る環境でナイスショットができるはずはなく、プロ以上にプレーの際には良い環境を整えてやるべきです。


「自分はどうせ当たらないから気を遣っても使わなくても一緒だ。」という考えを持っている間は、間違っても上達は望めないということを知るべきです。
考えてみれば、わずか数ミリの打点のズレで200m先では大きく落下地点が変わるという事実がある以上、このわずかな誤差を生むための原因に「気持ちの揺れ」は十分な要素なのです。


昨日のプロとのラウンドに、3人目として76歳という老ゴルファーが入って来られました。
普段は仲間内とのラウンドだと言っていて、「こんな飛ばし屋と回るのは初めてだ!」と驚かれていました。


本人もそれなりのゴルフの技術は持っておられ、アプローチを時々ピンに絡められますがパットが入らずスコアが纏まりません。
そのうえ、老ゴルファーに多い他人のプレーの際に静かにしていることができない徘徊癖があるようで、プロのショットの際にも音を立てたり動いたりというマナー違反が多々ありました。


プロがミスをする際は、ほとんどがこの方の動きが気になったのかなという場面です。運が悪いとことごとくプレーに影響を与えるようなことになりがちで、私がカート横で固まっている時にまだご自分の番ではないにもかかわらず、クラブをガチャガチャさせたり、カート道路の上で制止されないので足音が聞こえたりしていました。


インの最終ホールは上からの8mのバーディーパットをプロが残して、その方のアプローチが5mほどに付きましたが、球の近くまで行ったけど球をマークされずにそのままだったので、とうとうプロが「先にプレーします? 新ルールではレディーゴルフを推奨されるので先に打ってもいいですよ。」と若干ですが皮肉めいた言葉を発せられます。
その影響か、バーディーパットは2m弱オーバーしてしまい、返しも右に外すボギーになり、後半は1バーディーだけだったのに、イーブンになってしまいました。


ここはアプローチで乗せたあとは、グリーンに上がってすぐに球をマークしてピックアップすべきで、それをせずに球の近くにいることで、プロがプレーに入れなかったのです。
ライン上ではありませんが、やはりマークしないと「もしかしたらプレーするのかも」と上級者は一瞬ですが間を空けてしまうので、リズムが壊れてしまいます。


当然プロは、その方のマークする時間を計算して自分の間を調整していますが、予想に反したことをされると、せっかく作っていたリズムが崩れてしまいます。
本来は、もう一度ルーティーンからやり直して打つのですが、プロは皮肉めいた言葉をかけたことで、自ら自分のリズムを壊してしまったように見えました。


こんなやり取りは普段でも見られますが、実はこうしたちょっとしたことでも3パットというミスに繋がり、1打の重みがアマとは大きく違うプロにとっては、大きな痛手になります。
スコアを考えない練習ラウンドだったので、積極的にバーディーを狙って打った結果だとプロは言うのでしょうが、傍から見ていると私にはそう思えました。


もっともアウトの9番パー5でプロのセカンドはグリーン手前のバンカー近くのラフにあり、私は左のやや小高い位置からプロのアプローチショットを「がん見」していました。


もちろん動かないように固まっていましたが、私の注目をプロは分かっていたはずで、それを意識されたのか分かりませんが、ショットが大きめになり、奥へ下る傾斜でグリーンをこぼれてしまうミスになりました。
この辺りは、見られていると意識すれば誰でも力が入るところで、タラレバですが私の「がん見」が無かったのであれば、きっと普通に3オンしてバーディーパットを打つことにはなったはずです。


この辺りはプロとして注目を浴びる宿命であり、1人予約で一般の「上手いゴルファー」としてラウンドされる理由が良くわかります。
アマとしてみれば「上手い」ゴルファーでも、いったんそこに「プロ」というバイアスがかかった見方になれば、アマの要求が格段に高くなりがちです。
寄って当たり前で場合によってはチップインまで期待するのがプロに対するアマの期待であり、それに応えようと積極的にピンに突っ込んだ結果がオーバーというミスになっただけなのかもしれません。


アマにとって80切りのゴルフは、「たった」7打のロスしかできないというものですが、プロや上級者にとっては7打「も」余裕があるというレベルです。
反対にプロにとっての70切りはたった1打もロスできないもので、だからこそ、次のパットが入るか入らないかの影響は大きく、スコア100前後の1打とは同じ1打でも重みが全く変わってきます。


スコア90がなかなか切れないようなゴルファーは、こうした細かいところに気を付けてプレーするように心がけていれば、高い金額を出さずに劇的にスコアアップを望めるようになるのです。