三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

パットはピンそのままに打つ

昨日の菊池CCでのラウンドも先週の大津GCでのラウンドでも、ピンを立てたままパットを打つようにしました。

大津では同伴者がいちいち「ピンをどうしますか?」と聞くため、「今日は差したままプレーしましょう。」と告げましたが、それでも1人1人に尋ねるので、少々面倒だなと思っていました。


今年1月1日からの新ルールでは、時間短縮の考え方からなのか、これまでピンを抜かなければならなかったグリーン上のパットは、そのままピンを差して打っても良いことになっています。


当初は、ショートパットをピンを差したまま打つと、ピンに当たって入るものも入らなくと思っていましたが、ネットでの検証動画でピンを差したままの方がカップインする確率が高くなると知り、その後はできるだけピンを差したままプレーするようにしています。


昨日は「アプローチの達人」との2サムでのラウンドでしたが、達人は以前からパットをピンを立てたままプレーされていて、2m以内のパットは片手で打つほどです。
「ルールが変わって、自分のプレーもOKになった!」と言われていて、私が差したままプレーすることにはもちろん賛成なのです。


まだ2ラウンドだけですが、カップを狙う場合にピンがあった方が私は狙いやすいように感じています。
カップだけでは、それなりの大きさがありますが、ピンを差していると細いピンを狙う意識になり、よりシビアに狙うことになるからです。


ピンは中心に立っているわけで、ピンを狙うということは必然的にカップ中心を狙うことになり、目標をしっかり定める意識が出るのです。
ショートパットの際は、「しっかりピンに当てよう!」という意識でパットを打つことになり、少々の強めのパットでもピンに当たって勢いが弱まりカップインするようなイメージです。


ネットの検証動画でも、強めのパットはピンが無ければ跳ねて出てしまうケースが多いのに対し、ピンがあれば当たって勢いが弱まり、カップインする確率が高まるという結果が出ているようなのです。
そうであれば、わざわざピンを抜く行為は不要だと思い、ルール上でも認められているので、そのメリットを生かそうと考えています。


ただ気になったのが、カップの周囲が傷みやすいことで、これは以前からピンを抜かないとカップの周囲が崩れるという危険性を言われていましたが、まさしく昨日のラウンドではカップ周囲が崩れたホールがありました。


それにもう1つ不便なのが、カップインする球を拾いにくいのです。カップに手を入れて球を掴もうとすると、ピンが邪魔になり、どうしてもカップ周囲に触ってしまう場合もあり、それによってもカップの周囲を痛めてしまいそうなのです。


ホールアウト後に、指でカップ周囲を修復するようにしていますが、これから皆がピンを差したままのプレーをしだすと、カップ周囲の痛みが激しくなることでしょう。
ピッチマークを修復するように、ホールアウト後のカップ周囲の修復もマナーの一つになるのかなと思っています。


カップ周囲の痛みという問題はあるにしても、プレーする側から見るとピンを差してパットを打つ方がメリットは絶対に高いと思っています。
少なくとも、私は打ちやすいと思っているので、これからは差したまま打とうと思っていますが、同伴者が抜いたピンをまた刺し直すのもおかしいし、抜いたり差し直したりとプレーヤーによって変わるのも面倒だなと思うので、抜かれたらそれでプレーし、打つ前に差してあるならそのまま打つことにしようと思っています。


まだ新ルールに変わって間もないのですが、有効な部分は積極的に使った方が、良いのではと個人的には思っています。


ドロップも膝の高さだし、慣れれば簡単になったなというのが偽ざる本音です。これまで1クラブレングス内にドロップして、球が着地した地点からホールに近づかない2クラブレングス内はインプレーというルールも、新ルールでは1クラブレングス内のドロップエリアから球が出たら再ドロップという規定の方がより公平だと思っています。


これまでは、ケースによって深いラフからフェアウェーに救済を受けられるというケースもあったわけですが、新ルールではそこまで大きな救済は受けられなくなり、より公平さが保たれると感じています。


新ルールはこれから徐々に浸透していくことでしょうが、まずピンを差したままのパットはカップ周辺のダメージという問題はありますが、スコアメーク的にはお勧めだと思います。