テレビCMの嘘
ゴルフ関連の番組を見ていると??なCMも良く流れています。
某メーカーのフェアウェーウッドのCMですが、一般のゴルファー(?)にロングホールでの2オンチャレンジをやっていました。
試打者が一般ゴルファーなのかどうかがまず微妙ですが、その設定にも「?」な部分があります。
コースは530yのロングホールですが、シチュエーションがフェアウェーからグリーンまで残り220yという設定なのです。
つまり1打目で310yを打てたことが前提になっていて、そんな飛距離の一般ゴルファーなんていないよ!とテレビを見ながら突っ込んでしまいました。
最近のアベレージゴルファーでさえ、クラブシャフトなどのフィッティングが重要という認識が広まっている中で、初めて使ったクラブで220yをグリーンオンさせるようなことが、現実にあるはずないと思ってしまいます。
「誰でも簡単に」という売り込み方に、まず「嘘っぽい!」と思うのは私だけでしょうか?
またこのCMでは2番ウッドも取り扱っていて、自己申告でドライバーの平均飛距離230yのシニアがこのクラブで240yを計測していました。
中には申告飛距離240yの47歳の方が、このクラブで285yという計測飛距離も出していました。
試打者の共通した特徴が、スイングがしっかりしていることで、少なくとも普通のアベレージゴルファーではないことが見て取れます。
いまどき、こんなCMの作り方で5万円もするクラブをテレビショッピングで購入するゴルファーがいるのだろうかと不思議です。
少なくとも、100が切れない無知で善良なゴルファーを騙すようなCMではと思ってしまいました。