三重苦ゴルファーの日記

69歳になった飛ばない・寄らない・入らないの三重苦を持つシニアゴルファーの日記です。

雨が降るので住まいの紹介でもやってみる

天気予報どおり今日の岩見沢を含む道央地方は昨夜から雨になっています。昨日は無理してラウンドを入れたのは、今日から明日まで天気が崩れるとの予報を見たからです。

(今日は雨のため、農作業する人も見えず、駐車場には自分の車がぽつんと雨に打たれていました。画面左の青いネットの向こう側が日帰り農園です。)


気温も下がり、ファンヒーターを朝方は入れていましたが今は切っています。


岩見沢で滞在しているのは、「栗沢クラインガルテン」という施設です。「クラインガルテン」とはドイツ語で「小さな庭」という意味だそうで、ここは岩見沢市が運営(指定管理者制度ですが)する農村体験公園としての施設になります。

園内には市民農園のほか管理棟の『土里夢館』やパークゴルフ場もあり、土里夢館は農産物の加工施設や調理実習室などを備えた交流・情報交換の拠点になっています


借りているのは、別荘のように利用できる滞在小屋(「ラウベ」といいます。)の一棟ですが、もともとは市民農園に付属した建物なのです。

(画面中央奥が管理棟の「土里夢館」で右が「ラウベ」と呼ばれる滞在小屋。ラウベと畑は一体として年間契約で借りられる。)


1区画300平方メートルほどの敷地に25平方メートルほどのラウベ(電気・バス・トイレ付)と約100平方メートルの畑がセットになった市民農園を年間契約(約25万円)で借りることができ、10年間の更新使用が可能です。

色とりどりのラウベが20数棟(数えたら27棟)あります。ラウベの周りには、借りている人が栽培してる畑があります。


自宅から通いながら畑作りができる日帰り型市民農園(こちらラウベが付いてなく、年間1万円程度)もあり、専門家である農業指導員が作物栽培の指導も行ってくれるようです。


私が借りているラウベには、もちろん畑は付随していません。ラウベのうち2棟が岩見沢市の「お試し住宅」として短期で貸し出されるのです。


「お試し住宅」とは、北海道のいろんな市町村が行っている移住促進事業で「北海道に移住したいけど、初めての地は不安だ。」という心配を払しょくするため、短期間だけ市町村が用意する住宅で実際に生活体験をする施設です。


ほとんどの市町村は「移住」を目的とした体験住宅なので、1回だけの利用しかできませんが、岩見沢市はその制約がなく、昨年に引き続き利用させてもらっています。
シーズンスティつまり夏季のみの滞在でも可ということで、連続の使用ができるのかもしれません。


周辺は山と畑で、市街地からかなり離れているので、車がないと不便というか生活は無理そうです。
ラウベは簡易な作りなので厳冬の利用は厳しそうで、ほとんどが4月~10月の期間の週末だけの利用者のようです。
管理棟は夜は無人で近くには民家もなく、昨年は入居した当初は、夜は熊でも出そうな雰囲気でかなり心細いものでした。
ただその分、静かな場所であり、慣れると過ごしやすいと言えます。


ラウベ内は、4m四方のフローリングのワンルームにバス・トイレが付いています。
昨年、退去するときのアンケートに「トイレにウォシュレットがあればよかったけど」と記入していたら、今年は早々に取り付けてもらっていました。

(小さめのユニットバスですが、トイレとは別なので使いやすいところです。)

(新しいシャワートイレが付いていました。)


お試し住宅なので、家電や食器類も貸与されます。いわゆる消耗品と寝具さえ持ち込めば、すぐに生活することは可能です。

(エアコンはありませんが、扇風機はありました。冷蔵庫・レンジ・炊飯器ほかに電気ポットにホットカーペットまであります。炊飯器の後ろにガス湯沸かし器が付いていますが、水は雪解け水のようにとても冷たいため、温水が利用できるのは助かります。)

(テレビもきれいに映ります。地上波のみですが、岩見沢では民放が5チャンネルにNHK2チャンネルなので、十分だと思います。)

(ラウベ自体は建ててからそれなりの年数が経っていて、建物の経年劣化はありますが、室内はきれいで、各家電も新しく、台所のガスレンジは新品でした。鍋やプライパン、食器類も全て貸与品です。)

(家電や台所も同じ部屋の中にあります。洗濯機は全自動が設置されていて、十分な容量です。窓にはレースのカーテンと遮光カーテンが付いています。)


ファンヒーターは6月でも北海道では必需品で、今の時期は朝夕は10度を下回ります。灯油も無料で補充してもらえます。

畳3畳ほどの広さのロフトがありますが、ハシゴで上るのが面倒で、荷物置き場にしています。座布団も夏用とその他季節用が4つずつありましたが、邪魔なのでロフトに運び上げました。
ハシゴは当初のものが垂直で上りづらいものだったようで、新たに傾斜のあるものが後付けされています。

(ロフト内はこんな感じ。十分寝室として使えますが、上り下りが大変かな?)


テーブルが床に座って使用するタイプのものですが、昨年の経験から床から立ち上がるのが大変になり、椅子とベッドがあると便利だなと思い、折り畳み椅子と簡易な組み立てハンモックを持ってきました。

特に折り畳み椅子は使いやすく、持ってきて正解でした。
この辺りは、車で来たので大きな荷物でも運ぶことは問題ありません。


この部屋に入居して早くも3週間近くになりました。退去が7月19日だから、残りはまだ半分以上あるとはいえ、昨年と比べると早く過ぎている感じです。


やはり昨年は初めての地だし、先が見えないような状況で6月末以降の居住地が定まっていなかったことから不安も大きかったのですが、今年は慣れた場所で帰りのフェリーに乗る日まで滞在できるので、かなり安心です。
昨年は道北から道東を巡る旅の後、岩見沢に帰ってきて、車中泊とビジホ泊を交互に繰り返してフェリーに乗る日までの数日を過ごしました。


ビジホは安いところでも一泊5千円ほどかかりますが、このラウベは光熱水費込みで一泊1,500円で済むのです。
住まいが安定していれば、気持ちも安定するのはよいことです。
残り1か月あまりの北海道の生活を楽しみます。