三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

さすが分かりやすいプロの教え



(国道からゴルフ場へのアプローチ道路も、両側がきれいに芝刈りがなされています。こんな部分も手を抜かずに整備してあると、朝から気持ちよくなれます。)


昨日は流れましたが、今日は楽天1人予約が成立し、阿蘇大津GCに行ってきました。当初は私を含めて3人でしたが、昨日の夜に急遽お一人が入って来られます。


その方は先週もご一緒したプロで、どうやら11月に試合があるそうで、そのための練習だということでした。

(今日もBグリーンでしたが、Aグリーンにも旗がないピンが立っていて、県アマの練習ラウンド用に使われていました。)

(7時になると、スタート前のゴルファーが練習グリーン上で練習しています。)

(スタート前はこのバンカーで練習するのが、大津での私のルーティンです。)


プロとは言っても、いわゆるツアープロではなく、PGAのティーチングプロ資格を持っている方です。
元々は都道府県対抗の代表にもなった熊本県のトップアマのお一人で、現在62歳ですが、約10年前にPGAのティーチングプロ資格を取得し、現在はA級TPとして主に熊本県のジュニアを中心に指導されています。


本人は「ティーチングプロは、相手が納得するように教えるのが仕事で、自分が良いゴルフを見せる必要はない。」といつも言いますが、そこはトップアマであった片鱗が今でもあり、見事なショットやアプローチを打たれます。


しかし、私のようにどうもパットに苦しんでいるのか、長尺パターを試しているとのことで、今日も前半・後半共に短いパットを数回外されていましたが、前半は3バーディー3ボギーのパープレーでした。
後半は、バーディーがなく、3パット2回の通算2オーバーだったようですが、大津の難解なグリーンに手こずるのは、プロと言えども同じだなと少し安心しました。

(プロのアドレス。撮影後にブログに載せていいか尋ねたら、快諾してくれました。)



(上がトップで、下が切り返し後の形。ほぼ同じだが、足の踏ん張りが違う。)

(シャフトがしなっている!)

(頭がしっかり残っていて、この辺りの形がきれいで、さすがプロのスイングです。)

(力強いフォロースルーだと思います。)

(フィニッシュまで淀みのないスイングで、最後までしっかり振り切れています。)

(62歳にして、ここまで身体がしっかり回るのも凄いなと思います。)

(ここまでクラブを振っているから、曲がらずに飛ぶのだと思います。)


本人は「プロ」だと正体がバレるのが嫌なようで、今日も昼食休憩中に同伴者から「熊日(熊本県のスクラッチ選手権)とか出ないのですか?」と尋ねられ、「出ません!卒業しました。」と私が余計なことを言う前に即答されていました。


元々が1級建築士なので、私にみんなの前でアドバイスするときは「建築家からのアドバイス」というような言い方をされます。


今日はスタート前に「ショートパットが打てない、、。」と相談したら、練習グリーンで見てくれ、使っているパターの特性を教えてくれました。
私はオデッセイの古い2ボールパターを使っていますが、私のパターのシャフトを見て「どこに芯があるか分かる?」と尋ねられ、「真ん中じゃ?」と答えたら「いいえ、シャフトの延長線上にあるから、このパターは少しヒール寄りで打つのが正解です。」と言われてしまいます。

(このパターはネットからの画像で、私の使っているパターとは色が若干違いますが、形状は全く同じです。私は2つの白〇の延長線上(赤の部分)で打つものと思っていましたが、プロから青い部分で打つように言われて、試してみて当たりが良くなりました。)


半信半疑で、ヒール寄りで打つと、思いのほかしっかり打てる感じがしました。
これまで、画像の赤い部分でヒットしようとして、なかなかうまくヒットできないでいたのです。
赤い部分が芯だと思い込んでいて、そこで打とうとしてもなぜか開いたり被ったりするような気がしていて、だんだんとショートパットが怖くて打てなくなっていました。


しかし、プロの教えの通りにややヒール寄りで打ってみると、フェースにしっかり当たっている感触があり、併せて引っかけるイメージも出なかったのです。
今日はその打ち方でやってみようと、ラウンド前に決めました。


スタートホールの10番パー4で右に曲げて1ペナのボギー、11番パー3でもU6のショットがトップ目になりボギーでしたが、それぞれボギーパットが1m弱でこれまでだったら嫌な感じで打っていましたが、今日はなぜか自信をもって挑むことができました。


前半こそ、全ホール2パットの18パットでしたが、何回か3パットの危険性もあったけど、ヒール寄りのヒットでしっかり転がって沈めることができました。
唯一、2打目を大きく右に打ち、バンカー越えのアプローチを左に外し、4打目で1mほどに付けたボギーパットを左に外しましたが、ここは傾斜がキツイところなので、ライン読みが間違えていたのです。


前半の最後のパー5では、残り60yのフェアウェーからの3打目をダフリ、ボギーにしましたが、なんとなく手応えを感じた9ホールで、3ボギー1ダボの5オーバー41ストロークでした。


後半のスタート前にも練習グリーンでパットの練習をしましたが、やはりしっかり当たる感触がこれまでにないもので、わざわざクローグリップにしなくても、いつものグリップで打てると思いました。


2番で左の林の中からグリーン右に外し、アプローチが4mにしか寄らず、パーパットを左に外しましたが、ここもしっかり打てたのが好感触でした。


3番ではドライバーショットを左バンカーに入れ、セカンドも右バンカーでしたが、バンカーショットを3mに付け、このパーパットもしっかりヒットできて、うれしい「砂1」のパーでした。


4番パー3ではダフって、手前からのアプローチが寄らず、5mのパーパットも左に1mも傾斜で持っていかれましたが、これまで怖くて打てなかった1mをしっかり打ててボギーにすることができました。
このグリーンはプロも3パットするような難しい位置にカップが切ってあり、1打目をミスっていたのでボギーは御の字という心境でした。


5番パー4ではドライバーショットが当たり、プロをオーバードライブします。「ときどき馬鹿当たりするんですよね!」と言ったら「普段が芯を外していて、芯を食ったから飛んだのでしょう!」と言ってくれました。
ここは52度でピンの右2mにオンし、これまでだったら外していただろうというパットをしっかり打って、バーディーゲットでした。


6番パー5も5mのバーディーパットは入りませんでしたが、しっかり打てていて、どちらかというと強すぎるような当たりでしたが、返しを不安なく入れることができたのが、これまでと違う内容です。


7番パー3では、やはり難解な場所にカップがあり、これも寄らないと諦めての3パットでしたが、パーパットはしっかり狙ったラインに乗せることができ、予想に反して切れなかったのが、入らない原因でした。
たぶん、これまでだったらタッチが弱くて切れていたのが、少しタッチが強くなった分だけ曲がらなくなったような感じです。


8番パー4でもドライバーショットが当たり、セカンドはややミスっぽい当たりでしたが、上りの5mをしっかりヒットできてバーディーゲットでした。


最終の9番も上りの長いパットをしっかりカップ先まで打て、返しの50cmを入れるナイスパーで、後半は2バーディー3ボギーの1オーバー37ストロークで16パットでした。


スコアは、前半が悪かったのでイマイチですが、目標の80切りは達成できたし、パットを打てるようになったのが大きかったのです。
プロからは「1つの課題をクリアしても次の課題が出てくるから」と言われますが、とりあえずパットを打てるようになったことが一番で、入る入らないは別にして、狙える意識が出たことが嬉しいのです。


今日も最後に「本当はお金を払わなきゃいけないのに、無銭飲食みたいで申し訳ないです。」と心からの感謝の言葉を述べました。
「教えるのが仕事だから、何でも聞いていいよ!」と言ってくれ、また機会があれば、ご一緒したいなと思っています。


明日も大津での1人予約が決まっていますが、すでに4人なのでプロが入れる余地はありません。
明日はパターを今日のように打てるか、試すラウンドになります。